聴導犬を連れての入社オリエンテーション参加も!多様性を受け入れるメルカリの障がい者雇用のいま

こんにちは!メルカリ People & Culture Business Support Teamのmarippeです。

私たちのチームには様々な障がいと共に働くメンバーを中心に約20名が在籍し、メルカリの各部署からサポート業務を引き受けて対応しています。現在は、社内のニーズに応える形で業務範囲を拡大しており、新しいメンバーにも数多くご入社いただいています!私自身は、昨年10月にこのチームに異動して、障がい者採用や新たな業務をBusiness Support Teamで対応するための業務整理や体制づくりなどをメインで担当しています。

2024年1月には、メルカリで初の補助犬を連れたメンバーを含む2名が新たにチームにジョインしました!本日は新入社員オリエンテーションの準備から当日の様子、2名のメンバーのメルカリ入社にあたってのリアルな想いまでご紹介します。

試行錯誤しながらもAll for Oneでの事前準備

入社予定者の方へは、事前準備のために、通常の案内に加えて、以下のようなことを伺いました。
・入社オリエンテーションはオフィスでの実施になるが、移動の負担が大きくないか(体調次第でオンラインでのオリエンテーション参加もOK)
・当日、具体的にどのようなサポートが必要になるか

その上で障がい者採用担当の私から、採用チーム受け入れ担当、入社オリエンテーション運営担当、オフィス管理チームと、入社受け入れに関わる様々なメンバーへ連携し、新入社員がオリエンテーションの内容を理解した上で、問題なくコミュニケーションがとれるように、当日に必要な準備を整えていきました。

具体的には以下のような準備を行いました。
・聴導犬の受け入れについてオフィスビル側に確認
・参加しやすいオリエンテーション会場の調整
・オリエンテーションのタイムスケジュールやグループ分けの調整
・オリエンテーションで登壇するプレゼンターへ留意事項を連絡 など

また、当日にはオフィス管理を担当するメンバーから社内告知チャンネルで次のような案内がありました!この案内をみて、当日は聴導犬を可愛がりたいという気持ちを抑えて、見守ってくれるメンバーが多かったと感じました。

アナウンスにはたくさんのスタンプが!メンバーからの歓迎の気持ちが伝わります。

当日のサポート

当日の入社オリエンテーションには、メルカリグループ全体でBusiness Support Teamのメンバーを含む約30名の新入社員が参加しました。

全体のプレゼンテーションでは、Google Meetを同時に繋ぐことで字幕表示をしたり、私が横に座り必要に応じて要約筆記(ノートテイク)や筆談でオリエンテーションの内容を伝えたりといった対応を実施しました。

オリエンテーションでは、新入社員がグループ分けされ、グループワークをしたり、ランチタイムにコミュニケーションをとったりしました。グループ内のコミュニケーションでは、文字起こしのツールを使用したり、こちらも要約筆記で私がサポートしたりすることで、他の新入社員とも交流を図ってもらうことができました!同じチームのメンバーも話すスピードに配慮いただきながら、交流を楽しんでいる様子でした。

オリエンが実施される中、足元で待機のお仕事中の聴導犬ノエル

初めての対応もあり、まだまだ不十分なこともあったかもしれませんが、関わっていただいたみなさんの協力により、無事に入社オリエンテーションのプログラムを終えることができました!

入社者のリアルな思い

今回入社オリエンテーションに参加したお二人(@Kairi、@kazu)に、後日感想や入社にあたっての想いを聞いてみました!

——メルカリに入社する前〜オリエンテーションまでの一連の流れはいかがでしたか?

