分析や調査から未来を考えるーーメルカリのプロダクト戦略チームとは?

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Product Strategy(以下PS)は、2018年1月に発足しました。

チーム名を訳すと「プロダクト戦略」ですが、いったい何をするチームなのでしょうか。PSの2人に話を聞きました。

原田和英(Kazuhide Harada)※写真左

Product Strategyのマネージャーで、メルカリファンドも兼任。過去には、コンサルティング会社や事業会社での企画業務を経験。世界の市場動向を元に、未来のトレンドを考えるのが趣味。最近は「コミュニティの未来」に関心あり。


笹木葉子(Yoko Sasaki)※写真右

Product Strategyに所属。前職まではSEO、事業戦略、データ解析、リサーチなどを経験。2017年8月にメルカリにジョイン。メルカリファンドも兼任。

そもそもPSとは?

ーPSとはどういったチームなのでしょうか?

原田:組織図的にはCPO濱田優貴の直下に属し、「事業を推進するために、プロダクト開発以外の手段を用いて課題を解決する」ことがミッションです。現状は、調査(市場/競合)、分析、プロマネ、企画、投資、メディア運営などを行っています。

ーPSは2018年1月に発足しています。そのきっかけはなんでしょうか?

原田:組織や事業の拡大に伴い、CPO(濱田)が担う業務も増えてきました。そこで、CPOが担っていた業務をチームとして推進することにより、幅広い業務遂行をできるようにしています。

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PSでは、リサーチや企画業務を中心に多方面のプロジェクトに関与しています。例えば、海外の競合動向把握、プロダクト戦略の立案支援、社外の専門家や企業とのコミュニケーションによる事業機会の模索、投資案件の検討、テクノロジー全般の市場動向分析と把握、事業戦略の可視化などです。

市場分析や事業戦略の可視化などを専業で行うことで、より効果的に、スピーディーに進められると考えています。

ーもともと、原田さんは前職でも事業企画を経験しています。なぜキャリアとして今のポジションを選んだのでしょうか?

原田:昔から、市場を見ながら未来を考えるということが好きでした。たとえば、大学時代は「200年後の国際社会」の研究が専門でしたし、他にも「ソーシャルネットワーキングの未来」を調査し続けていたので、6冊以上の書籍化の機会もいただきました。今でも毎日、海外のソーシャルメディアを筆頭とするサービスは見続けています。そういう点では「好き」が長じて今があるのだと思います。

また、「リサーチ」という業務は、誰しも一度はしたことがあり、誰でもできそうな業務だと感じるところがあります。しかし、実は奥が深いお仕事です。日々この業務の難しさを感じています。そういう意味では、ずっと成長できる飽きない仕事というのも魅力ですね。時間があれば、ずっとこの仕事をしていたいです。

笹木:私も今、原田と一緒にプロジェクトを進めています。その中で原田がよく言っているのが、「PSは落ち穂拾いのチーム」です。会社として必要である、と思ったものについては言葉通りなんでもやっています。その中で今私が行っているのは、PSの採用、海外調査設計、外部調査体制の構築、組織改善支援、投資先支援などです。

プロダクトのど真ん中にいないからこそできる意思決定

ー過去も複数の会社で事業企画を担当してきた原田さんが感じる、PSチームの特徴や役割はなんでしょうか?

原田:メルカリのPSチームの特徴の1つは対象範囲の幅広さです。

メルカリの事業範囲が幅広いため、関連ありそうな市場の動向は世界規模で幅広く見ています。また、期間も数年ではなく数十年前後の単位で見ています。CPOの濱田がかなり先の未来を考えているため、それを超えるように、PSもかなり広範囲の未来のことを考える必要があります。

また、情報を集める手段の多様さも特徴です。情報収集も単純なWebリサーチだけではなく、専門家や街の人たちからのヒアリングや海外各地への訪問、カンファレンスの参加、実際のプロダクト活用など、あらゆる方法を元に情報収集しています。そのような多層的な調査活動により、まだ表には見えていない未来が見えてくると考えています。

役割としては、情報活動にフォーカスするため、「プロダクトの開発や運用といった実務にはかかわらない」という特徴があります。

そのように、プロダクトのど真ん中にいないからこそできる意思決定があるのではないかと考えています。そして、PSがその役割を担えればと思っています。市場のトレンドを元に、プロダクトチームと連携して次の意思決定をしていきたいですね。

「提案して終わり」ではなく、「他のチームをどう巻き込んでいくか」

ーPSの面白さはどのような点でしょうか?

原田:メルカリはC2Cのマーケットプレイスです。しかし、C2Cの市場自体が世界でもまだ立ち上がったばかりです。そのため、我々の業務はまだ世界でどこも見えていない未来を見つける業務です。同時に、その未来を生み出すために情報を集める役割でもあります。

世界規模でそのような未来に最前線で向き合えるというのはエキサイティングですね。

ーPSでは幅広い対象範囲となりますが、その中で意識していることを教えてください。

原田:リサーチだと「提案して終わり」になってしまいがちなのですが、いかにそれを実行まで持っていくかという点を意識しています。やはり事業企画は企画しているだけでは意味がなく、実行してやっと意味があると考えています。

笹木:調査対象が抽象的なことが多いので、早い段階で具体的に落とし込むようにしています。

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例えば「海外のフリマ調査をしたい」という案件があったとき、具体的に海外とはどこなのか、調査の目的は、いつまでに必要、など。アウトプットにずれがあると、組織全体として知りたい情報にたどり着けないので、知りたいことの本質をちゃんと掴むようにしています。

ーPSに合っている人や、一緒に働きたいのはどういう人ですか?

原田:幅広くいろいろなことに興味のある好奇心のある方には楽しいと思います。その上で、1つの物事をずっと考え続けることを楽しめる人だと、さらに活躍いただけるかと思います。

笹木:人と関わることが多いチームだと思います。なので、色んな人を巻き込みながらチームで業務をすることに興味があると、楽しめます。自チームだけで完結する業務はほぼなく、他のチームを巻き込みながら進めていくことのほうが多いですね。

原田笹木:ご興味ある方はぜひご応募ください!お待ちしています。

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