「徳の積み重ねが未来をなめらかにする」から、私はメルペイで“信用のカタチ”を作りたい #メルペイCDのゆかいな仲間たち vol.3

メルペイがミッションに掲げている「信用を創造して、なめらかな社会を創る」で、重要な役割を担っているのがCredit Design(クレジットデザイン)チームです。…と書くとカタ〜いイメージもありそうですが、そこにはキャリアもバックグラウンドもさまざまだけれど「信用をカタチづくるおもしろさ」に魅了された、なかなかゆかいなメンバーが揃っておりまして!

そんな彼らの個性豊かな人柄に触れつつ「あなたにとって信用とは?」と聞いちゃう本企画。今回はBackendエンジニアの小川雄大(@fivestar)が登場します!

2019年に社内向けシステムを開発するメルカリCorporate Solutions Engineeringチーム(現メルカリCorporate Engineering)からメルペイへ異動し、2020年10〜12月期のメルペイMVP賞も受賞した@fivestar。改めて、異動を決めた理由をインタビューしました。聞き手は、Credit Designチームのプロダクトマネージャーである鍛 哲史(@kj3104)です。

※撮影時のみマスクを外しています

この記事に登場する人


  • 小川雄大(Katsuhiro Ogawa、@fivestar)

    2008年にアシアルに入社。2011年にクロコスを設立し、翌年にヤフーに売却。ヤフーにてメディアプラットフォーム開発や技術戦略策定を担う。2015年よりAncarにてCTOを務めたのち、2018年1月にメルカリへ入社し、Corporate EngineeringのBackendアーキテクトを担当。現在はメルペイへ異動し、Credit Design(クレジットデザイン)チームでBackendエンジニアを担当。

  • 鍛 哲史(Satoshi Kaji、@kj3104)

    大学在学中にWeb、ゲーム、VRの事業を立ち上げたのちブロックチェーン企業の創業に参画し日本事業のプロダクトの責任者として従事。海外の国立銀行でのプロジェクトや日本のKYC高度化プロジェクトなどを進行。2018年5月にミッションに共感しメルペイに入社し、メルペイスマート払いをはじめ、さまざまなプロジェクトに取り組む。


10代のころから「信用情報をつくりたい」と考えていた!

@kj3104:@fivestarさんは、もともとメルカリで社内向けツールを開発するチームにいましたよね。なぜメルペイへ?

@fivestar:メルペイの事業や開発環境に興味があったので、自分で希望して異動しました!

@kj3104: !!(嬉しい顔)

写真左から鍛 哲史(@kj3104)、小川雄大(@fivestar)。天気が良かったので屋外で撮影しました

@fivestar:僕がエンジニアとしてキャリアをスタートさせたのは2006年ごろ。当時アルバイトとして参加していた会社で開発を始め、正社員にもなりました。受託開発が主でしたが、ちゃんとお客さまと対面でやりとりできるところだったので、エンジニアだけでなく、プロジェクトマネージャーや技術営業、技術コンサルタントのほか、プログラミングスクールで講師もしていました。そうやって手広くいろいろやりながら、自分の中の選択肢を増やしてきたんです。

そして、2011年に仲間と一緒にクロコスという会社を創業。FacebookマーケティングのBtoBtoCシステム開発をしていました。その会社は1年半ほどでヤフーグループ入り。参画後は、ヤフーのマーケティング関連部門で、コンテンツマーケティングのためのプラットフォーム開発を推進したり、並行して技術戦略を考えたりしました。退職後はスタートアップでのCTOを経て、2018年にメルカリCorporate Solutions Engineeringチームへジョインしたんです。

風も日差しも強い日でした

@kj3104:メルカリCorporate Solutions Engineeringチームは、人事評価など社内向けシステムを開発するチームです。そこからメルペイへ異動…というのは、なかなか大きな決断だと思います。メルカリでプロダクト開発をするという選択肢もあるなか、なぜメルペイを選んだんですか?

@fivestar:実は僕、10代のときに「自分の信用情報をつくりたい」と思ったことがありました。いろいろな信用のカタチをつくりたかったし、信用情報を育てたかった。だから、いろいろ試していたんです(笑)。メルカリCorporate Solutions Engineeringチームから異動を考えていたときに「CDチームなら信用に関連した機能開発ができる」と気づいて、異動を希望しました。

@kj3104:そして2020年10〜12月期のメルペイMVP賞も受賞しましたね。改めて、おめでとうございます!

@fivestar:ありがとうございます!Corporate Solutions Engineeringチーム時代から、過去の自分にはできなかった仕事をしている実感がありましたし、会社へ貢献できていると思えるパフォーマンスを出せている自負もありました。でも、事業と直接的に関係がない役割だったこともあり、評価されづらいもどかしさもあったんです。もっと日の目を浴びたい!功績を残したい!という想いが溢れちゃいましたね。

「文化がまだ固まっていない状態」だったCDチームの今は?

