引き算でギャップを埋める。メルカリをもっと多くの人に使われるサービスへ

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株式会社メルカリに入る前

高校のときに、「IPフォンを使ってアメリカに無料で電話をかけられる」といった内容のHPを自分で作っていて、そのサイトからのアフィリエイト収益で月5万円くらい稼いでいた時期がありました。いま考えれば、このときから自分の中で「商売」というものが始まっていたのだと思います。

その後、大学に進学をして、家庭教師や塾講師のアルバイトをしていたのですが、家庭教師をやるにあたっての、良い登録サイトのようなものがなかったので、自分で作って、家庭教師の会社をまわって登録促進のための営業をして、登録料をいただいて、というWebサイトを立ち上げたのがきっかけで、そのまま会社を設立しました。

自分で不便だな、こんなサービスがあったら良いなと思ったことをサービスにして、それが会社になったという感じです。そうしたら、今度は塾講師の求人が少ないと塾の人から相談されて、そこで塾の求人サイトを作ったらとてもうまくいったりしていましたね。(笑)就職活動などもしていましたが、結局大学は卒業せず、同じく会社を経営していた友人と、会社を作ったのが、前職のサイブリッジです。

サイブリッジでは、共同経営者として、基本的には何でもやっていました。サービス開発はもちろんですが、経理・財務・人事なども含め、本当に何でもやっていましたね。サービス開発という面でも、自身でコードを書いていましたし、プロデューサーというより、サービスに関わるあらゆることをやっていたという感じですね。営業もしていました。

毎年数字が伸びていて、売上も、社員数も、目に見える成長や数字が感じられる環境は、単純にやりがいがあって、楽しかったです。その中で、あるべき会社やあるべき仕事、自分のこれからを立ち止まって考えてみようと思うタイミングがありました。そこはひとつ、自分のターニングポイントだったと思います。

株式会社メルカリに入社したきっかけ

メルカリに入ろうと思ったきっかけは、いくつかありますが、外から見ていて、すごいなあと思う反面、もう出来上がっている会社というイメージがある中、代表の山田と話をしたら、自分が役に立てるところがあるかもしれないと思えたことが、大きかったかもしれないです。

成長過程のベンチャーは、なんでもやる、なんでもできる人が必要だと思っていて、自分はなんでもできることに自信があったし、実際にやってきたので、できることがありそうだと直観的に思いました。自分自身のキャリアとしても、一度も他の会社を見たことがない中で、こういう機会に他の会社を見るのは「すごくいいな」って思いましたね。

現在

日本のメルカリの責任者をしています。プロダクトの改善、サービスの方向性、広告など、日本のメルカリの運営に関わる全てのことを見ています。自分自身も、プロデューサーの一人として、企画を出したり、仕様を詰めたりと、サービスの開発に携わっています。

会社全体としては、USフォーカスという方針がある中で、日本に関しては、いかに効率的にグロースさせていくか、というのがミッションになっています。日常の業務では、定量面では数字を本当に良くみています。ちょっとでも気になることがあると、自分で数字を取得して分析しています。定性面では一人のユーザーとして、メルカリはもちろんのこと、そのほかのアプリもたくさんダウンロードしてみています。誰よりも見ている、っていうぐらいの気持ちでいます。

株式会社メルカリについて

メルカリは「大人の会社」という表現をよく使っているのですが、実際、一定以上の経験値のある人が多いという印象はあります。過去の経験をもとに、何かが発生したときの原因や解決策の的中率を高く、かつ大胆にやっていく文化のある会社です。

エンジニアも、プロデューサーも、突出した能力を何かしら持っていて、本当の意味でプロフェッショナルな人が多いと日々感じています。チームワークはありながらも、スキルセットとしてどの人を切り抜いても、その領域におけるトップレベルの人材がそろっていると思います。プロデューサーに関しては、ロジカルな人が多いですね。感覚だけでサービスを作るような人はいないです。

メルカリがミッションとして掲げている、「世界的なマーケットプレイスを創る」というのは、日本発でいえば前人未到なことだと思うので、それだけでチャレンジングな環境だなと思います。

今後どういうことをしていきたいか

まだまだメルカリをもっと多くの人に使ってもらいたいと思っているので、改善を重ね、より良いサービスにしていきたいです。個人同士が物を売り買いすることにハードルを感じる人も、まだたくさんいると思うので、もっと便利にしていきたいと思っています。

初めてメルカリを使ったとき「なんて簡単なんだろう」と思いましたが、いまでは使い慣れてしまって、便利さが当たり前になっている部分もあります。改めて「使いやすさ」や「便利さ」というものに向き合って突き詰めていきたいです。たとえば写真を撮ったら、相場の金額が自動で出てくると便利だなと思います。このような世界観は、テクノロジーを駆使すれば絶対にできるはずで、そういう意味でも、まだまだ機能として改善できることがあると思っています。

現時点で感動的に思う使いやすさでも、人はそれに慣れてしまうものなので、当初の使われ方とのギャップが出てくるのは避けられません。便利にするために何かを増やすというよりは、基本は引き算だと思っていて、色々なものを足していきたくなる中で、より多くの人に使ってもらえるために、シンプルであることは突き詰めていきたいですね。

最後に、会社という意味では、シェアリングエコノミーという領域で、もっと世の中を便利にできることがあると思っているので、新規事業への取り組みもそのひとつですし、やっていけることは本当にたくさんあると思っています。ちょっと考えただけでも、やることが盛りだくさんで、まだ成長途中のメルカリが今後どうなるのか、メルカリの将来を考えると本当にワクワクします。

メルカリはプロデューサーを募集しています!

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www.mercari.com

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