「企画の制限をつくらない」メルカリプロデューサーのあたまのなか by 太田垣慶

メルカリJPのプロダクトオーナーである伊豫が、メルカリで働くプロデューサーに実際の企画とその結果、そして各々のバックグラウンドに迫る新企画。今回お話を伺ったのは、入社以来USアプリの企画に携わるプロダクトマネージャーの太田垣慶さんです。

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【プロフィール】

太田垣慶(Kei Otagaki) ※写真右
京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、2006年、株式会社ディー・エヌ・エーに入社。ソーシャルゲーム事業の立ち上げプロジェクトリーダーなどを経て、11年よりサンフランシスコをはじめとした世界各地の拠点にて、プロデューサーとして活躍。13年よりスマートエデュケーション、15年よりPiccolo(現VIVITA)を経て、2017年4月株式会社メルカリに参画。US版メルカリのプロダクトマネージャーを務める。

【プロフィール】

伊豫健夫(Takeo Iyo) ※写真左
大学卒業後、松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)、株式会社野村総合研究所を経て、2006年に株式会社リクルート入社。中長期戦略策定および次世代メディア開発等、大小問わず多数のプロジェクトを牽引したのち、2015年3月株式会社メルカリに参画。2016年8月より執行役員。US版メルカリのプロダクトマネジメントを担当後、2017年4月より国内版メルカリのプロダクト責任者を務める。

Suggest Price機能の背景とは?

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伊豫 : 早速ですが今回は「USアプリのSuggest Price機能」について伺いたいと思います。そもそもどういった課題感から、この機能の実装に至ったのですか?

太田垣 : 全社のOKRにUSのSell Through Rate(特定期間内での売却完了率)を上げたいという項目がありました。いきなりぶっちゃけると、今USのSTRってざっくり日本の半分くらいなんですよね。日本のメルカリって出品者にとってすぐ売れるというイメージを持っていただけていて、代替出来ない価値だと思うんですが、購入者の意思決定の要はやっぱり適正な価格なんです。なので、STRを向上するために価格サジェスト機能を実装するに至りました。

伊豫 : 価格提案の根拠となる値は?

太田垣 : 過去売れた相場をもとに、このレンジなら売れやすいよという価格をサジェストしています。具体的には機械学習を用いて、商品タイトル、カテゴリー、ブランド、コンディションといった情報をインプットさせています。

伊豫 : 金額はどういった幅で提案されるんですか?

太田垣 : 少し安くてもいいから早く売りたいか、待ってでも価格優位に売りたいか、などの幅を提示して出品者が選べるようにしています。

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伊豫 : 企画立案からリリースまでの期間はどれくらい?

太田垣 : 約1ヶ月半ですが、モデル構築にはもっと時間をかけています。

伊豫 : テストはどのように設計しました?

太田垣 : ユーザー全体の50%を対象にしました。Aパターン、Bパターン、対象外の3パターンです。比率はそれぞれ1/3ずつです。

伊豫 : 実装後はどういった結果が出ています?

太田垣 : 正直期待していた通りの数値は出なかったです。

伊豫 : なぜでしょう。

太田垣 : 15%くらいの出品はサジェスト機能により最初に入力した価格より下げてくれたのですが、一方で最終的な出品価格はSuggest Priceより高いまま出品されてしまうのがほとんどだったんですよね。「Suggest Priceより高い金額を入力された場合にオススメ金額を提示する」という順番がうまくワークしなかったんだと思います。

伊豫 : 実装後の改善は?

太田垣 : ユーザーインタビューしたところ、価格ってある程度出品する前から自分自身で決めていて、金額入力の後に金額提示されても、変更したくないという心理が芽生えることがわかりました。なので今は、価格入力前にサジェストするように変更しているところです。

伊豫 : メルカリではJP/US問わず、色んな所で機械学習を用いた取り組みをしてますよね。今回の企画についてはどうでしたか?

太田垣 : 企画開始時点での、モデルへの期待値の設定が非常に重要だと考えてます。特に価格の提案は出品者にとってとてもセンシティブなので、一度でも検討ちがいの提案すると、お客さまからの信頼を一気に落としかねない。今回はリリースを少し遅らせてでも、精度をよりあげるという意思決定をしました。ただこれは事前に期待値を機械学習エンジニアとすり合わせておけば防げていたと反省しています。

伊豫 : 機能の今後についてどう考えていますか?

太田垣 : 引き続きより精度を磨くこと、そして見せ方も工夫することですね。まだこの機能をあまり活用されていないお客さまに、この機能を使って売れる喜びを実感してほしいです。そのためには、愚直に実績を積み重ねるしかないです。価格以外にも写真の撮り方やハッシュタグなどいろんなサジェストを行い、売れる体験をメルカリが後押ししていることを伝えていきたいです。

太田垣さんのあたまのなか

伊豫 : ちょっと話は変わって、太田垣さんのメルカリ入社に至る経歴を伺わせてください。

太田垣 : 新卒でDeNAに入社し、在籍した7年間ひたすらサービスを作っていました。最後の2年間はサンフランシスコに赴任しましたが、子ども向けのアプリを作りたいという自分の思いがあって転職しました。その後事業転換などもあり、自分の強みが発揮出来ないと感じていた頃に代表の進太郎さんと再会しメルカリにJOINすることにしました。

伊豫 : メルカリではエンジニア経験のあるPMも多いなか、太田垣さんはエンジニア経験がないですよね。でも大きな機能をどんどん出している。エンジニアと一緒に働くうえで気をつけているポイントなどありますか?

太田垣 : これまでにいろんなアプリをだしてきたので、ざっくりの規模感や工数は肌感でわかるようになりましたし、逆にわからないことは割り切ってエンジニアに任せています。技術バックグラウンドがないメリットとしては、企画の制限を自分に作らなくていいこと。できない理由を勝手に作らない。箍(たが)をはめないというか。言葉で伝えられることは実現可能だと思っているので。

伊豫 : メルカリで働いていてみて面白いと思うポイントはありますか?

太田垣 : 世界を取りにいこうとしている本気度を感じます。それだけのリソースや環境が整っているのがメルカリだし、チャレンジしがいがありますよ。

PMとしてもっとも大事なこと

伊豫 : メルカリには色んなタイプのPM/プロデューサーがいると思います。太田垣さんにとってもっとも重要なPMの役割ってなんだと捉えてますか?

太田垣 : 限りなくベターなロードマップを更新し続けることかなと思います。プロダクトって結局は何をどういう順番で開発するかなんで。メルカリはまだできて4年ちょっとの会社ですが、なんども大胆な意思決定を続けてきてロードマップがどんどん進化していっている。その推進役こそ、PMなんじゃないかと。

伊豫 : 最後に、今後について教えてください。

太田垣 : 次の強いPMを育てていきたいと思っています。自分がこれまで培った経験も理解しているつもりなので、それを伝えたい。メルカリ自体も短期的な成長だけでなく、中長期の戦略を持っていますよね。そしてもちろんUSで成功したいです!