Kairi: 入社前からこまめに連絡をくださり、入社に向けて心の準備ができたことが強く印象に残っています。そこまで考えてくれるんだと感動しました。耳が聞こえない事で一番心配していたコミュニケーション面についても、全く問題なく過ごすことができました。
kazu: オープンマインドが浸透しているという印象を受けました。私の特性上、歩行が難しいのですが周囲の方にサポートをお願いすると快諾いただけるので安心できました。marippeさんには入社前から細かな気遣いをいただき感謝しています!他の新入社員と一緒に参加することで、メルカリのカルチャーの軸となっている「Value」「Mission」「Place」など様々な要素の共通認識を持つことができました。

——お二人がメルカリに入社を決めた理由を教えてください。

Kairi:メルカリは、多様なバックグラウンドを持つメンバーの可能性が解き放たれる組織を体現するため、障がい者雇用を含むI&Dを重要な経営課題と位置づけて、様々な取り組みを進めている姿勢に強く惹かれました。I&Dについて社外発信だけで実態が伴わないケースもあると思いますが、メルカリは配慮もシステムも行き届いていると感じ、真摯に取り組んでいることがわかりました。パートナーの聴導犬にも温かい声をたくさんかけていただき、嬉しかったです。また、もっと「仕事人間」みたいな方々ばかりという勝手なイメージを持っていたのですが、実際は皆さんとても仲が良くて、部活などの業務外活動や、様々な社内イベントも積極的に行われており、安心して楽しく働ける会社だなと感じました。
kazu: 第一に、I&Dが目的ではなく手段として推進されていること。次に、これまでの私の経験が活かせると、選考過程の中で思えたことです。より良いプロダクトづくりを実現するためにI&Dが必要な要素であると明言されており、活躍できる場があると感じました。また、採用面接とは別にカジュアルに会話できる場を設けていただき、入社後のイメージをよりクリアにできたことも入社を決めた大きな要因です。

——入社から数週間経ちますが、その後のチームでのオンボーディングの状況はいかがですか?

Kairi:オンボーディングはメルカリに入って初めて体験したのですが、入社後すぐにメンターと呼ばれる相談役の先輩社員がつき、わからないことや不安なことも細かく丁寧に教えてくださったことで、想定していたよりも早くチーム内に馴染むことができています。入社してすぐ、チームメンバー一人ひとりと話す場を設けてくださったので、チーム内の雰囲気やメンバーのキャラクター、仕事の全体的な流れや割り振りも短期間で把握できたと感じます!
kazu: OJT(オンザジョブトレーニングの略。実際の仕事を通じて指導し、知識、技術などを身に付けてもらう社員教育方法)だけでなく1on1やチーム独自のオンボーディングプログラムがあり、早期に組織に馴染むことができました。入社後すぐにランチミーティングがあったり、メンターを付けてもらえたので、障がいを持っていることに臆することなくパフォーマンスを発揮できる環境だなと感じました。

——障がいの有無に関わらず、新たなチャレンジをしたいという思いをもって転職活動をしている方へメッセージをお願いします!

Kairi: 会社で居場所がなかったり、やりがいを感じられなかったり、コミュニケーション面が困難だったりと、”働く”ことに対して良いイメージを持っていない方も少なくないかもしれません。しかし”働く”ことは生きる上で欠かせないことですし、人に必要とされることで人は輝けると思っています。ご自身が何を実現したいのか、どういう働き方をしたいのかを考えた上で、メルカリのMissionやValueとマッチした場合には、新たに活躍できる世界が実現できると思っています!
kazu: 人の価値は考え方や前向きな気持ちで評価・共感されると考えています。今できること、その中で強み・弱みを棚卸して自己分析すると発見があると思います。個々のバックグラウンドにとらわれず、誰でも大胆にチャレンジ(Go Bold)できる環境がメルカリにはありますので、前向きにトライしてみてください!

——お二人の素直な感想やメッセージをありがとうございました!

最後に

今回ご紹介したケースのように、バックグラウンドに関わらず、多様な人材の可能性を広げるための環境を、試行錯誤しながら整えて行きたいと思っています。

メルカリでは、障がいの有無に関わらず多様な人材が活躍できる会社を目指し、障がい者雇用を実施しています。記事を読んでぜひ新たなチャレンジをしてみたいと思った方は、ぜひ下部から募集要項を確認いただきご応募ください!お待ちしています!

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