その数値にクリエイティビティはあるか? 数字マニアなメルカリメンバーが目指す「適切なお金の配置」

先日行われた2017年10〜12月期のMVP発表で「一番インパクトのある大きなチャレンジをした人」に与えられるGo Bold賞の受賞者の1人として、ファイナンスチームの堀田昂佑さんが選ばれました。

受賞コメントで彼が語ったのは「牽制するのではなく、適切にお金も配置していきたい」。その言葉が意味するものとは何でしょうか。今回のメルカンでは、堀田さんがGo Boldにすすめる「適切なお金の配置」について聞きました。

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堀田昂佑(Kosuke Hotta)
大学で情報工学を学んだ後、みずほ証券へ入社。おもにインターネット領域の銘柄を担当する。ニューヨーク支店や東京支店などで経験を積んだ後、2017年6月にメルカリへ入社。ファイナンスチームとして、KPI管理や予実管理を中心に行う。

経営で必要な数字は自分で算出する

ー今回のGo Bold賞、おめでとうございます! 堀田さんはメルカリのファイナンスチームに所属していますが、まずは具体的にどういった業務をしているのかを教えてください。

メルカリのファイナンスチームではIRのほか、資金調達や予実管理などを行っています。いわゆる一般企業でのIRや財務、経営企画がごちゃっと入っている感じですね。その中で僕は、KPIや予実管理をおもに担当しています。

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僕の立ち位置は、経営とプロダクトチームの間にあります。経営は予算策定管理などリソースを配分する上で、全社の数字を把握することが必要です。

しかし、経営自らプロダクトチームなどの数字を細かく見るには限界があります。そこで、僕が間に入って必要な数字を管理し、経営がすぐにチェック&判断できるようにしているんです。

僕の場合、プロダクトチームにある「経営に必要な数字」を自分で算出しています。

そもそも、プロダクトチームで必要な数字と経営で必要な数字は似て非なるものです。それに、少しでも前へ事業を進めていくためにも、マネージャーたちは「経営側に伝えるための数字」を作ることに時間を割くべきではない。僕らがあえてそこまで入り込むことで、事業の効率化を図っているところもあるんです。

会社の成長とともに見えにくくなるメンバーの気持ちをSlackでチェック

ー「経営側に必要な数字」はどのように作っているんですか?

基本的には新規事業などができると、ファイナンスチームにPLや損益計算書などが送られてきます。それをもとにどういった事業をやっていくのか、どう財務を織り込んでいくのかなど、プロダクトチームとコミュニケーションしていく流れです。

あとは僕の場合、普段からSlackのいろいろなチャンネルに片足を突っ込んで、定性的な情報をチェックするようにしています。メルカリでは、Slack上でのやりとりがほぼオープンになっています。なので、ちょっとしたアイデアでも誰かが「いいね!」と言えば採用されることがあります。そういったアイデアはもちろん、メンバーが何を考えているのかなどを取りこぼさないようにしています。

ーとはいえ、Slackで全チームを把握するとなると、かなりの情報量になります。どうやって情報の取捨選択をしているのでしょうか。

各チームが業務について話しているチャット部屋はリアルタイムでチェックしたいので、すべて通知がくるように設定しています。そのほか、雑談などが飛び交うチャット部屋は、休憩の合間にザーッとチェックしていますね。

今はどんどんメンバーが増えていて、さすがにこれだけ規模が大きくなると情報も増えます。ただ見ているだけではわからなくなってきているからこそ、僕は気になるところには突っ込んでいくようにしているんです。もちろん、突っ込みすぎて自爆することもあるのですが…(笑)。

でも、メルカリメンバーはみんないい人なので、僕の発言に対しても「ファイナンスの人間だからわからないだろう」とならず、議論にちゃんと応えてくれるんです。僕はそれを最大限に活用しているところがありますね。

ファイナンスチームがメルカリグループの加速装置になる

ーSlack上で各チームの状態を把握するなど、堀田さんがそこまでやる理由は何でしょうか?

1つは、僕が数字マニアということがありますね。小さい頃からパソコンを触ったりネットをしたりするのが好きで、大学でも情報工学を専攻していました。数字から潜り込むようにしていろいろと紐解いていく過程が、もう本当に楽しくて仕方ないんです。

例えば、関係が希薄だと思われていたA事業とB事業には実は密接なつながりがあり、すごくシナジーが働いていたことが数字上からわかったとします。そこへお金を投入して一気に加速させることができたら…これって楽しくないですか?(笑)。

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もう1つはGo Bold賞の受賞コメントでもお話ししましたが、適切な人の配置があるように、お金も適切に配置すべきという考えを持っているからです。お金は無限ではなく、有限。それは、どんな企業でも同じです。だからこそ、提示されている数字の先を把握しておきたい。必要であれば、お金を投入して事業を加速させたい。

とはいえ、Slackでのやりとりはまだ「見つけたものから順次」といった人海戦術的なところが多く、見落としているものもたくさんあります。僕としては、各チームのメンバーによるアイデアをもっと網羅的に、効率的に拾い上げていきたい。そのためには、もう少しルールなどを整備して、本当にお金が必要なところにすぐアクセスできるような仕組みが必要ですが…これはまだまだ課題が山積みですね。

ーその中で今、着手していることなどはありますか?

今は予算の精度をもう少し高めるために試行錯誤しています。予算はあくまでも計画であり、実績とズレていくことは多々あります。でも、その理由をちゃんと調べれば、ズレを少なくできるんです。もっとプロダクトチームとの連携を密にした体制を整えたいと思っていますね。

ー予算の精度を上げるヒントも、やはり数字の中にあるんですね。

そうですね。数字、数字というと、ビジョンに向けて突っ走っていくことを否定しているように思われますが決してそうではありません。むしろ、そこは最大限に尊重しています。

メルカリ全体が突っ走っていける状態にするためにも、ファイナンスチームを有効な加速装置にしたいですね。

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