伊豫 : ありがとうございました!次回はメルカリチャンネルを担当する小山さんのあたまの中をのぞいてみます。

オフィスに突如あらわれた黒板アートの正体は?作者にインタビューしてきたよ♪ #メルカリな日々 2017/11/2

こんにちは、広報のsuzumariです。

10月中旬、オフィス内を移動していると感じる視線…なんだろう?と周りを見回すと
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あれ!!進太郎さん!!?

その後も気になり、定期的にチェックすると…
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進んでる!

そして、晴れて10月下旬に
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完成してる!!!!!
まるで進太郎さんが、全てのアプリを見守っているようです。

この力作を描いたのは誰か?と思って探してみたところ、
ソウゾウのデザイナーである@愛紗美さんであることがわかりました!
せっかくなので、この作品についてインタビューしました♪

―何をきっかけに進太郎さんの絵を描こうと思ったんですか?
総務の方から「黒板に何でもいいのでアートをお願いします」と言われたので、
恐れ多くも進太郎さんの絵を描かせていただきました…!

―描く時に大変だったことは?
チョークで描くと音が目立つし、描いているところを見られるのも少し恥ずかしいので、
みんなが帰った夜の時間帯や、土曜日にちょこっと出勤して描いていました。
また、黒板アートは初めてだったので、試行錯誤しながらの制作でした。

―そういえば、他にも@愛紗美さんの作品を社内で見かけました。描きはじめた理由は?
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(先日ソウゾウMVPを受賞した、成田元輝さんの肖像画)

入社してから、ソウゾウエリアを盛り上げたいと考えていて、
絵が描けるので積極的に「○○を描いてもいい?」と周りに聞いていたんです。
私の絵がきっかけになって、社内が明るくなったり、話題のきっかけになればいいなと思って。

(せっかくなので元輝さん本人に持ってもらいました。そっくり!)
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―元々美術を学んでいたんですか?
いえ!完全に趣味です。今は趣味が高じて、ライブペイントをすることもあります。
今月も、川崎市内のステーキ屋さんに依頼されて、壁画を書きにいくんですよー!
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(ライブペイント中の@愛紗美さん)

社内の黒板アートから、社外のライブペイントまで精力的に活動する愛紗美さん。
もしメルカリオフィスに来ることがあれば、みなさんも彼女のアートを探してみてくださいね!

それではまた、来週の #メルカリな日々 で会いましょう。

エンジニアと立ち話。Vol.8 @deeeet(SRE) ちょっとお話いいですか?

ソフトウェアエンジニアの@kajikenがメルカリで働くエンジニアたちを捕まえて、ちょこっとお話を聞いていく本シリーズ。第8回はメルカリ SRE(Site Reliability Engineering)チームメンバーの中島大一さん(@deeeet)です。

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@kajiken:@deeeetさん、ちょっといいですか。

@deeeet:ちょっと待ってください今goroutineをcancelします。はい。どうぞ。

@kajiken:入社日と職種を教えてください。

@deeeet:2017年の1月に入社しました。SRE(Site Reliability Engineering)チームメンバーとして働いています。

@kajiken:これまでの経歴を教えてください。

@deeeet:大学の研究室ではNLPを、大学院に入ってからはロボットや音声対話の研究をしていました。新卒で楽天に入社して、最初はkoboプロジェクトのServerSideエンジニアをしていました。

入って最初に驚いたのは手順書を使ってコピペでDeployしていたことです。それではいかんとなり、自動化でDeployできる仕組みを作りました。それがきっかけで、Deployだけではなく、インフラそのものや開発環境の整備の自動化にも興味を持ち始めDocker、kubernetes、そしてGo言語などにハマっていきました。

社内のPaaSプロジェクトに入った時、日本人メンバーは自分一人の中、マネジャーから自由にさせてもらえて幅を広げていけたんです。

@kajiken:『みんなのGo言語』なんかも共著されてましたもんね。メルカリに興味を持ったきっかけは?

みんなのGo言語【現場で使える実践テクニック】

みんなのGo言語【現場で使える実践テクニック】

@deeeet:ガチで世界を獲ろうとしているところ。あとは魅力的なソフトウェアエンジニア、特にSREメンバーといっしょに働きたいなと。

もっとサービスに近い所でのインフラ業務に携わりたかった、というのもあります。なんというか、メルカリはリテラシの高い人だけが使ってるんじゃなくて、両親や友人が普通に使ってるサービスというのも大きな魅力でしたね。

@kajiken:SREとしてどんなことに携わってますか?

@deeeet:メルカリのSREメンバーはみな同じことをしているわけではなく、自分のスキルや得意分野を活かして自ら動いていくスタイルです。自分の場合はまず既存システムの自動化をしていました。Botを作くりまくったり、Deployを3倍高速化させたりしてましたね。

@kajiken:@deeeetのeの数を間違えるとBotが指摘してくれるやつもですね!

@deeeet:それは僕じゃありません。

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@kajiken:失礼しました。そういえば、2ヶ月程USにも行ってましたね。

@deeeet:メルカリはリージョン毎に同じアーキテクチャ構成で今までやってきたんですが、先行してUSでmicroservices化が始まりました。それを推進するために出張ベースで行ってきました。その時のアウトプットは一部をOSS化して公開しています。

github.com

USでの知見を活かし、今はJPもゴリゴリmacroservices化しようとしています。他にもML/NLPエンジニアを中心としたAI周りの基盤構築のプロジェクトなどにも携わっています。

@kajiken:メルカリらしいな、と思ったエピソードを教えてください。

@deeeet:メルカリってなんでも早いですよね。プロジェクトの企画立ち上げから、実装、Deployまで。そこにコミットできることにやりがいを感じれてます。

自分がいま取り組んでいるmicroservices化も、よりGo Boldに技術的挑戦が素早くできる土台のようなものなので、Productチーム全体の期待も背負っているというモチベーションにもなってます。

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@kajiken:@deeeetさんとして、メルカリのmicroservices化がどうなっていることが理想なんですかね?

@deeeet:各チーム、ソフトウェアエンジニアが各々オーナーシップをもってDeployを完全かつ高速で進められる状態を常に保つことですね。SREは本当に最低限かクリティカルなタイミングのみ介入して、あとはより柔軟なシステムに任せたり。

ソフトウェア開発って不確定なことが多いじゃないですか。だからすぐにDeployして、自分のアイディアと仮説が正しいか検証できるようにしたい。そしてその仮説検証のループを高速に回せるようにしたい。その仕組みの基礎を自分で推進できてるのはすごく楽しいです。

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@kajiken:メルカリでどんな人といっしょに働きたいですか?

