「今の広報の常識が外から見ると非常識かもしれない」 メルカリPRのこれからとは。Mercari PR TALK #1イベントレポート

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左から、PRグループ マネージャー矢嶋、中澤、取締役社長兼COO小泉

PRグループでは先日、メルカリPRのこれまでの歩みや今後についてお話しするミートアップイベント「Mercari PR TALK #1」を開催しました。


mercari.connpass.com


取締役社長兼COOの小泉とPRグループマネージャーの矢嶋、中澤が登壇。創業時からこれまでのメルカリPRの歩みや今後、そして小泉にとってのPRグループの評価や求める人物像などを「ぶっちゃけトーク」としてお話しさせていただきました。

今回の記事ではその一部をレポートします。


メルカリPRグループについて

まずはPRグループマネージャー矢嶋から、現在のメルカリPRグループのチーム構成や、現在のメルカリの課題、半年のロードマップなどを紹介。

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現在、メルカリのPRグループは矢嶋がマネージャーを務める「コーポレートPRチーム」と、中澤がマネージャーを務める「プロダクトPRチーム」の2つのチームに分かれています。

「現状の課題とロードマップ」のパートでは、実際に社内会議や合宿で使用した資料を赤裸々にお見せしながら、現在のPRグループの取り組みの裏側を紹介しました。一部を抜粋すると...

  • チーム基盤の構築(採用・業務効率化)
  • メディアリレーションの強化
  • 「ただ流行っているアプリ」ではなく「生活者の消費行動に影響を与える存在」となるためのPR施策
  • 「世界に挑戦する会社」としてのメッセージング施策


このように、各PR施策をどんな意図で仕掛けているのかについて、ぶっちゃけトーク。参加者の方もたくさんメモをとられている様子が印象的でした。

後半戦は、台本なしのPRトーク!

事前にいただいた質問などをもとに、小泉も迎えてトークセッション。モデレーターは中澤が務め、話は多岐に広がりました。こちらも内容を抜粋してご紹介します。

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ー 小泉さん、今の広報チームに対して評価している点と、もっと頑張ってもらいたい点は何ですか?

小泉:サービスが大きくなり、IT業界の人や利用者だけでなく、幅広い人にメルカリの取り組みや価値を理解していただく必要がある。今の広報チームは、幅広いマスメディアに丁寧に対応し、頑張っていると思う。

今は、企業としての信頼性や安心・安全性を丁寧に伝えていくフェーズ。新しいものに対して人は恐怖感を抱くので、メルカリを「なんとなく不安」と思っているお客さまも多い。その壁を乗り越えないと、新しいお客さまにご利用いただけない。「守り」をしっかりすることが、信頼を獲得し次のフェーズに進むという「攻め」にもなっていく。やれることはあと20個くらいあるので頑張ってほしい(笑)。

ー 1人目として採用する広報に求める人材像(スキル・マインドセットなど)を教えてください

小泉:1人目の広報に求めるのは2つだけ。1つは、サービスが好き、会社が好き、という会社や事業に対する愛。それがないと、どんな人にも熱量を持って伝えられず、薄っぺらな言葉になってしまう。2つ目は、経営陣からの信頼。広報は経営陣と近い距離で、同じ言葉で話せるようにならないといけない。

「プレスリリースの書き方」や「人脈」などのスキルは、入ってから学んだり引き継いだりすることもできる。マインドが重要!

ー 今後のメルカリに求める人材像(採用基準)は?

小泉:職種の枠にとらわれず、本当に必要なことをゼロベースで考えられる人。「広報だからこれをやる」というのではなく、常に「今の広報の常識が外から見ると非常識かもしれない」という視点を持って、Go Boldにチャレンジできる人。

広報に限らずだが、グループ内で経験者と未経験者のバランスが半々くらいになるように採用している。そうすることで、既存のセオリーにとらわれず、新しい視点で攻められる。

矢嶋:PRグループも10人体制になったが、強みが違う人を揃えていきたい。「浅く広く全部できる」というよりは、何かの強みがあり、それがメルカリの向かうベクトルで合うか、というところを重視したい。

ー ベンチャーの広報で大事なことは?

