【TECH TALKS】メルカリ エンジニア組織についてのアフタートーク

11/24(木)に「TECH TALKS -ソウゾウ×グノシー×エウレカ 技術トップが語るこれからのエンジニア組織-」というイベントを実施し、スタートアップ3社の技術トップが、「これからのエンジニア組織」についてトークしました。 当日は大寒波で雪が降る中、多くの方にお越しいただき、3社の共通点や全く違う考え方など様々なテーマが話されました。

今回のメルカンでは、モデレーターを務めたメルカリCTOの柄沢と、スピーカーとして参加したソウゾウの鶴岡が、当日話しきれなかったことや、盛り上がった話題について振り返ります。

イベント概要 eventdots.jp

当日のレポートについてはこちらをご確認ください thepedia.co

たくさんの雪が降った日の夜に、ありがとうございました

f:id:mercan:20161220160245j:plain 鶴岡:イベント、楽しかったよね。3社とも、立ち上がり時期も通って来た道も似ているからかな。

柄沢:そうだね、みんな近いよね。考え方はそれぞれあって、各社のエンジニア色がよく出たイベントだったと思う。

鶴岡:参加いただいた方はマネージャー層が多かったかも。事前に受け付けていた質問の数も多くて真剣さを強く感じたね。

評価の話やメルカリとソウゾウで採用しているOKRってどう運用しているの?等マネージメントで迷っている人が多いのかなと思った。雪で寒い中来ていただいたので余計熱心に聞いてくださったのかも。

組織づくりをはじめる、人数以外の具体的なシグナルはなんですか?

柄沢:イベントで、鶴ちゃんはソウゾウの組織づくりのタイミングについて「組織化したほうが良いタイミングに、ちゃんと気づくことが大事」って言っていたけど、具体的にはどういうときなの?

鶴岡:開発チームのマネージャーがどのタイミングからいるべきかという話だね。ソウゾウでもメルカリでも最初はマネージャー不在、開発チームは全員がコードを書いてた。

しばらくすると開発リソースの配分を変えたい課題が出てくる。例えば複数人で解決しないといけない大きな課題や、特定の人に注力してほしい課題とか。そこで各自が自律して課題を解決していくスタイルでは徐々に生産性が落ちてくることに気づく。そういうタイミングだね。

新しい技術のキャッチアップやエンジニアの技術力の重要性についてどう捉えていますか?

柄沢:この質問は結構3社で考え方が違ったよね。Gunosyは技術に関心のない人はそもそも採用しないよと言っていて、一方メルカリはもうすこしバランスを見ている、と。

鶴岡:そうだね。みんながみんな、新しい技術をキャッチアップする人じゃなくてもいいよ!と思ってる。当然新しい技術が分かっている人も欲しいけど、必ずしも技術力がある人だけが素晴らしい成果を出すわけじゃないと考えてる。

柄沢:メルカリが多様性やバランスを求めるのは組織がある程度の規模になってきているからっていうのもあるかもしれないね。

鶴岡:そうかも。最初は浅く広くできる人が活躍するけど、今のメルカリでは狭い領域で専門的な人も含めて、チームで成果をだしている。

柄沢:尖った人材はメルカリの中でもしっかり評価されているよね。エンジニアブログとか、登壇とか。

鶴岡:エンジニア主催のイベントはよくあって、個人がやっているエンジニアコミュニティの活動の後押しもしているよね。

柄沢:うん。ソウゾウのAndroidエンジニアの岡野さんとか、PHPBLTもそうだけど、イベントをやっているとだんだんそういうところに人が集まってくるし、目的とは違っても間接的にメルカリに人が集まってくる。採用のためにやっていなくても、採用につながったりもするね。

チームビルドについて困ったときは誰に相談しますか?

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柄沢:これは困るよね。技術統括になると、あんまり気軽な相談相手がいないんだよね。

鶴岡:そうだよね、社外の同じポジションのような人になるんじゃない?

柄沢:たしかに。他社はこういうことやっているよ、という情報をどれだけもっているか。普段の付き合いとかCTO同士の飲み会とか、そういうのは大事。

鶴岡:「こういう事で困っているんですけどどうしたらいいですか?」と聞いても、相手も状況が違うからなんともいえないんだよね。

普段から他社と交流して、情報収集していると、そのまま試すんじゃなくて、一部を取り入れるとかができるんだよね。

柄沢:例えばメルカリで実施している、各領域の技術代表が集まって横断的な課題について議論したり決定したりする、技術コミッティーみたいな場も、他社事例を参考にしたりした。

鶴岡:Be Professional Dayはどこからきたんだっけ?

※Be Professional Dayとは...毎月第2木曜にメルカリのプロダクトチームが行っている、中期的に利益のあることに意識的に取り組んだり、優先度の低い細かな修正などを各自行う日。

柄沢:有名なのだとGoogleやmixiの20%ルールとか。じゃあうちだったらどうかな?という流れでワークする方法を話して、月一でやってみる日を作ってみようってなった。

実は、Be Professional Dayを参考にして始めたっていう声も3、4社聞いたよ!

柄沢:後はUSに行くと、他社のオフィスを見ながら参考にしたりする。エンジニアの環境とかね。 例えば、ペアプロステーションをつくるとか。これからメルカリがポテンシャルのある若い人も採用していく中で、どういう風に教育環境を作るかのアイディアに1つ、ペアプロができる場所はいいなと思ったりもしている。 まだ全然アイディアベースで未定だけどね。

メンバーのモチベーションを維持するにはどうすればいいですか?

鶴岡:まず前提として、モチベーションは乱高下せずに長期間コンスタントに高い状態にしたい。キャンプファイヤーよりは炭火のような燃え方。

柄沢:鶴ちゃんの考え方、いいよね。Gunosy松本さんもイベントで近いことを言っていたね、「長時間より長期間」。

鶴岡:そもそもモチベーションは管理してあげていくものでもない気がしてる。自分でコントロールするほうがよいし、同じ意識の仲間が集まるように採用を頑張っているのもあるかな。

何をつくりたいかや、どういうことをして貢献したいかが一致していればモチベーションってある程度高いはずで、そこに成長や成果が加わってくるとかなりいい。 なので、それが一致した人を集めた上で、組織としてはモチベーションが下がらないようにしていく。

柄沢:会社が伸びていく、っていうのも重要だね。

鶴岡:そうだね。もし伸び悩んでも、折れずに続けられる人は強いと思う。