@deeeet:何かしら特定の強みをもって、自分でプロジェクトを動かせる人ですね。microservices基盤をやりたいひとで言えば、例えばコンテナ周りをどんどんできるひと。

あとは技術的にもGlobalな視点を持っている人ですかね。メルカリはすべてがグローバルな環境を前提に動いているので。

もし興味のある方がいたら、まずは採用会食と言う体で三茶でお酒を飲みたいですね。

@kajiken:是非僕もまぜてください。ありがとうございました。

Software Engineer, Site Reliability

エンジニアと立ち話。Vol.7 @mootoh(Android) ちょっとお話いいですか?

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ソフトウェアエンジニアの@kajikenがメルカリで働くエンジニアたちを捕まえて、ちょこっとお話を聞いていく本シリーズ。第7回はメルカリでAndroidなどのエンジニアリングマネージャーをしている、高山 征大さん(@mootoh)です。

@kajiken:@mootohさん、ちょっとお話いいですか?

@mootoh:いいですよ。いつもどうやっているんですか?

@kajiken:あ、わりといつも適当にやっています(笑)@mootohさんといえば、DeNA時代に社内Rubyの勉強会で実はお会いしてたんですよね。

@mootoh:たしかにそんなこともありましたねぇ。

@kajiken:早速なのですが、入社日と現在のお仕事について教えてください

@mootoh:2016年2月入社です。現在はAndroidエンジニアチームのマネージャーとしてチームをまとめたり、メルカリJPのUXを改善するプロジェクトのプロジェクトオーナーをしています。

@kajiken:メルカリに入るまでは、どんなことをされてきたんですか?

@mootoh:大学を卒業したあと、TOSHIBAに入社して、最初はCell REGZAの開発に携わっていました。

@kajiken:まさにテレビの革命ですね

@mootoh:その後はいくつかのプロジェクトに携わったのち、最終的にMolatomiumという並列プログラミング言語とそのVMを作っていました。それが Cell REGZA に載ったのを見届け、DeNAに転職しました。

@kajiken:DeNAではどのような業務をされていたんですか?

@mootoh:DeNAではソーシャルゲームの部署に配属されたのですが、前職で海外の学会発表をして英語を話せたということもあって、一ヶ月でUSに行く赴任することになりました。たしか最初は3ヶ月とか、半年とか言ってたんですけど、延長を重ねて結局3年ぐらいいましたね…。

@kajiken:長かったですね…日本に帰ってきてからはどのような仕事をされていたんですか?

@mootoh:帰ってからいくつかのプロジェクトを担当して、その後iemoでiOSのアプリをフルスクラッチで書き直しました。ここでやっとkajikenとクロスするんですよね。 ※kajikenの前職はiemoと同タイミングでDeNA社がM&Aしたペロリ社

@kajiken:いや、僕はその前からmootohさんのこと知ってましたけどね。Remember The Milkという ToDo サービスのiOS アプリをmootohさんが個人でつくっていたのを僕使っていたんで

@mootoh:よく知ってますね(笑)最後はヘルスケアの部署のDeSCでAndroidアプリ作っていました。

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@kajiken:ここで初めてAndroidという言葉が出てきましたね。

@mootoh:そうなんです。ここにきて初めて、僕は真面目にAndroidの開発をやることになるんですよ。むしろ知り合いもiOSエンジニアのほうが多かった。

@kajiken:そんな中、次のステージとしてメルカリに入社されましたよね、どんなきっかけがあったんですか?

@mootoh:メルカリのメンバーがFacebookでデータサイエンティストを募集していますって流していたのを見かけたのが最初ですね。データサイエンティストってなんですか?ってコメントしていたらとりあえず一回遊びに来なよってなって…でもそれから半年くらい経って、入社することになりましたね。

@kajiken:当時のメルカリのイメージって何かあったんですか?

@mootoh:特になかったと思います。でもメンバーと話す内に興味が出て、実際にメルカリのアプリを使いはじめて、いまとなってはもう使うループに入っているというか

@kajiken:いままで携わったプロダクトの中で自分がずっと使い続けるプロダクトってありました?

@mootoh:それで言うと、やっぱりテレビですかね。家族全員に僕のが開発に携わっていたテレビ買わせましたしね。

@kajiken:それはすごいですね…

@mootoh:自分の作ったものをみんなに、特に近しい人に使ってもらいたいというのはわりとテーマとしてずっとあって、いまのメルカリもそうで、実際妻もよく使っていますし、親戚も使っていたり…こういうのっていいなと、やっぱり思いますよね。

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@kajiken:自分の身近な人も使ってくれているというのは、モチベーションにもなりますよね。メルカリでの一番最初のプロジェクトはどんなものだったんですか?

@mootoh:入社当初はUS版メルカリのAndroidエンジニアとして、プロジェクトに入りました。Androidエンジニアは当時で4人目でしたね。その後、メルカリ アッテの共通ID化のプロジェクトなどにも入っていました。それから育休を取得して、復帰してからは、またUS版アプリの様々な機能実装に携わって…。そして、この4月からはマネージメントが主な業務になってきています。

@kajiken:USに日本と、本当幅広くやってきていますね。ところで、メルカリはどういう人が多いと思いますか?

@mootoh:Androidのチームは大人なチームですね。年齢という意味ではなく、経験豊富な人が多い。それは全社にも言えると思います。大人な人が多いですよね。

@kajiken:メルカリのバリューで好きなものってありますか

@mootoh:会社全体を見ていて体現できているなと一番思うのはAll For Oneですかね、みんなボールを積極的に拾っていくし、協力的な人が多いですよね。トラブルが起きたときも、一気に集まって解決をして、そういうひとつひとつの日常を見ているだけでも、All For Oneが伝わる雰囲気が社内にあると思います。個人的に好きなのはGo Boldなんですけど、まだまだ挑戦が足りないなという気持ちがあるので自分も頑張りたいなと

@kajiken:mootohさんがこれからやっていきたいことってなんですか?

@mootoh:人がたくさん増えても、遅くなることなくスピード感をもってプロダクト作れる体制にしていきたいというのはひとつありますね。いまはUXを改善するプロジェクトに携わっているんですけど、もともとやりたいと思っていたことでもあるので、わりといま幸せで、いろいろやってきたけど、いま一番いいところにいるなという気持ちでいるので、やりきりたいですね。

@kajiken:最後に、どういう人と一緒に働きたいですか?

@mootoh:いま来て欲しいと思うのは赤魔道士的な人ですね。

@kajiken:ファイナルファンタジーですね。白魔法も黒魔法も使える赤魔道士

@mootoh:そうです。いま携わっているUX改善のプロジェクトで言うと、AndroidとiOSがあって、でもこれって流儀は違うけどやることって基本同じなんですよね。それぞれで対応するのもいいと思うのですが、たとえば両方できる人がいると、開発スピードもあがるし、それによってやれることも増えて、知見もたまって、よくなるんじゃないかなと思うことがあるんですよね。

@kajiken:mootohさんも赤魔道士ですしね。では、ぜひ全国の赤魔道士エンジニアへのメッセージをお願いします

@mootoh:そうですね。我こそはエンジニア赤魔道士という方はぜひランチに行きましょう。もしくは飲みに行きましょう!ぼくは日本酒が好きです。

今回もたくさんお話、ありがとうございました!

