メルコインでバックエンドエンジニアはどんなチャレンジができる?会社説明会をレポート!#メルカリな日々

暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行うことを目的にメルカリの子会社として2021年4月28日(水)に設立されたメルコイン。現在組織の拡大を担うバックエンドエンジニアを積極採用中です!

今回はそのメルコインにて、バックエンドエンジニアはどんな活躍や挑戦ができるのかを知ってもらおうということで、完全招待制の会社説明会をオンラインで開催しました!どんなイベントだったのかをレポートします。

メルコインではどんな事業をするのか?

まずはメルコインVPoEの@hidekからオープニングトークとメルコインの事業概要を説明。

テクノロジーで社会をより良くby @hidek

メルカリグループ全体のミッションステートメントや組織体制に続き、メルペイの3つの事業柱、そのうちのメルペイ残高を利用して資産運用ができるサービス「ふえるお財布」から派生して誕生した、メルコインの事業について話しました。

@hidek:メルコインは、メルカリというCtoCのマーケットプレイスで培った「モノ」、そして決済サービスのメルペイで培った「信用」をベースに、暗号資産、NFTを主軸に事業を展開予定です。ではなぜ、メルコインで暗号資産をやるのか。メルペイが担う決済、与信という柱に暗号資産が加わることにより、世の中への新たな価値提供、新たな収益化、企業としての成長を目指せると考えたからです。

@hidek:例えば、現時点でメルペイのウォレットには日本円しか入れられません。でも、暗号資産を使えば、外貨やBitcoinも入れられるようになり、同時にリアルの買い物をするときにもBitcoinが使えるようになります(法整備されることも必要ですが)。

@hidek:もう一つの主力事業として考えているNFT(非代替性トークン)は、ブロックチェーン上で唯一無二のデータを表すことができるもの。既にアメリカのNBAで選手のシュートシーンの動画やデジタル写真が販売されているなど話題です。メルコインではNFT事業を進めることで、メルカリ上で個人が作った絵画や音楽などのデータを出品・販売して売上を立てられるだけでなく、二次利用された場合も作者に還元できる仕組みを構築できるので、より一層個人がエンパワーメントされるような世界を作っていけると考えています。

メルコインのエンジニアリングカルチャーって?

続いて、メルコインソフトウェアエンジニア(バックエンド)の@sadahよりメルカリグループおよび、メルペイ、メルコインのエンジニアリングカルチャーや組織体制などについて紹介。

メルコインなら新たな価値を生み出すエキサイティングな仕事ができる by @sadah

@sadah:メルカリはグループ全体で「Go Bold」「All for One」「Be a Pro」という3つのValueを掲げています。エンジニアではそのValueをベースにした上で、Engineering Ladderを用意しています。

@sadah:これは多様化するメルカリグループのエンジニア組織において、Valueだけだと個人によって解釈が異なることから、エンジニアとしてあるべき姿を共有し、互いに強みを活かす組織を作るために生まれた定義です。Ladderはエンジニアの成長段階ごとに期待される行動を明文化しており、評価やゴール設定、キャリア設計などに利用されています。
https://engineering.mercari.com/ladder/

@sadah:組織体の参考としてメルペイのストラクチャーをお伝えすると、機能ごとにチーム、それに対してプロジェクトがそれぞれ存在し、そこにエンジニアやPMがアサインされるマトリクス型組織となっています。ちなみにメルコインはまだメンバーが少ないため、ストラクチャーは特に決まっていません。バックエンドエンジニアであれば、エンジニア同士で集まって情報共有する会議や、PMと行う会議、機能について話し合う会議などを行っています。

@sadah:先ほど@hidekの説明でもありましたが、メルコインで取り組む予定の暗号資産やNFTは、新たな価値を生み出す可能性を秘めています。今後より注目される領域の開発に携われるのが、メルコインのソフトウェアエンジニアです。まだ立ち上がったばかりの会社のため、初期の設計から実装まで新規事業に携わるなど、エキサイティングな経験を積めることが魅力だと思います。

メルコインにおけるバックエンドエンジニアの具体的な仕事は、暗号資産の事業ではブロックチェーン自体の開発よりも、売買する仕組みを作ることがメインになります。そのため、Goによるアプリケーション開発やAPI開発、運用まで担当することになります。

選考では通常の書類選考や面接のほか、技術課題の提出があります。実際、僕もメルコインへのジョイン前にGoで技術課題を提出しました。Goのマニアックな知識を問うものではなく、バックエンド開発に必要な知識を使いながら実装するような内容です。選考では、楽しみながらコードを書いていただけたらと思います。

メルコインのアーキテクチャーって?

続いて、メルペイArchitectチーム所属の@yuki.itoより、メルコインのアーキテクチャーについて説明しました。

メルペイでやりたくてもできなかったことをメルコインでやりたい by @yuki.ito

@yuki.ito:現在私はメルペイのアーキテクトチームで働いていて「マイクロサービスのアーキテクチャーがどうあるべきか」を考えながら、「この機能良さそうだから使った方がいいよ」という提案など、プラットフォーム寄りの仕事やインフラを整える仕事もやっています。メルコインではアーキテクチャーやコアとなるコンポーネントを設計しています。ただ、メルコインのアーキテクチャーはまだ決まってないことも多く設計中なので、今日はメルペイの立ち上げ経験を踏まえて「メルコインではこうしていくといいんだろうな」を想定してお話しします。

@yuki.ito:メルペイでは、QRコードやiD決済のように、プロダクトごとにマイクロサービスと組織があります。ナレッジをGoに集約して高速で開発しているので、ほとんどGoを使った開発です。しかし、ところどころでPythonなどを使うこともあります。余談ですが、メルカリグループにはGo好きなメンバーが多く、毎週金曜日「Go Friday」という勉強会が既に200回以上開催されています。このように内部での技術交流が多いのも特徴ですね。

@yuki.ito:そんなマイクロサービスをメルペイではどうやって作っているか。例えば、デザインパターンの1種であるAPI Gateway Patternや、Saga Patternなどを使っています。いろんなパターンを見つつ、マイクロサービスはこうあるべきだよねということを試行錯誤中です。

約30分にもおよび盛り上がったQ&Aタイム

最後はQ&Aタイム。ウェビナー配信のコメント欄で随時質問を受け付けていましたが、最後のQ&Aタイムではたくさんの質問をいただき、Q&Aタイムは30分にも及びました。

「技術課題にどのように取り組んだか」「Goの勉強会は過去資料が公開されているのか」「POCのために利用できるGCPの個人アカウントはあるのか」など、さまざまな質問にそれぞれのメンバーがリアルなコメントを回答。大盛況でした!

そんな私たちは、一緒にメルコインの事業を立ち上げ、拡大させていく仲間を募集中です!ぜひご応募をお待ちしています。

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