メルカリのBe ProfessionalなQAチームの紹介

はじめまして!メルカリQAチームの muga です。

QAチームはメルカリのエンジニア組織の一部として、メルカリのサービスを安心して使ってもらうための活動をしています。チーム名のQAは英語の 「Quality(品質) Assurance(保証)」の頭文字からとっています。

品質ってなんだろう?

例えばレストランでご飯を食べるとき、どんなふうなら満足しますか?
美味しいご飯を気持ちよく食べることができたら満足ですよね。

では、どんなときに困りますか?

  • 注文した料理と違う
  • 量が少なすぎる
  • 味が想像していたものと違って苦手だった
  • 料理が出てくるのが遅い
  • テーブルが汚かった

などなど

困る原因となる不具合はいろいろありますね。

QAチームはメルカリのお客さまが困ることなく、安心・満足を得られるように、メルカリのサービスの品質を保証する取り組みをしています。

今回はQAチームの紹介も兼ねて、その取り組みの一部を紹介します。

メルカリの品質を底上げするQAチーム

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現在、メルカリのQAチームのメンバーは9名、メルカリ アッテを手掛けるソウゾウに2名います。メルカリQAチームの1名はUSに赴任中で、USとはチャットやTV会議システムでコミュニケーションをとっています。今後はUKでもサービスを立ち上げようとしているのでそこでもQAは必要になりますね。

基本的にQAはプロジェクトごとに参加して、プロデューサーやエンジニアといっしょに新機能などの仕様を検討していきます。「実現するために不足していることはないか?」、「何を確認すると良いか?」を機能ができる前から考えます。

オーナーシップを持つために各プロジェクトのメンバーとして参加し、エンジニアやプロデューサーと並んで仕事をしてるのも特徴的かもしれません。QAチームとしても毎日、スタンドアップミーティングを行ない、取り組んでいることや課題について共有しています。

機能が完成するとまずは「その機能が意図した通りに動いているか?」を確認します。
さらに「表示の崩れはないか?」、「お客さまの目線で見て使いやすいか?」をチェックします。 必要があればSQLやスクリプトを書いて確認します。この段階の確認なしでリリースされることはありません。

残念ながら全ての問題を見つけられないときもあります。こんな時はとても悔しい思いになり、最も影響が少なくなるように速やかに対応しますが、「なぜ防ぐことができなかった?」を分析し「今後、同じ問題を起こさないためにはなにが必要だったか?」の対策をとっていきます。

効果的な検証ができているかどうか、指標を作成しての振り返りも行なっています。自分たちの仕事の品質も改善対象なのです!

プロセス改善

メルカリの事業の特徴のひとつが「スピード」です。新機能を短期間でリリースしていくために「スピード」と「品質」を両立させる、より良いプロセスを作っていかなければなりません。

サービスが拡大し、QAチームの人数も増えていく中で、品質保証プロセス自体を事業の規模に応じて最適化しなければいけません。

立ち上げ時期はどうしても「スピード」優先になりがちでしたが、メンバーも増えてきた今は「TPI-NEXT」という手法を導入し、現状を改めて見直しながら、チームとして良い部分は残す、改善すべきところは改善するというスタンスで、プロセスをもっとよくしようとしています。

技術による生産性改善

同じ検証を何度も繰り返すとかなりの時間がかかってしまいます。そういったテストケースは自動化し、不具合を早く発見するようにしています。操作しただけでは確認できない機能は自分たちでツールを作って確認しています。またプロダクトの開発全体の生産性をあげていくためにQAチームがシステムを開発・導入して支援していこうとしています。

メルカリのQAである誇り

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QAとしてメルカリで働いることで誇りに思うこと、嬉しく感じることがあります。
良い点はいろいろあるのですが、3つお伝えします。

まず1つ目は「安定したサービスを提供できている実感を持てること」です。

JP/US合わせて4000万ダウンロード(※2016年6月時点)を誇るメルカリでは利用してくださるお客さまがたくさんいらっしゃいます。不具合が残ったまま提供してしまうと、お客さまに影響が出てしまい、1つの不具合がもう二度とメルカリを使ってくれないきっかけになってしまうかもしれません。それを防ぐのが私たちです!

2つ目は「プロダクトに貢献できること」です。

開発完了後に検証するような、いわゆる「第三者検証」ではなく、企画/開発密着型であり、チーム一丸となって自社サービスの品質向上を目指しています。

3つ目は「自分の成長を実感できること」です。

めまぐるしい開発サイクルの中でQAを実施していくうちに、”必要とされる品質レベル”を理解できるようになり、優先度を決めて効率的なQAを実施できるようになります。

最後に楽しさとは少し異なりますが、何か不具合を見つけた時に業界でも有名なエンジニアたちに、「ナイスチェック!」と言われたときはもっと頑張ろうと思える嬉しい瞬間です!(些細なことでも褒めてくれる素敵なエンジニアばかりです)

さいごに

今回はQAチームについて紹介させていただきました。

働いている身としては恐縮ですが、数多くのお客様が訪れるマーケットプレイスであるメルカリの品質を守る重要な役割だと思っています。

今後はUKの立ち上げやさらに広がる事業展開などに対応していく必要があり、絶賛メンバーを募集しています。

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