メルカリではSoftware Engineer, AndroidSoftware Engineer, iOSを募集しています!

「新卒2年目」とか関係ないです|メルカリ メゾンズプロデューサーの最速プロダクトづくり

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ソウゾウは、8/21にブランド品専用のメルカリ姉妹アプリ「メルカリ メゾンズ」をリリースしました。 www.mercarimaisonz.com

2017年2月にザワット社をM&Aし、既存チームと社内の公募メンバーを集ったメゾンズチームが作ったアプリです。 このチームのプロデューサーは、学生時代からメルカリでインターンをし、その後入社した浅香さん。今回は浅香さんに新しいチーム、プロダクトとして、どのような「産みの苦しみ」を体験し、そして楽しんでいるのか話を聞いてみました。

浅香 直紀

2016年4月入社。2015年7月からメルカリでインターンを経験後、ソウゾウの立ち上げメンバーとして、総勢4名の頃からメルカリ アッテに従事。現在はメルカリ メゾンズのプロデューサーを担当。

スマートな体験のための泥臭いマスターづくり

ー リリースおめでとうございます!メルカリ メゾンズはどんなアプリですか?

一言でいうと、ブランド査定付きのフリマアプリです。ファッション系アイテムを出品するときの課題、例えば

  • どんな説明を書くと売れやすいのか
  • どこを撮影したら売れやすいのか
  • 最適な値段はいくらなのか

などを、スムーズに解消できるようなアプリになっています。

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個人的には撮影時の下敷きガイド機能や、型番や相場をサジェストするためのマスターづくりを頑張りました。ブランドごとの細かな型番や相場などは、一元的なマスタデータとして流通していないため、泥臭く自前で作っていて思い入れがあります。

アプリ外の部分だと、偽ブランドへの対応も同時に打ち出していて、メルカリがこれまでに培ってきたノウハウを活かして全額補償もやっています。 おかげさまでリリース後は高評価をいただいていて、KPIも今のところ順調に達成しています。

ー チーム体制と浅香さんの役割を教えてください。

チームは全員で10人います。最近入社された方もいますが、

  • プロダクトオーナー:1名
  • プロデューサー:2名
  • デザイナー:1名
  • クライアントエンジニア:2名
  • サーバーサイドエンジニア: 3名
  • インターン:1名

です。エンジニアが多く見えますが、ザワット社が作っていたスマオクの運営や保守も行うので、全員がメルカリ メゾンズにフルコミットしているわけではないです。

僕はプロデューサー業の全般をやっていました。例えば、ユーザーの課題と提供するべき価値の調査、ユーザーインタビュー、MVPでつくったα版〜リリース版までの企画やディレクションであったり、マーケティング・KPIの設定などです。また、新卒入社したプロデューサーのメンターもしていました。

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ついに自分がファーストユーザーになれるプロダクトがきた

ーメゾンズチームにJOINしたきっかけはなんだったんでしょうか?

ザワット社のM&Aが社内で発表された時点で、新チームのメンバー公募があったんです。ザワット社の知見を活かしてブランド品に関するサービスをやるとは決まっていて、アパレルやブランドがもともと好きだった僕は「ついに自分がファーストユーザーになれるプロダクトがきた」と思いましたね。

募集中にプロダクトオーナーをランチに誘って「こういう分野のプロダクトを作りたかったんです」と熱弁しました(笑) また、メルカリ アッテのリリース時はメルカリと兼任だったので、自分の実力を試すという意味でもフルコミットで新規事業を作ってみたかったという思いもありました。

ー既存のチームに後追いで参加する形に近いと思いますが、どうでしたか?

ソウゾウにいたメンバーの中で異動したのは4名なのですが、ソウゾウの中でも特に、新しいことにもっと挑戦し、よりスピード感をもって働きたいと思っている尖った人たちだと思います。 それでも、スタートアップとして真正面からぶつかって進んできているザワットチームと一緒になると文化の違いを感じる場面もありました。

一切遠慮のないディスカッションや、プロダクトオーナーのトップダウン体制など、うまく融合できないこともありました。 こういった課題もメンバーで随時話し合い、継続的な開発がしやすい環境に調整していきました。チームづくりの面でも今回多くの学びがあったと思います。

「正しそうなデータ」と「ユーザーの声」だけを鵜呑みにしない

ー では、新規事業チームのプロデューサーとして大切なことはなんだと思いますか?

とにかく届けたい価値を間違えず、ぶらさず、最速で届けることですね。 価値検証ができる最低限の要件、最も効率よくそれを再現する方法を常に意識します。

もちろん出してみないと答えがわからないことばかりなんですけど、ユーザーインタビューを繰り返して価値をブラッシュアップするとともに、その声を鵜呑みにしすぎないように自分たちの価値観ともすりあわせて、確信に近づけていきました。

また、実際にユーザーがプロダクトに触れるシーンで考えることも大事にしています。 計算・実装した結果をみて「データ的には正しそう」というのと、それを実機で実際のシチュエーションで使ってみた感触には乖離があることがあります。

想定シーンや具体的な商品イメージを持たずに開発を進めると、ギャップにも気づかない可能性があるので、そのバランス感覚を大切にしています。

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ー ソウゾウで新規事業をやりたい人に伝えたい魅力はなんですか?

3つあります。1つ目は、まだまだこれからも新しいプロダクトが生み出されていく環境だよ、ということです。実際メルカリ メゾンズがリリースされてまだ1ヶ月も経過していませんが、既に他のプロダクトの検討や開発もはじまっています。 クオリティを保ちつつスピードをもって開発・運営ができるのは優秀なメンバーが集っている証拠だと思います。

2つ目は、裁量が大きいことです。僕は新卒2年目ですが、コアバリューからKPI、リリースタイミングなど、ほとんどの意思決定を任せてもらいました。 年次や年齢に関係なく、メンバーを信頼してくれるところがいいなと思います。

最後はメルカリも含めて全社的に協力的な空気があることです。 ユーザーインタビューの依頼や、撮影に使うブランド品の貸出などの協力はもちろんのこと、α版のフィードバック会などを企画すると、別プロジェクトやコーポレートのメンバーも興味をもって参加してくれます。

どんなプロジェクトにもAll for Oneで自分のことのように協力してくれるのは、メルカリ/ソウゾウの良さだと思います。

ー 最後に、今後はどんな仕事をしていきたいですか?

