「AMLシステムで安全を支えたい」の根底にある、メルペイPMのこだわりと野望！ #岐阜市職員のメルカリ1on1

こんにちは！岐阜市役所からメルカリ政策企画チームに出向中のmacchanこと、松葉公之介です。

「#岐阜市職員のメルカリ1on1」、第28回はメルペイAMLチームのayapiさんとの1on1です！

＜ayapiさんってこんな人＞
・ メルペイ独自のアンチマネーロンダリングシステムを運用中！
・ 東証の頃に取り組んだ大型プロジェクトとは
・ “安全”が評価されて選ばれるメルペイになるために

「安全が評価され選ばれるメルペイにする」by ayapi

ayapiさん（写真右）

ayapiさんが所属するのは、メルペイAMLチーム。そこでは、メルペイ独自のアンチマネーロンダリング（AML）システムを構築し、運営しています。AMLとは、不正取引や資金洗浄を防止するシステムのこと。メルペイAMLチームでは、メルペイで起こり得る不正をすべて検知するだけでなく、メルカリ全社の不正システムづくりも行っているのです。

「不正の手口は、実にさまざまです。そのため、メルペイAMLチームで厳格にチェックしています」と話すayapiさん。メルペイのように、金融取引に関する業務を行う疑似業者は、取引の監視を行うことが法律上で義務付けられています。その仕組みを自社で独自開発し、ayapiさんはPMとして検知のロジックを構築する役割を担っています。

新卒で東京証券取引所に入社というayapiさん。約6年ほど、東証でPMとしてのスキルセットを習得したとのことです。「マーケットの制度構築や、システム開発チームに所属していました。東証は大きなインフラなので、プロジェクトも2年がかりと長期に渡りました」とのこと。当時、ayapiさんが担当していたのは、東証の精算システムリプレイスするプロジェクト。一日の取引後に、日銀と東証と証券会社の間で資金移動する際に算出するシステムの更新を担います。「100億円規模のプロジェクトに、初期メンバーの1人として関わっていました。まずは日英のRFPを書いてベンダーを公募し、最終2社に絞るまでのスコアリングを担当。ベンダー決定後は要件定義をして、アジャイル開発で構築していました。テスト＆リリースを15回くらいくり返し、徐々に組み合わせていった記憶があります」

ひゃ、100億円！それほどスケールのある「社会のインフラ」を支える重要なミッションに携わりながら、なぜメルペイへの転職を決意したのでしょうか？

「東証でのやりがいは感じていましたが、エンドユーザーの反応が見えませんでした。『今攻めている企業で、消費者の目線に立てるところで仕事がしたい』と思うようになりました」。過去にも守備の領域を支えるメンバーと1on1をしてきて、その重要性を伝えてきましたが、ayapiさんが担当するAMLも、メルペイの根底を支える超重要なセクションであることは言うまでもありません。

「AMLは、表からは見えにくい部分です。なので、メルペイのヒットに直結するわけではありません。ですが、いつか『安全』が評価され、選ばれるメルペイになれるといいなと思っています。不正をゼロにし、『メルカリ・メルペイは不正ログインされないよね』『安心安全ならメルカリだよね』と思われる存在にしたいんです。そのために、メルペイAMLチームは頑張っています！あと、エンジニアも絶賛募集中です。今後は機械学習なども絡めながら、業界最先端のシステムをつくっていきます。AWSやSplunkを使っているので、経験やスキルも高められると思います。エントリー、お待ちしています！」

メルペイの展望とともに、個人の将来でも大きな野望を持つayapiさん。その野望とは…新規の金融事業を手掛けたい！「東証時代の課題として、もっと多くの個人投資家が株をやるような世界になってほしいと感じていました。メルカリらしさを出しつつ、これまでにない金融事業を企画開発したいです」。ayapiさんならではのビジョン、とても興味深いですね。ぜひ、またそこをくわしくお聞きしたいです！

メルカリグループのメンバーは本当にプロフェッショナルで、ayapiさんからも自身が構築するシステムへの愛とこだわりを感じました。個々の優秀さだけでなく、エンジニアや他のチームとAll for Oneで良いものをつくっていこうとする協調性も大切にする人が揃っている印象です。業界最先端のシステムを開発している部署でエンジニアを募集しているそうなので、ご興味のある方は是非エントリーをお待ちしています！

ayapiさん、ありがとうございました！