オンライン入社でも初日から「Welcomeを感じられる」オンボーディングの工夫を紹介 #メルカリな日々

こんにちは!People Developmentチームの@mariaです。

メルカリでは以前からオンボーディング自体はありました。しかし、2020年2月から在宅勤務が始まり、オンライン環境下で入社するメンバーへどういったオンボーディングをすべきか悩みました。

その中で、「今だからこそ、できること」オリエンテーションのあり方を再考し、オンラインの特性を最大に生かしたオリエンテーション体験を実現できました。

今回は入社オリエンテーションを担当する#pj-welcomeのリーダーである@anzuをインタビューして、「オンラインだからこそ得られるチャンス」について話しました。

対面でしていたこととオンラインでできること!「チャレンジ&チャンス」

急遽に在宅勤務とオンライン環境におかれたことによって戸惑いと不安を感じた人が少なくありません。オリエンテーションを担当する@anzuもそうでした。しかし、その中で大切な気づきもありました。「オリエンテーションの本来の目的は何か?」「どんな体験を届けたいのか?」今回のオンライン化で改めてオリエンテーションの理念を考え、それを届ける方法を見直す機会になったと彼女が語ります。

@anzu:オリエンテーションはオンラインで実施すると聞いた時は、どのようにオフラインで実施していた内容と同じレベルのオリエンテーションを提供することができるかという点に不安がありました。メルカリでは、ミッションやバリュー、カルチャーの理解を非常に大切にしているため、オンライン環境でどのように伝えていくことができるのかという点に苦労しました。

また、いつまでオンラインでオリエンテーションを実施するのかという点も去年の時点では予測できなたっかので、ハイブリッド形式での設計をすることを意識しました。新入社員のための身体・心理的安全性を最優先に、柔軟に選択することができる内容のオンボーディング体験を設計したいと個人的に思いました。

2020年4月に入ると新型コロナウイルスによる影響が強くなる中、どのようにオリエンテーションを実施したらよいかという議論が始まりました。入社日は最もモチベーションが高まる日だから、オンボーディングチーム内で話し合いの結果、予定通りにオンラインでオリエンテーションを行うことを決心し、PCの配送などの準備もスタート。「オンラインだからこそ、できること」にフォーカスを変え、みんなでAll for Oneになって初めてのオンラインオンボーディングが実現しました。

@anzu:オンライン環境で行われたハイブリッド形式のオリエンテーションでは、2つの目的にフォーカスし、設計しました。まず1日目は「情報のインプット」にして、HR関係の情報だけでなく、メルカリのミッション、バリューとカルチャーについて学ぶための学習時間も作りました。そして2日目では、「体験」を特化したワークショップや交流セッションを入れました。

また、逆にオンラインだからこそ、これまで対応できなかったニーズに対応することができました。例えば、小さなお子さんがいる新メンバーでも自宅にいながらオンラインで新メンバーと同じタイミングでオリエンテーションに参加することができたなどのポジティブな面も見えてきました。

5月に行われたオンラインオンボーディングの様子

オンラインでも1日目から「Welcomeを感じられる」工夫

現代社会では、メール、SNSなどのオンラインツール使ったコミュニケーションは既に多くの人が経験しています。今回のオンラインオリエンテーションで、どのようにそのオンライン経験を活かしましたか?

@anzu:対面のオリエンテーションの場合は、参加メンバーの反応を見て内容の理解や進歩を確認することができ、参加者からも質問しやすかったりします。一方でオンラインになると、小さな画面で多くの顔が同時に写った一人ひとりの表情からなかなか感情を読み取れない難しさがあります。それをどう解決できるかと考えた時、目的別でオンラインツールを使い分けることにしました。

例えば、「ワクワク」「Welcome感」の体験を届くために、絵文字の種類たくさんあって話の途中でリアクションできたり、ライブチャットで感想を送り会えるプラットフォームを見つけました。そのようにシーンに合わせてツールを選択することで、新入社員に対して歓迎している雰囲気を伝えることができ、コミュニケーションがよりスムーズになりました。

2021年5月1日にメルペイへ入社したばかりの@kenkenはオリエンテーションの体験をこのように語ります。

@kenken:オリエンテーションでは社内ルールなどに関する一般的な説明のみ行われると入社前は思っていましたが、実際に入社してみると、複数のワークショップを通じてメルカリグループのミッション・バリューについての理解を深めたり、「メルカリ」、「メルペイ」についてディスカッションする機会が設けられていました。それによって、オンラインであっても自分がメルカリグループに入社したと強く実感できました。

また、2日目にはオンラインWelcome Lunchがありました。どの席でもファシリテーターが場を盛り上げたので、たくさんのメンバーと交流を持つ貴重な機会となりました。オンラインでは業務で直接関わることがないメンバーとの接点を持つ機会が少なくなりがちですが、こういったイベントが数多く設けられているため、同期入社のメンバーともその後もカジュアルに話せるようになりました。

2月に行われたWelcome Lunchの様子

2021年6月現在、いつ対面でのオンボーディングを再開できるかまだわかりません。予測できない未来の中で、対面でもオンラインでもオンボーディングで高いエンゲージメントを感じる体験がメルカリのオンボーディングチームがこれからも届け続けたいと思います。

それではまた、次回の#メルカリな日々で!

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