中古ブランド品の市場規模は4,425億円と言われていて、まだまだメルカリ/ソウゾウで取り切れていない分野です。まずは3年以内に年間1,200億円の流通がつくれるように、プロダクトの規模を拡大してきたいです。

一方で将来的にはまた新しいプロダクトを立ち上げたいという思いもあります。 今回は「どういう領域で」「どんなアプリにするか」の大枠は決まっていて、そこに集まったメンバーの1人としてプロダクトづくりに携わりました。 次は完全に0→1のフェーズからヒト・モノ・カネをつかってプロダクトを作り、できれば少人数の小さなチームで素早く価値を提供できる仕事をしてみたいです。

ぜひ一緒に新規プロダクトをつくりましょう!

メルカリ メゾンズやソウゾウに少しでも興味を持たれた方はぜひ気軽に遊びにきてください!

メルカリ メゾンズを急成長させるiOS/Androidエンジニア募集! - 株式会社メルカリのモバイルエンジニア中途の求人 - Wantedly

ソウゾウQAエンジニアチーム鼎談!僕たちは守備範囲を決めず、徹底してプロダクトのために動くだけ

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メルカリグループ内で新規事業を担うソウゾウでは、複数のサービス開発をチームに分かれて行っており、品質保証を担当するQA(Quality Assurance)エンジニアもチームに分かれて業務をします。

ソウゾウのQAチームは、スキルの高さはもちろんのこと、プロダクト開発への興味・関心を強くもって常にユーザー目線で取り組むのが特徴です。どの開発メンバーに聞いても、QAチームへの敬愛と信頼はとても厚く、プロフェッショナルだと口を揃えて言います。

今回はそんなQAエンジニア3名に、彼らのマインドやソウゾウQAとしての魅力を聞いてきました。

草柳 敬(写真左) 第三者検証としてサービス立ち上げなどのQAを10年経験。2016年8月にソウゾウ入社。現在は主にメルカリ アッテのQAを担当。


冨里 菜々子(写真中央) 2017年1月にソウゾウに入社。現在はメルカリ アッテやメルカリ メゾンズなどを担当。 猫をこよなく愛している。


泰楽 無雅(写真右) 2014年5月にメルカリに入社し、QAチームの立ち上げや検証作業に従事。現在は、ソウゾウでQAを担当。趣味はコーヒーと写真。

自社QAだからこそより強く感じられる「自分のプロダクト」という実感

ーみなさんがメルカリ/ソウゾウに入社したきっかけを教えてください。

泰楽:2014年の5月に、メルカリ1人目のQAエンジニアとして入社しました。代表の山田と面談した時に、CtoCで勝ちにいくと言っていたのが決め手で入社しました。

冨里:私は、元同僚の紹介です。話を聞いてみると、QAがプロダクトに関われる範囲が広そうな印象があって入社を決めました。加えてソウゾウは新しいプロダクトをどんどん作り出すという話をきいて、ものづくりに携われそうだと思ったのがきっかけです。

泰楽:関われる範囲が広いのは、QAが完全自社メンバーだからというのも大きいですよね。

草柳:そうですね。僕も、内製QA体制に惹かれたこともポイントでした。QAを自社メンバーのみで完結している会社は結構少ないんじゃないでしょうか。QAの部署はあっても、実際にQAするのは派遣された専門の別会社の方だったり、業務委託の人というスタイルが多い気がします。

過去の自分の経験ですが、派遣や委託では業務範囲が決まっていてそれを実行していくだけになりがちなんですが、メルカリ/ソウゾウだとそれがないのがいいですね。 以前は、プロダクトに対して愛着が湧いても、関われる範囲が少ないのでいまいち「自分のプロダクト」という実感を持てませんでした。

泰楽:メルカリ/ソウゾウではQAエンジニアに限らず、プロダクトやチームを良くするためのアクションは、やろうと思えばなんでもできる環境下にあるのはいいですよね。 それぞれが伸ばしたい分野やキャリアに応じて、様々なアプローチを自分で出来ます。 逆に、課題を見つけて自分で解決しに行く力がない方はちょっと辛いかもしれないですね。

草柳:ソウゾウQAは「QAチーム」としての動きを意識しだしたのが最近なので、いろんなことをトライしていますよね。解決案を提案すると「とりあえずやってみよう」というマインドが全員にあるのがいいなと思います。

誰よりも長く多くプロダクトに触れて「違和感の感度」をあげる

ー現在はどういった体制でどんな業務をやっていますか?

泰楽:ソウゾウでは、現在5人のQAが担当プロダクトごとに業務を行っています。リリースされているプロダクトが3つと、その他のメルカリとの連携箇所や新規事業などもあるので、大体1プロダクトに1名くらいです。 メンバーが多いわけではないので、大変なときにはそれぞれがヘルプにいけるように準備しています。

冨里:開発が完了したものを検証するのはもちろんなのですが、開発前に仕様をチェックして、開発後の検証ボリュームを小さくできるように工夫しています。 すべてのバグをつぶそうとするわけではなくて、守らないといけないラインの優先度付けを意識しています。

ーみなさんそれぞれが考える「できるQAエンジニア」というのはどういった姿でしょうか?

草柳:あらゆる状況を想定して、仕様やプロダクトを俯瞰して見られる力ですかね。それからちょっとした違和感を見逃さないことですね。

冨里:ちなみに「違和感」ってどうやって感度を高めていますか?

泰楽:違和感の感度は、プロダクトへのコミット量で積み重なっていく気がします。 業務中も休みの日も誰よりもプロダクトを触っている自信があるので、変化や違和感にも気づきやすいです。これは自社プロダクトのQAの楽しみの1つでもありますね。

スキルでいうと、テストをして不具合を見つけるだけではなく、一歩深く「なぜこの不具合がでるのか」を考えられるかが大事です。 仕様の不整合なのか、プログラムの問題なのかを気にしながら、開発フローの見直しも含めてどうすれば改善されるのかを考えて提案できる人が素敵です。

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ー情報の共有やコミュニケーションについて意識や行動していることはありますか?

冨里:チームとしては、週次定例でプロジェクトの状況や課題をシェアして、改善策を考えて実行しています。例えばアッテの場合は、1つのSprintごとに振り返りをして、スムーズな検証と品質向上の方法を検討しています。

最近は、要件確定後から実装開始の間にQAが仕様をあらかじめ確認するようにし、考慮漏れを開発前に防いだり、自分たちの検証工数を減らすことに成功しています。 エンジニアからも開発後の仕様変更が減るのでありがたいと言ってもらえました。

泰楽:個人的には、アッテやメルカリ カウルなど、メルカリと密連携をしているサービスが多いので、影響範囲が把握できるようにこまめに情報を取りに行くようにしています。例えばメルカリの仕様変更があった場合に、アッテにも影響がある可能性があったりするので。

草柳:僕の場合は、開発メンバーとの対面の会話を多くするように意識しています。エンジニアやプロデューサーなどと調整しながら仕様を詰めることが多いので、いつもウロウロしていると思います。

冨里:私も、話しかけられるときはいつでも相手に合わせて聞くようにしています。会話=「新しい情報が得られる機会」だと考えているので、どれだけ情報を持てているかがポイントになるQAにとっては、ありがたい情報源です。 情報についてもう一つ、アプリのユーザーレビューをチェックするようにしています。困りごとやユーザーが取る行動が見えることが多いです。

チャレンジングな環境で、いかようにでも関われるQAを体現

ーどんなQAエンジニアと一緒に働きたいですか?

