「全てのエンジニアに最高の従業員体験を」メルカリEngineering Officeってどんなチーム? #メルカンバトン

みなさん、はじめまして。
Engineering OfficeチームのKayoreenaです。

Brand Managementのsaimaruさんから 「#メルカンバトン」がまわってきたので、今回はEngineering Officeチームがお送りいたします!

それでは「#メルカンバトン」スタートです!
今回、チームを紹介してくれた@Kayoreena(左)と同じEngineering Officeの@jjoshi(右)

最高の従業員体験に導く、7つのステップ

Engineering Officeとは、「メルカリで働くすべてのエンジニアに最高の従業員体験を提供する」をミッションとした、エンジニア組織専属の組織開発チームです。

Engineering Officeのミッション

数百人が所属するメルカリエンジニア組織に対して、採用からオンボーディング、評価制度、スキルトレーニング、社内外向けのイベントなどを企画しています。こういった過程を通じ、エンジニアがプロダクト開発をより効果的かつ生産的に行い、個人のキャリア形成と組織の成長を促進していくことを目指しています。

私たちは「エンジニアがメルカリに入社する前からメルカリを卒業していくまで」のそのすべてのプロセスにおいて、エンジニアのメンバーに最高の体験を提供すべく、さまざまなプロジェクトを実行しています。Engineering Officeで作成した下図の「EMPLOYEE JOURNEY STORY」に沿って、どういった業務を行っているか簡単にまとめてみます。

Engineering Officeが掲げる「EMPLOYEE JOURNEY STORY」

メルカリの認知から採用まで

メルカリのエンジニア組織を社外の方々に知ってもらうべく、WebやSNS、イベント、カンファレンスなどの企画・運用を含む外部向けの情報発信を行っています。そこから実際にメルカリの採用説明会にも参加してもらい、優秀なエンジニアとの接点を広げています。採用基準は現場のエンジニアの声を反映させ、学歴やバックグラウンドに関係なく、明確な高い基準を設けています。

素晴らしい入社体験を実現するオンボーディング

入社したメンバーが、リモート環境でもいち早くチームで活躍できるように、オンボーディング資料の標準化や、状態確認のサーベイの設計、ポータルによる情報の一元化などを行っています。新型コロナウイルスの影響でリモート環境のなか、入社するメンバーが増え、よりプログラムの標準化やオンボーディング中の状態の可視化の必要性が増しています。

現在は、定期的なサーベイによる状態確認や、発見した課題を元に、オンボーディングの仕組みのさらなる改善を行うなど、メルカリで、エンジニアのみなさんがよいキャリアスタートが切れるよう、よりよい仕組みづくりを目指しています。

2ヶ月かけて新卒エンジニアのスキル向上を目指す、メルカリ技術研修「DevDojo」

世界基準を目指した組織づくりと評価制度

メルカリでは、エンジニア組織のカルチャーを明文化するための「Engineering Principles」という行動規範と、それを元にエンジニアの能力を可視化、評価するためのフレームワークである「Engineering Career Ladder」を作成しています。ここでは等級ごとにエンジニアに期待される行動、コンピテンシーを定義しています。

現在は、これらを評価や期待値設定、採用指標に取り入れることを進めています。エンジニアが目指す姿の共通言語をつくり、エンジニア一人ひとりが成長し、互いに強みを活かし、よい強いエンジニア組織のカルチャーを築くことを目指しています。

データドリブンな組織開発

組織の課題を発見し、改善を進めていくにあたり、感覚で課題を定義せず、データを中心とした定量的な判断ができるよう、人事データや、定期的なサーベイを利用した分析を進めています。プロダクトだけでなく、組織開発においてもデータドリブンなアプローチを図ることで、素早く、的確に組織のアップデートを行える状態を目指しています。

知識・学習基盤の構築

エンジニアのコアとなる技術や知識には、一般的に通用するものもあれば、メルカリ独自のノウハウもあります。これらの情報、知識のドキュメント化、コンテンツ化の仕組みづくりを行なうことで、生産性の最大化を図ります。例えば、LMS(Learning Management System)や、KMS(Knowledge Management System)の運用改善を行うことで、属人化を減らし、新しい学びを通して成長し続けることができる環境づくりを進めていきます。

社内エンゲージメント活動

エンジニア組織が一体感を持ち、個々がワクワクしながら仕事ができる状態を目指し、社内イベントの企画・運営や社内向けのコンテンツ作成・発信などを行なっています。過去に実施したものとしては、全エンジニアが通常業務から離れ、開発したいもの、好きなものを1週間かけて取り組む「MercariHackWeek」、チームを越えてお互いの知識・情報をシェアし合う「Mercari Camps Talk」があります。また定期的に全エンジニアが参加し、組織の情報を共有する「Engineering All Hands」も運営しています。

第2回「MercariHackWeek」の様子

第1回「MercariHackWeek」の結果発表当日の様子

新卒エンジニア向け技術基礎研修「Fundamental Training」の様子(Mercari Engineering Blogより)

多様なバックグラウンドを持ったメンバーが集結

Engineering Officeのメンバーは、元CTOから元カスタマーサポート、元保健師まで、バックグラウンドが実に幅広いです。また国籍も日本、インド、ブラジルとバラバラ。そんなメンバーたちのこれまでのキャリアや今の仕事内容、そして今プライベートでどんなことに熱中してるのか、聞いてみました。


@kayoreena:メルカリに入社する前はインドで人材コンサルタントの仕事をしていました。実は学生時代は医学部を出ていて保健師として働いていた経験もあります。メルカリに入社してからは、海外エンジニア向けのオンボーディングプログラムなどを担当しています。プライベートでは、個人で運営しているインドに関するYouTubeチャンネルに100本動画を投稿することが目標です!

