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コーポレート部門は企画者であり実行者。当たり前をぶち破り、世界へ|株式会社メルカリ 掛川 紗矢香

インタビュー

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 国内外で6,000万ダウンロードを超えるフリマアプリ「メルカリ」。国内拠点や海外拠点も増え、サービスの成長とともに組織も急拡大を続けています。そんなメルカリを支えるコーポレート部門は事業成長の要!そこで、今回はメルカリのコーポレート部門一人目社員であり、現在は執行役員としてコーポレート部門を引っ張っている掛川 紗矢香さんにお話をお伺いしました!

 プライベートでは大のアニメ好き(!)というお茶目な一面もある掛川さん。メルカリに入る前や現在のお仕事、掛川さんの考えるコーポレート部門のあり方やこれからについて、いろいろと聞いちゃいました。

【プロフィール】
掛川 紗矢香 (Sayaka Kakegawa)

株式会社メルカリ 執行役員

東京女子大学英米文学科卒業後、エンタメ系の会社を経て2009年6月グリー株式会社に入社し、海外子会社立ち上げ、グローバルアカウンティングマネジャー等を担当。 2013年10月より株式会社メルカリに参画。米国子会社設立、コーポレート基盤及び体制の確立等を手がけ、2015年2月執行役員就任。

コーポレート部門の社員第一号から約3年 - 現在は10名を超えるメンバーを統括

― 掛川さんの役割について教えてください

現在、コーポレート部門にいる社員は30名強ですが、そのうち経理、予算、労務、総務、国際税務などを担当するメンバー15名を統括しています。コーポレート部門の社員第一号として入社してから、組織や事業の成長を支えるために幅広く携わってきたのですが、この1年でメンバーも増えてきたので、実務は現場に任せながら、自分は中長期的な戦略や、採用に割く時間を増やすよう心がけています。最近は、チームをどういう風にしたいか、よりチームの価値を高めていくには自分に何が必要かを考えることが多くなりましたね。

コーポレート部門の「要」 掛川さんのバックグラウンドとは?

― どんな学生時代をすごされていたんですか?

学生時代は、そこそこ勉強もしましたが、同じくらい遊んでいましたね。(笑)高校3年生のときはサッカー部が強い学校ということもあり、試合がある度に応援に行ってました。

― 好きな男の子を追っかけてたんですか?

(…。)

― …。大学生活はいかがでしたか?学部はどのような専攻をされていたのでしょうか。

大学は英米文学科でした。もともと児童書が好きで、児童書の本場であるイギリスの文学を英語で学びたいと思っていたんですね。卒業論文はC.S.ルイスのThe Lion, the Witch and the Wardrobeでした。ナルニア国物語と言えばお分かりになるでしょうか。2005年に映画化されました。児童書とかアニメとか子供っぽいものが結構好きで、かつ英語も好きだったので、当時からグローバルへの思いはあったのかもしれません。

どちらかというと落ちこぼれ?な学生時代から、新卒スタートアップという選択

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― 大学卒業後は、スタートアップに入社したんですよね。当時は相当珍しい選択ですよね。

当時入りたい会社があって、友達数人で研究をして面接練習などもしていたんです。ところが友達全員が受かったのに自分だけ落ちてしまって・・・。4年生のときはショックで半分引きこもってましたね。どちらかというと落ちこぼれなほうだったと思います。内定は大手から数社いただいたのですが、どうしても自分に納得がいかず、事業をしていた両親の影響もあり、経営に近いところで仕事をしたいという想いが大きくなりました。そこで思い切ってスタートアップの企業に入社することにしました。

― そこから、転職されて、経理のキャリアを積まれたんですね。

はい。1社目はアプリを作っている会社でした。そこでIPO準備等、幅広い仕事をさせてもらうことができましたが、事業がうまく拡大できず、チャレンジができる環境ではなくなってきてしまったこともあり、仕事を通じて知り合った方に別の会社を紹介してもらいました。アニメ、映像、音楽、ゲーム等のエンターテインメントの事業をしているホールディングの会社で、そこに転職しました。最初、人事を担当していたのですが、経営にやっぱり興味があって、でも数字が分からなかったので、実務で経理を学びたいと希望し、子会社のゲーム会社に異動をしたんです。

― ショートスパンで濃く、管理部門について学ばれていった感じですね。

仕訳とかもまったく分からなかったですし、貸借も「右と左がなんでちがうの?」という、まっさらな状態から実務ベースで始めました。在外子会社もありましたので、現地の従業員と英語でコミュニケーションをとったり、連結を学んだり、実務を通して幅広く、一連の業務を経験することができました。