草柳守備範囲を決めず、視野を広くして、全体を意識できる人と働きたいです。 チームとしてはこれから成長していくフェーズなので、そこについても一緒に作っていける人だとうれしいですね。

泰楽:僕は3つあって、1つは自走できる人。課題を見つけて、解決に向かって動ける人です。2つ目は、コミュニケーションを円滑に取れる人。 3つ目はQAエンジニアという職種に対してポリシーがある人がいいですね。自走とも関連するんですけど、行き詰まった時に、ポリシーに基いて動ける人と働きたいです。

ー最後に、それぞれが思うソウゾウQAの魅力を教えてください

冨里:できあがったプロダクトをQAするのではなくて、一緒に作っていけるところが魅力だと思います。もう一つは、QAエンジニアに限らず優秀なメンバーと一緒にものづくりができることです。

泰楽:2つあります。1つ目は、自社の専任QAという立場で、主体的に業務に取り決めるところですね。チームづくりもスキルアップも自分次第でいかようにも関わることができる点です。 2つ目は継続して活動できることです。担当プロダクトは変わっていくことがありますが、社内で継続して積み上げてきた知識や関係値が活かし続けられるので軌跡が確実に残せるところが魅力です。

草柳:僕は、ソウゾウという会社のチャレンジングさがQAエンジニアという職種の魅力にもつながっているのかなと思います。新しいプロダクトをどんどん生み出すソウゾウだから、QAとしてのやりがいもかなりあります。

また、やりたいと手を挙げた人にはチャンスをくれる会社なので、自分の領域を決めずに、様々なことにチャレンジしたい方には魅力的なんじゃないでしょうか。 僕自身も、そろそろプロダクトの企画や改善にも積極的に関わっていきたいですね。

ーみなさん、ありがとうございました!

ソウゾウのQAエンジニアに少しでも興味を持った方は、ぜひ気軽に遊びに来て下さい。

霞が関→大手IT企業を経てたどり着いたスタートアップ法務の醍醐味とは。

「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」をミッションにするメルカリにとって、「あんしん・あんぜん」なプラットフォームの構築は最も欠かせない要素といえます。そのためには、お客さまとのコミュニケーションを担うカスタマーサポートと共に、法的側面から支えるリーガルグループの存在が不可欠です。

今回は、そんなリーガルグループのマネージャーとしてメルカリの法務を牽引する城 譲のインタビュー。異色のキャリアを持つ城の話を通じて、スタートアップ法務の醍醐味をお伝えします。

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【プロフィール】

城 譲(Yuzuru Tachi)

株式会社メルカリ リーガルグループ マネージャー

早稲田大学法学部卒業後、国土庁(現国土交通省)に入庁し、国際連合、内閣府などの業務に従事。2010年に楽天株式会社に入社し、法務業務全般に携わる。2014年に株式会社メルカリにジョインし、現在リーガルグループマネージャーを務める。

根本にあるのは「世の中を良くしたい」という公共心。

― 大学卒業後は国土庁(現 国土交通省)に入庁されたとのことですが、どんな想いで行政の世界に?

青臭い話ですが、学生時代から「世の中を良くしたい」と思っていたんです。特に日本は「衣食住」のうち住環境の整備が遅れているという問題意識がありました。そこで、国土庁および国土交通省で、不動産や地域振興に関する行政に携わっていました。

― 行政の世界から次のステップに移るきっかけは何だったのでしょうか?

7年ほど勤めて少し環境を変えたいと感じ始めた頃に、ケニアのナイロビに本拠地を構える国連ハビタット(※)に出向する機会を得ました。 これが自分のキャリアにとって大きな転機になりました。ケニアだけでなく世界各国から集まった人々の多様な価値観に触れながら働くことで、自分の仕事をより深く考えるようになりました。どうしたら、もっと効果的に世の中を良くすることができるだろうかと。
※国連総会によって1978年に設立された都市化と居住の問題に取り組む国連機関

― そして次のキャリアとして選んだのが事業会社、それもIT企業だったんですね。

はい。国連ハビタットへの出向から戻ってきてから2年ほど霞が関(内閣府)での勤務を続けましたが、世の中を動かすメインプレイヤーが行政から民間に移ってきているのを日に日に感じるようになりました。もっと世の中を大きく良くしたいという思いから、当時インターネットの可能性を示していた楽天株式会社に転職しました。

ルール形成から啓発まで。メルカリリーガルグループは既存の枠にとらわれず顧客体験を高める。

― 楽天ではどんな仕事に携わったんですか。

楽天に移ったことで私の法務人生がスタートしました。霞が関でも法改正など、もちろん密に法律と関わるわけですが、いわゆる企業法務は初めての経験。大きなものではM&Aから、諸々の契約関係まで幅広く担当させてもらいました。行政から移ったことで、日々カルチャーショックを受ける新鮮な日々でした。

― そこから規模も全く異なるメルカリに。

楽天での仕事も充実していましたが、組織が大きくなるに従って担当する業務が固定されてきて、自分の価値観とマッチしなくなってきたんですね。働く中で分かってきたのは、自分はあらゆる領域に携わっていたいタイプだということ。法務という専門性を持ちながら、社内外の色々な人の役に立ちたい。

そうなると、大きな組織ではなくスタートアップに目が行くようになりました。そんなタイミングでメルカリの存在を知り、入社することになりました。

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― メルカリのリーガルグループではどんな仕事をしていますか。

一般的に法務としてイメージされる契約などのデイリー業務もありますが、それだけにとどまらないのがメルカリのリーガルグループの醍醐味だと思います。CtoCサービスは歴史の浅さもあり、自主的な取り組みが求められる領域が広く、行政や同業他社とも議論させていただきながらフリマサービスに合った自主ルールを形成していっているところです。

特にフリマアプリの中で事業規模が大きいメルカリに期待される役割は大きいですし、まだまだやるべきことは沢山あると思っています。まだ周知できていない部分も多いと思いますので、フリマアプリの安全性についての啓発をカスタマーサポートやPRとも連携しながら取り組んでいきたいです。

また、メルカリはアメリカやイギリスでもサービス展開しているため、各国特有のリーガル的ハードルが立ちはだかることがあります。そこでリーガルグループも現地に赴いて解決に当たっています。

― 今後の展望はありますか。

ルール面から顧客体験を高めて、メルカリの成長を促進できるリーガルグループを目指します。まず第一にお客さまに「あんしん・あんぜん」な取引をしていただけるよう務めます。その上で利便性も損なわないよう、多岐に渡るステークホルダーと共に解決策を考えていきたいと思っています。

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― そのためには、まだまだ仲間が必要ですね。メルカリのリーガルグループにはどんな資質が求められますか。

現在は、日米の弁護士資格を持っている者や、大手自動車メーカーの法務を経験した若手など、一人として同じキャリアを歩んでいるメンバーがいない多様性豊かなチームです。直近でも有名IT企業や金融機関からメンバーが入社してくれていますが、共通しているのは、みんなメルカリのミッション・バリューに共感していること、そして自分の枠にとらわれないことです。

これまで常識とされてきたことも、様々な側面から見てゼロベースで考えられる人が活躍しています。多くの方にジョインしていただいて、リーガルからメルカリのミッション達成をドライブしていきたいですね。

Legal Specialist

https://www.mercari.com/jp/jobs/www.mercari.com

エンジニアと立ち話 Vol.6 @motokiee さん、ちょっとお話いいですか?