@kj3104:CDチームでの仕事内容を教えてください。

@fivestar:Backendエンジニアとして、サービスの設計・開発をしています。CDチームから生まれた「メルペイスマート払い(翌月払い)」「メルペイスマート払い(定額払い)」などの機能を幅広く担当しつつ、2021年4月からはエンジニアリングカウンターパートも担当。開発組織のプロジェクト管理や、メンバー間のコミュニケーションのハブになる役割も担っています。

CDチームは、いろいろなプロジェクトが同時並行で動いています。それぞれが意思決定しながら動くのもいいんですが、当然ながら連携すべきところもある。エンジニアリングカウンターパートとして、意思決定のとりまとめや、技術の一貫性を構築していく。そのためにも、いろいろな業務に首を突っ込みながら、何かあればサポートしたりしています。

@kj3104:CDチームの第一印象はどうでしたか?

お互いに目を合わせることも難しいほど日差しが強い、つまり眩しい

@fivestar:僕が異動したばかりのころは、チームとしての文化がまだ固まっていない状態でした。当時のプロジェクトリーダーたちも文化的な未熟さを感じていたので、まずはその課題解決からスタートさせました。エンジニア双方のコミュニケーション方法を確立したり、開発におけるフィードバックサイクルをつくったり、目線合わせをしたり。大変でしたが、結果的にこれが成功事例になった気がしています。

そして今、成熟とまでは言えませんが、CDチームはとてもいい状態だと思っています。具体的に言うと、CDチームのメンバーはお互いを補完し合いながら、健全に開発しています。課題はあるけれど、それに対して真摯に向き合えている人が多い印象です。より良いものをつくることにポジティブだし、実践している。僕にとっていい刺激があり、かつ居心地のいいチームだと思っています。

@kj3104:金融サービスの開発ならではの難しさは感じますか?

@fivestar:すでに他のメンバーも話していると思いますが、お客さまの大事なお金を扱うサービスなので緊張感があります。開発観点では、メルカリグループではマイクロサービスを導入しているおかげで、機能ごとにカプセル化されています。個人的には特別難しいところはそんなにないと思っています。

日差しが強くて眩しいため、お互いの顔を見ないまま話は進む

@fivestar:ただ、スマート払いのマイクロサービスは大きくなってきていて、歴史ある建造物みたいになりつつある。蓄積され始めた技術負債をなくし、マイクロサービスとして適切な範囲でいい状態に近づけなければならないタイミングが近づいています。我々にとってベターな状態はなにかを描きながら、継続的に動かせる基盤をつくりたい。そのために技術的なロードマップをつくり、技術基盤そのものをブラッシュアップできる体制はすごくやりたいところです。

@kj3104:メルカリ月イチ払いが、メルペイへ事業移管されたのが2019年4月。当初は、メルカリのシステムを使っていたんですよね。移行してきて2年半かけて、ようやくきれいになってきました。マイクロサービスをどう分割するかを考えていくのは、まさにこれからですね。

信用とは、未来の選択肢を増やすための「徳の積み重ね」

@kj3104:最後に、@fivestarさんにとって「信用」とは?

@fivestar:難しいな!(しばらく考えてから)未来の選択肢を増やすための「徳の積み重ね」ですかね。それこそ、初めて「信用」を意識し始めた10代のころは、「信用情報がわかれば、自分自身の将来の選択肢を広げられる」と思っていました。何をきっかけに信用情報を意識し始めたのかは忘れましたけど(笑)。

メルペイのミッションは「信用を創造して、なめらかな社会を創る」ですが、ここにある“信用”と“なめらかな社会”はリンクしていると思っています。僕は起業経験があり、そのときに収入の起伏を経験しました。でも、クレジットカード払いで、なめらかにして乗り越えられたんです。やはり、収支が安定していたほうが心理的にもいい。

メルペイは決済機能にとどまらず、お客さまの信用情報も扱っています。信用は、目に見えないし評価しづらい。それを、プロダクトとしてどんな状態で表現するかは難しい判断だなと感じているところです。個人的には、決済だけでなく「お金の流れ」を可視化し、「いつ使うのか」といった判断をしやすくできればメルペイを使う機会が増えるんじゃないかと思っていたりします。もちろん、これは単なるアイデアですが(笑)。

@kj3104:それはおもしろそう!

@fivestar:ですよね。我々には「信用を創造してなめらかな社会を創る」というビジョンがあるからこそ、信用情報を扱うところから外れたくない。でも、今の法律の制限によっては「なめらかさ」を諦めなければならないところも出てくる可能性があります。特にCDチームの開発では、未来を見つつ、多角的なサービスづくりが重要。今はまだまだスタート地点ですが、いつか「メルペイで信用情報を蓄積することが価値」と認識され、サービスを通じてお客さまの選択肢を増やせる世界へ近づけられたらいいなと思っています。

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