小泉:車でいうと、左の車輪は「プロダクト」。右の車輪は「マーケティング・PR」。この2つが同じペースでまわらないと、スケールできない。そして、良いタイミングで「ファイナンス(資金)」というガソリンを注入することが大事。いくら良いプロダクトを作っても、マーケティング・PRが弱いと、知られないし使ってもらえない。良いプロダクトがあれば何もしなくてもそれだけで、お客さまに使っていただけるようになるというのは幻想。

僕は、PRは最もROIが高いファクターだと思っている。なぜならレバレッジが効きやすいから。その理解が浅いベンチャーは結構多いのでは。莫大なお金をかけなくても、知恵を絞ればやれることがたくさんある。

ー 矢嶋さんは昨年10月に入社ですね。メルカリに入社してみて感じたことはありますか?

矢嶋:メルカリはボトムアップ文化。バリューに応じて現場が活躍することを本当に大切にしていることに驚いたし、最初は慣れない点もあった。

入社当初は「小泉さんの考えていることをどう実現するか」と考えていたが、1on1で相談したときに「矢嶋さんのやりたいようにやってほしい。Slackでいつも見ているし、何か問題があれば言うので。何も言わなければGoだから」と言ってもらえて、そこで覚悟が決まった感じがあった。

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ー社内でスムーズに情報連携するための工夫はありますか?

中澤:社内の情報は基本的にすべてオープンなので、SlackやWiki、Google Docsなどを見て拾っている。私はSlackウォッチャーなので(笑)。そこで各部署でどんなことが起きているかをなんとなく把握し、詳しく知りたいことがあったら担当チームに聞いたり、メンバーに情報を共有したり。

PRグループのSlackチャンネルにも400人くらいメンバーがいる。社内の人にPRにもできるだけ興味を持ってもらえるように、面白い情報や、取材に関する裏話、メディア露出情報などを共有してわかるようにしている。

小泉:メルカリではとにかく情報をオープンにしているので、経営陣とマネージャー、メンバーの間で持っている情報はほぼ一緒。世の中には情報の格差でマネジメントをする組織もあるが、それは避けたい。

ー 小泉さんは基本的に現場に任せるスタイルですよね。

小泉:経営陣の仕事は未来を創ることなので、現場のデイリーの業務にはあまり口出ししない。「知らない間にすごい進んでるじゃん!」という案件が増えないと、組織がスケールしない。何か問題があれば報告してくるし、Slackを見ていればだいたい様子はわかる。デイリーの業務のマネジメントはマネージャー陣に任せている。

ー でもSlack、かなり細かいところまで見ていますよね?(笑)

小泉:僕は、Slackのチャンネルはかなり見ている。社員に「社長からSlack見られている」と思われているのも大事(笑)。見てもらっているという心理的な安心感もあると思う。

ー PRの効果測定はどうしていますか?

矢嶋::広告換算や露出量などの数字は追っていない。それよりも、狙いをもって行動し、そのとおりにできたか、ということが重要。PRのメンバーにも求めているのは、発信したいメッセージや意図した狙い通りに、効果的に露出がなされたかどうかという点。PDCAを回せば自然と成長していく。

ー 社内広報、インターナルコミュニケーションでやっていることはありますか?

小泉:メルカンが最重要。情報をオープンにすることで採用ブランディングにもなり、紹介されたメンバーのモチベーションもあがる。社内向けだけにやっていることはなく、メルカンに集約している。よく「ここまで書いていいんですか?」と言われるが、組織文化がないと簡単にはマネできないので全く気にしない。情報はなんでもオープンにしていくのが、結果的に一番強い。


などなど、多岐にわたる話が飛び出しました!


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トークセッションの後は、お酒や軽食を交えて懇親タイム。

参加者の方からは、「未経験の方をあえて入れることで、常識と思いがちなことに囚われないようにする、という点など、本当にその通りだなと思いました」「広報として考える視点、とても勉強になりました」などの感想をいただきました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

メルカリのPRグループでは、新たなコミュニケーションのあり方を共に考え、一緒に創っていく仲間を募集しています。

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