@braitom:メルカリに入社する前はSIerの全社横断技術組織に所属して新技術の調査+案件適用、全社開発基盤の整備などを行っていました。メルカリではマネージャーとしてエンジニアが最大限力を発揮できる環境になるような仕組みづくりに取り組んでいます。最近は車の洗車用品を無駄に買ってしまう癖があります。

@t-hiroi:エンジニア、Product Design、EMを経験後、組織の仕組み作りに関わりたく、メルカリに入社しました。メルカリではマネージャーとして、仕組みづくりや、組織づくりのデータドリブン化をチームで取り組んでいます。時間がある時はNetflixをひたすら見ていて、特に最近はstand up comedyにハマり出しました。

@rafa.888:I worked as an engineer for around 10 years where I learned a lot of technical concepts which helped me to understand the structure and operation of this industry. Yet, I decided to move forward working on organization and management when I joined EDM team at Mercari. That due to my interest in human relations and also because I noticed good opportunities to improve the relationship in engineering teams back when I was an engineer. On the private side, I really love and miss the sea! I’m originally Brazilian and have been living for 6 years in Germany, which means far from the sea, unfortunately. That’s why I like to watch Japanese fishing/cooking channels like CartopboarterNORA and KimagureCook. Sailing channels also make part of my favorites!

@sadah:SIer、食べログのエンジニア、Goodpatch CTOを経験したのちに、メルカリに入社しました。メルカリではエンジニア採用責任者として、エンジニア選考プロセスの改善などに取り組んでいます。最近はWFHでの快適な作業環境づくりを楽しんでいます。

@aisaka:通信業界でネットワークエンジニアとして、東京、中国、インドで働いたのち、もともと興味があった組織づくりや、人と向き合う仕事がしたいと思い、メルカリ転職を機に人事へのキャリアチェンジも思い切ってしました。今はエンジニア組織のピープルデータ分析やオンボーディング、ラーニングシステムの仕組みづくりに携わっています。妹の結婚式で演奏するために、ピアノ練習にはまってます。

@lestrrat:日本、ブラジル、アメリカと転々としたのち、アメリカ〜日本と場所と勤務先を変えつつ20年コードを書いてきました。メルカリに入社してからはOSS活動は続けつつも、業務では主に外部向けイベント関連の企画・運用まわりの活動をしています。現在はまっているのは干し肉の最適な乾燥・熟成期間の研究と、動画編集技術の習得です。

@afroscript:エンジニアの人材業界での営業、エンジニア特化型Q&AサイトのDevRel→事業責任者を経て、2019年2月にメルカリにジョイン。入社後は、新卒のオンボーディングや社内エンジニアのトレーニング企画などを担当し、現在は社内イベント(HACK WEEK, Merari Camps Talk, etc)の企画・運営やエンジニア組織のエンゲージメント計測などをやっています。新米パパです。最近のマイブームは、子どもと戯れること、朝のみそ汁づくり、ピクルスづくりです。

@tweeeety:SIer、CyberAgent group、DeNAではEngineerやEMを経験後、マネジメントや組織づくりに興味を持ちメルカリへ入社しました。メルカリjoin後はEMや採用を行ったり、現在はEngagement施策やカルチャーづくりを中心にEngineerの組織づくりをしています。マイブームは、技術的な何かでスマートボディとスマートホームを手に入れようとしてます。

@yuki.t:Webサービスのカスタマーサポート、Webディレクターなど、これまでエンジニアの方たちとずっと一緒に仕事をしてきました。もっとエンジニアのために動ける仕事がしたいと思い、メルカリに入社し、現在はエンジニアのための評価制度の検討などに携わっています。最近は他社事例を知るために、組織づくりに関する他社の本を読むことが面白いです。

@jjoshi:I had started my career as LAMP stack engineer and gradually got an opportunity to move my career towards the Tech Lead, Module Lead, Project Lead, and Agile Project Manager. I joined Mercari because I wanted to be involved and work in creating an organizational structure. In Mercari, I am working on the Onboarding and Knowledge Management System to provide good working experience, improve engineers for their job readiness, and be productive to Engineers as soon as possible. For these activities, I mainly work on creating mechanisms and strategy plans to fulfill the requirements and make data-driven evaluation processes.
Personally, I am passionate about bodybuilding and started again with bodyweight training in the routine.

@hisahiko:キャリアをスタートしてからずっとインターネットに携わり、エンジニア/アーキテクト/PM/POなど様々な立場で仕事をしてきました。前職のドリコムでは技術担当役員としてサービス開発やエンジニア組織の強化に取り組んできました。メルカリではより組織強化にフォーカスした役割を担当しています。メルカリのエンジニア組織をエンジニアにとってより良い環境にしたいと思っています。趣味は食べ歩きなんですが、最近はコロナの影響で家でおとなしくしています。

これまでEngineeringに関わってきたメンバーが多いですが、歩んできたフィールドは絶妙に異なるので、とてもユニークだと思います。熱中していることもバラバラですね(笑)。Engineering Officeチームのみなさん

現在、Engineering Officeのミッションとして掲げている「メルカリで働くすべてのエンジニアに最高の従業員体験を提供する」を実現するために各プロジェクトを推進していますが、まだ構想途中のプロジェクトも多くあります。一つひとつのプロジェクトを丁寧に進めていきながら、エンジニアが最大限の力を発揮できる環境を整備し、「メルカリは、優れたエンジニアが多く集まり、生き生きと働いている会社」と世界中で認知される未来をつくっていきたいと考えています。

以上、今回のメルカンバトンはEngineering Officeがお届けしました。次のバトンは同じくエンジニア関連のチームに繋ぎたいと思いますので、お楽しみにー!
今回、チームを紹介してくれた@Kayoreenaと@jjoshi(右)

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