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ソフトウェアエンジニアの@kajikenがメルカリで働くエンジニアたちをつかまえて、ちょこっとお話を聞いていく本シリーズ。 第6回はソウゾウiOSエンジニアの成田元輝さん(@motokiee)です。

テレビ番組の制作からiOSエンジニアへ

@kajiken:成田さん、ちょっとお話いいですか?

@motokiee:はい!どうぞ!

@kajiken:ソウゾウに入社した時期と、今やっている業務内容を教えてください!

@motokiee:2016年の9月入社で、もうちょっとで1年です。2月からメルカリ カウルのiOSを担当しています。

@kajiken:ソウゾウに入社するまではどんなことをされていたんですか?

@motokiee:以前はテレビ制作の仕事をしていて、ニュースのテロップやフリップを作ったりしていました。その仕事をしながら趣味でiOSのプログラミングを始めました。

@kajiken:そうなんですね!プログラミングの経験はあったんですか?

@motokiee:全くの初心者でした。Objective-Cというのを使うらしいとか、そういうレベルで。CGを作ったりはしていたので、それを活かしてiPhoneのゲームを作ってみたくて始めました。 そこからのめり込んでいったのですが、趣味だと取れる時間は1日1時間ほど。だから仕事でやりたいなと思ったんです。

@kajiken:その後はiOSエンジニアとして転職して、経験を積んだという感じですか?

@motokiee:そうですね。iOSだけじゃなくて、WebやAPIも興味があったので「やらしてください」と手を挙げて、色々やりました。

@kajiken:ソウゾウに入社した決め手はありますか?

@motokiee:前職ではできなかった、0からサービスを立ち上げる経験をしたくて入りました。あとは、会社に魅力的なソフトウェアエンジニアやプロデューサーたちが集まっていたのがよかったです。 入社後半年くらいはメルカリ アッテを作っていて、2017年の2月からメルカリ カウルチームにJOINしました。

iOSエンジニアだけどGoも書いてみる

@kajiken:リリースから半年経過していたメルカリ アッテと、リリース前からJOINしたメルカリ カウルを経験して違いを感じることはありましたか?

@motokiee:メルカリ カウルはリリース3ヶ月前だったので、まだ開発も進んでないことも多くて、「新規事業」感が強かったですね。 アッテは入ったタイミングでiOSエンジニアが5人いて、チーム全体では20人くらいいたんです。

一方メルカリ カウルはiOSが自分含めて2人、チーム全体でも人数が10名弱だったので、アッテより近い距離でコミュニケーションしなければいけなかったなと、反省することもありましたね。

今はサーバーサイドエンジニアの手が足りず、クライアントエンジニアもGoを書こうとしていて、簡単な修正ですがPull Requestを出したりしています。目的を果たすためには、手段を選ばずチーム一丸となるのも新規の醍醐味という感じで楽しいですね。

@kajiken:では成田さんがソウゾウで働く上でやりがいを感じるポイントはなんでしょう?

@motokiee:新しいプロダクトがどんどん作られていて、変化の多い所です。僕自身も半年後にはメルカリ カウルをやっているかどうかわからないですしね。そういう刺激が多い所がやりがいにつながっています。

f:id:mercan:20170801130942g:plain (プロテインを飲む成田さん)

社外のコミュニティ活動も盛んにしたい

@kajiken:これからはどんなタイプの人に入社してほしいですか?

@motokiee:新しいサービスなどをガンガン使う人が入って来てくれると嬉しいです。 メルカリ/ソウゾウともにみんな新しいサービスへの嗅覚がすごくて。 詳しいだけじゃなくて、実際に使って判断しているので自分も感度をあげていかないとな、と気が引き締まりますね。

@kajiken:最近は、海外視察とアプリ利用を支援する新制度「Mercari Tech Research」で支援も始まりましたもんね!

@motokiee:そうですね。あとは、社外のコミュニティ活動が好きな方も歓迎です!自分は外部の勉強会で登壇をしたりするのも好きなんですけど、メルカリ/ソウゾウだとAndroidやWebに比べてiOSはメンバー主導のコミュニティ活動が少ない気がするので、もっとやっていきたいですね。

@kajiken:社内でも毎週「Swift Wednesday」というiOSエンジニアの勉強会をしていますよね?

@motokiee:はい!毎週各プロジェクトでやった技術検証や実践の結果を共有しています。 外部の勉強会の発表で求められるのは、どういう技術を試してみたかよりも、まさに実際に使ってみてどうだったか?の実践部分なので、社内で閉じてるのはもったいないくらいの勉強会ですね。

@kajiken:成田さんはiOSDC Japanの実行委員もやられていますね。

@motokiee:はい!今朝もノベルティの素材を確認してから出社しました。

@kajiken:そうなんですね。実行委員は昨年に続いて2度目かと思いますが、どういう経緯で参加することになったんですか?

@motokiee:勉強会で顔を合わせることが多かった実行委員長の@tomzohさんに「iOSのカンファレンスをやるんですけど どうです?」とお声がけ頂きました。

趣味でアプリを作っていたときからアウトプットしている方々の発表や資料にすごく助けられていたので、そういうコミュニティに何か還元したいという気持ちで参加しています。

@kajiken:そうなんですね。メルカリもPlatinum Sponsorsとして協賛していますよ!

@motokiee:はい!今年も楽しんでもらえるよう頑張っているので、ぜひみなさんお越し下さい!

@kajiken:成田さん、どうもありがとうございました!

エンジニアと立ち話 Vol.5 @kajiken さん、ちょっとお話いいですか?

ソフトウェアエンジニアの@kajikenがメルカリで働くエンジニアたちをつかまえて、ちょこっとお話を聞いていく本シリーズ。ですが、今回は立場が逆なんです。@kajiken がメルカリ2016年4Q期に Go Bold賞を受賞したので、今回はHRの松尾がいろいろと話を聞いていきます。

ソフトウェアエンジニアとして人事業務を

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@akhr_matsuo:かじわらさん、ちょっとお話いいですか?

