メルカリが大切にする異文化コミュニケーション研修を受けてきた話|まちコラ#14

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こんにちは。総務のまちるだです。先日、異文化コミュニケーションの研修を受けて「研修についてもっといろんな人に知ってほしい!」と思ったので今日はその話をしたいと思います。

メルカリがこの研修を大事にする理由

実はこの研修を受けたのは2017年冬、私が産休から復帰した直後でした。復帰後に一番驚いたことが「外国籍のメンバーが増えていたこと」。これまで東京オフィスに外国籍のメンバーがいる=US・UKからの出張者がほとんどでした。しかし、半年の間に約30名ほどのグローバルメンバーが入社していました。その中には、日本語が全く話せないメンバーも多くいました。
※2018年4月現在、23カ国の方が在籍しているそうです

今後も社内がグローバル化することがわかっています。総務メンバーとしてコミュニケーション施策や働きやすい環境を追い求めていくなかで、自分でも何かグローバルメンバーと働く上で参考になることを学べないかと思っていたらこの「異文化コミュニケーション研修」があることを知りました。

企画したGOT(Global Operations Team)のメンバーに、本研修の意図を聞いたところ、

「これからいろんなチームに文化的背景が異なるメンバーが増えていくことを想定して、なにか出来ないかなと考えました。そのときに、前職でこのセミナーを受講した方の話を聞き、うちでも導入してみてはどうだろうと思ったのがきっかけです。第一回目はマネージャー合宿で開催し、フィードバックが良かったので、多くのメンバーにも受けてもらおうということになりました」

とのことでした。

とってもわかりやすい研修内容

この研修は、外部の方に講師を依頼しています。本来は丸1日がかりで行われる研修を、業務が円滑に進むようにと半日×2回で調整してくれたGOTチームにも感謝です。

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研修は下記の4つのパートに分かれて、実施されました。

  • ソクラテス式と孔子式
  • 低コンテクストと高コンテクスト
  • テトリス式とアメーバ式
  • 平等・不平等の演出

一番印象的だったのは、「ソクラテス式」と「孔子式」の違いです。

ソクラテスはご存知、古代ギリシャの哲学者です。ソクラテスは多様な意見を好み、議論をすることを求められ、積極的な発言が良しとされます。
孔子は、上下関係を重んじる儒教の創始者です。話し手が主導権をもち、議論はあまり好まれません。

そもそも学校での授業の形式が、欧米ではソクラテス式、日本を含むアジア圏では孔子式になることが多いため、会議の場でもこのような傾向になってしまうとのこと。

欧米の方が会議の場で議論を重んじる傾向にあるのはそもそもこういった考え方の違いがあって、決して話し手を非難したいわけではないとのこと。こういった違いを知るだけでも、今後グローバルメンバーを含んだ会議を進行しやすくなるかもしれない、といった内容でした。

ぜひほかのメンバーにもこの研修を受けてほしいので、これ以上の研修の詳しい内容は控えたいと思いますが、こういった違いを先生による寸劇も交えながら楽しく学ぶことができました。

一緒に研修を受けたメンバーも、

「今までMTGや入社オリエンテーションの進め方も当たり前のように孔子式で行っていたが、進行に詰まることも多かった。Global memberはもちろんだが、人それぞれに違いがあると理解することだけで今後は進め方も配慮の意識を変えられる。Global memberとのコミュニケーションだけでなく、すべての人とのコミュニケーションにとってこの理解はとても役に立つと強く感じる」

と感想を述べていました。

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誰でも受けれる研修がメルカリのいいところ

今回私が受講したのは、参加メンバーは日本人、講師は米国人で、日本語と英語をmixした形式で行われました。マネージャーは参加必須になっていましたが、マネージャー以外でも誰でも受講できるのがメルカリのいいところだと思います。

また別日には、参加メンバーは外国籍、講師は日本人のパターンでも異文化コミュニケーションの研修が開催されていました。その回の参加者に感想を聞いてみると、

“It was useful and the teachers made it fun and interactive. I hope that everyone gets to take the seminar, it would help start discussion on how to become a better, global workplace.”
(とても為になる研修でしたし、講師の方がインタラクティブで楽しい時間を提供してくれました。グローバルな職場を築いていく為の良いきっかけになると思いました)

“I think everyone in a team that has a member from a foreign country should take it as well in order to actually solve the cultural gaps between members.”
(メンバー間で生じる文化的ギャップを埋める(それに役立てる)為にも、チームにグローバルメンバーがいる人は受けた方がいいと感じました」)

と話していました。

最終的には、全メンバーが受けられるようにしたいとのことで、頻度としては毎期に1回開催するようです。

今後さらに外国籍のメンバーも増えていきます。グローバル環境を構築することに興味がある人は、是非こちらの記事もご覧ください。

mercan.mercari.com

それでは、また次回のまちコラで〜!

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