次なるステップアップを求め、急成長のグリーへ

― そこから、グリーに出会って成長と壁を経験されたんですね。

業務の幅をよりひろげたい、良いチャンスがあれば挑戦したいという思いは常にありました。ゲームという共通点や、社外役員が一緒だったことなどから親近感を持ち、調べていくうちに面白そうだなと思い門をたたきました。経理のメンバーとして入社して、経理としての知識をより深めていきました。グリーは当時プラットフォームをオープン化するタイミングでしたので、手をあげてそのプロジェクトに参画しました。2009年の夏から2010年にかけて自分が入ったあとにどんどん人が増えて、業績もあがっていって・・・。まさに急成長の時期でしたね。

― 成長過程を中から見るというのは、どのような心境なんですか?

めまぐるしい変化の中で,やることが沢山あって大変ではあるけれど、頑張れる時期でもあって、会社の成長とともに自分も成長している、その波に乗っているという感覚だけはありましたね。

― ご自身で手をあげてプラットフォームのオープン化に携わるのは、楽しかった?

とても楽しかったですね。プラットフォームのオープン化は、複数の部署に跨って会社全体で取り組んだプロジェクトでした。普段あまり関わりのない部署の人と一緒に仕事をしていく中で違う角度から物事を見れるようになりました。また、国内のオープン化に続き、グローバルプラットフォームの構築プロジェクトを通して、海外子会社の設立などに携わることができたのは、本当に良い経験になりました。文化の全然違うひとたちと仕事をするというのは、やっぱりとても勉強になるし、刺激になります。

新たなチャレンジ - 共感を胸にメルカリへ。

― そんなめまぐるしい楽しさと、会社の急成長の行く末に、苦難の時期があったと思います。

自分が立ち上げに携わった子会社を自らクローズさせる経験もして、自分としては走りきった感がありました。そんな時、これまでインプットした自分の知識や経験をこれから必要とするような会社でアウトプットしていきたいと思うようになりました。

― メルカリに入ったきっかけは?

共通の友人を通じて2013年夏に代表の山田に会いに行く機会があったんです。日本のアプリをリリースしたばかりだったのですが、当時すでに山田はすぐにでもUSに行きたいと言っていて、当時の段階で世界を取りに行くと断言していることに代表・創業者としての本気度が見えました。

当時は山田も含め社員数は10名ほどでしたが、会った人とのフィーリングが合いうまくやっていけそうだと思った事と、当時メルカリが求めていた役割を理解した上で、自分であればそれに貢献できると感じられたので管理部門の一人目として、入社することになりました。

― 一人目として入社して、USの立ち上げにも参画して、業務の幅広さに戸惑わなかった?

戸惑いはありませんでしたね。もともとベンチャーが好きで、幅広い業務を担ってきていましたし、何もないところで、一から構築せねばならない状況が自分には向いているのだと思います。いま統括しているグループのメンバーたちにも、ゆくゆくは管理部長になれるような人材になってほしいので、何かひとつしかできないというよりは、専門性を持ちながらも幅広く経験を積み、チャンスを掴んでいってほしいなと思っています。

コーポレート部門は企画者であり実行者。当たり前をぶち破り、世界へ

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― グローバル企業化していくというのが、今後メルカリのキーポイントになってくると思います。コーポレート部門が理想像に近づくためには、どこを強める必要があると思いますか?

コミュニケーションですね。現地の従業員は現地採用なので、日本語がまったく話せませんし、国が違えば文化や法律、会計基準なども違うので、そういった各拠点の事情をいかに理解してコミュニケーションがとれるのか、というところがキーポイントだと思います。また、日本からの赴任者とのコミュニケーションも大切です。日本で働いていたときとの生活水準のギャップやストレスを埋めるために環境を整えていくことも、コーポレート部門の重要なミッションであると思います。

― 今後のメルカリコーポレート部門の魅力は?  

コーポレート部門に限らず全職種に言える魅力なのですが、「いままでにないこと」を次々に企画し、実行していくという点です。当たり前を打ち破るということは、言葉で言うほど簡単なことではありません。なぜこうなんだろう?と思うこと、決まりだから、こういうものだからということで思考を終わらせないことは、労力を必要とするものです。それは、これまで保守的なイメージであったかもしれない管理系にとって、大変チャレンジングなことだと思います。企画者でもあり、実行者でもある。そんな新しい視点を形にするコーポレート部門は大変かもしれませんが、圧倒的に面白く、刺激的な世界が待っていると思います。そんな環境にワクワクする方にはぜひ、かつての私がそうしたように、メルカリの門をたたいてもらいたいですね。

― 掛川さん、ありがとうございました!