@kajiken:いや、ちょっといまYouTubeみてるんで。

@akhr_matsuo:それはいつでも見れますよね。

@kajiken:はい。

@akhr_matsuo:入社時期と職種を教えて下さい。

@kajiken:2015年12月です。いちおうソフトウェアエンジニアなんですが、メルカリの開発ではなく、採用や組織などに携わっています。

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@akhr_matsuo:びっくりするくらいの逆光です。いつもお互いあーだこーだどーだそーだばっか言ってますよね。

@kajiken:そういう話はやめましょう。でも私たちちゃんと仕事してますよね。

@akhr_matsuo:目線が高いからですね。ありがとうございます。メルカリに入る前は何を?

@kajiken:楽天にて広告プラットフォームの開発に携わったあと、もっと技術力を伸ばしたいなとサイバーエージェントに。2年で4つくらいのサービス開発をしてました。メルカリの前にいたのはペロリで、二人目のソフトウェアエンジニアとして、なんでもやっていました。

@akhr_matsuo:メルカリには何を求めて入社を。

@kajiken:大中小、いろんな規模、会社のフェーズを経験してみて、メンバーが長くモチベーションを高く維持しながら働ける組織づくりに強い興味があったんです。開発面ではなく組織面を中心に貢献したいと。

メルカリはProductもビジネスモデルもクールでしたし、当時からいるメンバーも魅力的かつ多才。これからどうなるのか、一番わからない会社だったんですよね。実際、入社したて時にイメージしてた組織とはだいぶ規模もメンバーも違って面白いです。

@akhr_matsuo:へー。真面目に考えてるんですね。いまの具体的なお仕事内容を教えてください。

@kajiken:VPoEや各Engineering Mgr、HRメンバーと一緒になってメルカリの開発組織づくりと採用(中途・新卒)に関わることをすべてやっています。

カジュアルな候補者面談から、募集要項の策定/改定、技術課題フローのアップデート、世界中のカンファレンスイベントのスポンサード判断、自社イベントの企画運営、インターン企画、大学まわり、採用ブランディング、組織課題の拾い上げ、改善アクション、採用サイトの開発…あとは…

@akhr_matsuo:あ、もう大丈夫です。ちなみにソフトウェアエンジニアとしてバリバリ現場で働いてた中、組織づくり側に行くことに、不安とかなかったですか?

@kajiken:なかったです。戻ろうと思えばいつでも戻れると思ってますし、組織や採用をソフトウェアエンジニアとしてみることで、技術的な視野は否が応でもひろくなりました。

@akhr_matsuo:最後に今後、メルカリで実現したいことや達成したいことを教えてください。

@kajiken:いろんなバックグラウンド・スキルをもった中途のメンバー、新卒のメンバーでも、メルカリのミッション達成のために高いモチベーションで思い切りアウトプットし、評価されるような組織づくりですね。

あと、メルカリは普段から「普通の会社にはならない」と役員陣含め公言しているので、ソフトウェアエンジニアの理想郷というか、憧れられるくらいの開発組織でありたいです。

@akhr_matsuo:ありがとうございました。YouTube見て大丈夫ですよ。

@kajiken:こちらこそありがとうございました。

次回予告

次回はソウゾウのiOS エンジニア、 @motokiee さんにちょっといいですか?します。

エンジニアと立ち話 Vol.4 @osamingo さん、ちょっとお話いいですか?

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ソフトウェアエンジニアの@kajikenがメルカリで働くエンジニアたちをつかまえて、ちょこっとお話を聞いていく本シリーズ。

第4回は初のソウゾウメンバー登場!サーバーサイドエンジニアをしている主森 理(とのもり おさむ)さん(@osamingo)です。

小さなチームで大きな裁量を持って働きたかったのでソウゾウへ

@kajiken:主森さん、ちょっとお話いいですか?

@osamingo:ぜひぜひ〜

@kajiken:入社月と職種を教えてください!

@osamingo:2016年の8月に入社しました!サーバーサイドのエンジニアとして今はメルカリ カウルを担当しています。

@kajiken:もうすぐで1年ですね。ソウゾウに入る前はどんなことをしていたんですか?

@osamingo:新卒でサイバーエージェント社に入社して、約5年半で6つのサービスの立ち上げと運用をしてきました。最後に携わったAbemaTVではスクラムマスターもしていました。

@kajiken:そこからソウゾウに入社した経緯はなんだったんでしょうか?

@osamingo:前職では大小様々なサービスの立ち上げを経験できたので、引き続きその経験を活かしつつも、もっと少人数でオーナーシップをもってプロダクトが作りたいという気持ちが強まったんです。

@kajiken:小さなチームで大きな裁量を持って働きたかった、と。ソウゾウに入社した当初になにかギャップを感じたこととかはありましたか?

@osamingo:前職と比較すると僕よりも年上の人や同年代の人が多いのが新鮮でしたね。メルカリ含めてもですが、「百戦錬磨」感のある人が多い印象です。だからこそ、若手のソフトウェアエンジニアにとっては最高の環境だなと思います。

@kajiken:そうですね!他にもよかったところはありますか?

@osamingo:エンジニア同士が仲良くて、勉強会も盛んな所ですね。ソウゾウはプロダクトがいくつもあるので、iOSもAndroidもサーバーサイドも勉強会を週1でやっていて横のつながりも大切にしています。

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@kajiken:ソウゾウの中でGo言語の勉強会などはしているんですか?

@osamingo:以前と比べると個々のレベルが上がってきているので、各々が開発で困ったことを共有をしたり、あとはGCPについて話すことが多いですね。

プロジェクトも増えたり、メルカリとの連携も増えているので、共通して使えるライブラリを作ってシェアしたり、最近僕は「共通ライブラリ作るおにいさん」になりつつあります。

社内のTech系Slackチャンネルは「精度の高いRSS」

@kajiken:メルカリ側とのエンジニアとはどんな接点がありますか?

@osamingo:直接仕事でやりとりすることはほとんど無いんですが、SlackのTech系のチャンネルでよくコミュニケーションします。僕は、このチャンネルを「精度のいいRSS」だと思っているんです。

優秀なエンジニアがわざわざ「シェアしようと思ったこと」となので、ありがたく拝見していますし、何よりもここで発生する議論はかなり価値があると思います。

@kajiken:メルカリグループで働くことのやりがいはなんですか?

@osamingo:速さを重視して動けることですね。一緒に働く人同士が仲が良くて、コミュニケーションが円滑なのと、必要以上な承認プロセスがないところです。

@kajiken:まさに、ソウゾウのバリューである「MOVE FAST」ですね! 最後に、主森さんからメルカリ/ソウゾウを気になってくれている方に背中を押すようなメッセージをおねがいします!

@osamingo:優秀なエンジニアと働けることが最高の福利厚生だと思っていて、メルカリはそれが叶う場所だと思います!ぜひ一緒に働きましょう。

@kajiken:osamingoさんありがとうございました!