「まさかそんなところで」数字には現れない事実を知るためにUSへ

こんにちは。@tairo(森山大朗)です。US-mercari のプロダクトを担当してます。つい先日、US出張から帰ってきました。

自己紹介

前職では、求人特化型検索エンジンの立ち上げを担当。自然言語処理技術を駆使して検索精度を改善する仕事に3年間没頭し、今はUS mercariをより良いプロダクトにするべく頑張っています。

実は、入社してすぐ「アメリカに行きたい」と伝えたら、即座にサンフランシスコ行きが決定。その際「目的は?」とか「英語はできる?」とか細かいことは一切聞かれず、清々しいほどあっさり決まったので驚いてしまいました。

今回は、自分が目にした現地の様子や出張の目的について書こうと思います。

いざ San Franciscoへ

東京のオフィスを15時頃に出て、羽田国際空港に到着。サンフランシスコ国際空港へは、直行便に乗って約10時間のフライトです。時差は約17時間なので、現地に到着する頃には、羽田の出発時刻より前に時間が戻ったような不思議な感覚を覚えます。そこからmercari USのオフィスへは、UberやBART(高速鉄道)で移動することになります。

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サンフランシスコ国際空港

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Powell駅近郊の街並み

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Market Street沿いの様子

出張の目的

今回の出張の目的は「ユーザビリティテスト」でした。

プロダクトの改善現場は「1%の違い」を積み上げ続ける日々です。mercariの膨大なデータを分析して仮説を立て、コードを書き、ABテストを愚直に繰り返していきます。この点に関しては、facebookでもGoogleでも、やっていることは同じです。

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CaliforniaのMenlo Parkにあるfacebook本社オフィス前の看板

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CaliforniaのMountain ViewにあるGoogleplex(本社オフィス)

プロダクト開発自体は、常にUSに居ないといけないわけではなく、ネットさえ繋がれば世界中どこにいてもできます。とはいえ、ユーザーの行動すべてがデータに表れるわけではありません。

ABテストや数値の分析だけではわからない「ユーザーが無意識に感じていること」をあぶり出すには、アプリを使っている様子をじっくり観察する必要があるのです。

今回のテストを通じて感じたのは、USのユーザーは日本のユーザーよりもさらに直感的というか、あまり細かい事を気にしていないということ。一方で、探している機能が見つけられなかったり、使い勝手が良くないと、すぐに離れてしまう傾向もあります。

実際にユーザビリティテストをやってみると、普段の開発現場では話題に上がらない「まさかそんな所でつまずいてるとは」「言われてみれば、たしかにわかりにくいかも」という発見が沢山ありました。そういう意味で、非常に収穫の多い出張になりました。

仕事以外の楽しみ

海外出張中は、仕事がやたらとはかどります。フライト中や宿泊先など、普段と違う環境の中で、まとまった時間が取りやすいからかもしれません。

でも、仕事ばかりしているわけではなくて。遊びもしっかりやっています。

仕事が終わった後はオフィスでVR機器で遊んだり、
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USオフィスでVRに興じる社員たち

レトロな乗り物に乗ってサンフランシスコの街中を走り回ったり、
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みんな大好きCable Car

美術館を散策したり、
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SFMOMA(サンフランシスコ近代美術館)1Fのロビー

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美術館内には休憩スペースが多い

大学のキャンパスに遊びにいったり、
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PALO ALTOにあるスタンフォード大学

観光という意味でも、満喫させてもらいました。

一緒に世界を飛び回りたいエンジニア募集

今回のユーザビリティテストの結果を受けて迅速にプロダクトを改善し、2017年2月には、再度USに出張予定です。

現在、機械学習や画像処理技術などを駆使して、より「欲しいものが見つかりやすくなる」新機能の実装も進んでいます!

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新機能のコンセプトのメモ

さらにmercariでは、USに加えてUKでもサービスの立ち上げが進んでいます。

サンフランシスコでUSのユーザーと触れ合い、帰りにロンドンに寄って現地のメンバー達と技術に関する議論を交わす。日本への帰国中、飛行機の中で新しい機能に関するアイデアをスケッチし、プロトタイプをローカル環境で軽く実装。時差を考慮しつつ日本のメンバーと機内からチャットする。

そんな風に、世界を飛び回りながらプロダクトづくりに没頭できる機会がここにはあります。プレッシャーも大きいですが、他では決して手に入らない、知的好奇心を存分に満たす毎日になるはずです。

  • サービスの向こう側にいる、ユーザーの気持ちを想像できる
  • 知的好奇心旺盛で、技術を使って人を喜ばせてきた経験がある
  • 自分の得意領域に囚われず、チームで成果を出すために自らを変化させられる

そんなエンジニアの方はいませんか?一緒に、世界で戦ってみませんか?

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