メルカリ全エンジニアが参加した1週間の「Mercari Hack Week」結果発表!受賞したのは? #メルカリな日々

こんにちは。Brand Management Teamのmayumineとsaimaruです!(今回の #メルカリな日々は合作でお届けします)

メルカリでは先日、全エンジニアが通常業務から離れ、つくりたいもの、好きなものを1週間かけて取り組む「Mercari Hack Week」が初開催、その結果を発表するDemo Dayが行われました。
メルカリのエンジニアが1週間の自由開発時間が与えられると何を作り出すのか……?気になりますよね!

今回はDemo Dayで発表された内容の一部をレポートします。
Demo Dayには、メルカリジャパンのCEOのtamosan(田面木)、CTOのsuguru(名村)、VPoEのkoresawa(是澤)も審査員としてフル参加し、#pj-hack-week のチャンネルでは、当日大変な盛り上がりを見せていました。

CEOやCTOも盛り上がるSlackチャンネル。カジュアルに称賛しまくりの嵐。

最終的にMercari Hack Weekでは、110人がHack Weekのためのアイデアを出し※、121件のアイデアが集まり、4時間のDemoDayでは実際に33のデモが発表されました。
※アイデアを事前に共有した人数であり、メルカリのエンジニアの人数ではありません。

Demo Dayで発表された成果を一部ご紹介すると、

など、アプリの機能開発に関するものから、業務改善につながるものなど、さまざまな成果が発表されました。
発表されたデモの数々は、「今すぐ欲しい」「めっちゃ便利」「すげー!」「すばらしい!」といったものばかり。一部「それは仕事では」というものも散見されましたが(笑)、それも素晴らしい成果です。

CTO自らもHack Weekに参加し「Flutterを使って楽しいダッシュボード」を発表していましたよ。

そして、今回受賞したものは!以下のとおりです。

Awardの種類は全部で5つ。CEO Award、CTO Award、VPoE Award、UX Award、そして急遽加えられた審査員特別賞です。

今回は、CTO Award受賞者で「mercari Japanese IME」を発表したshidoさん、そしてCEO Award受賞者で 「Mercari 2025」を発表したallam.condaさん、そして「自動で売れるかチェック」を発表したkokoさんの声をご紹介します。Awardに選出したCTOのsuguru、メルカリジャパンCEOのtamosanより、それぞれの受賞理由も合わせてどうぞ!

CTO Award「mercari Japanese IME」

出品を簡単にするための、メルカリ独自のIME(日本語入力方法編集プログラム)を実装するというものです。

shidoさん(ML Engineer)

shido:このような賞をいただき、ありがとうございます。 名村さんがおっしゃっていた、きちんとアプリに入っていること、そしてお客さまにとって本当に意味のあるものをつくることは、ずっと考えていたことだったので、そこを評価していただいたのは、すごく嬉しいです。Hack Week、本当に楽しかったです。なので、できれば毎週、Hack Weekをやってもらいたいです!(笑) ありがとうございました。

suguru:CTO Awardは、大きな成果を最小のエフォートで実現したもの、かつ私たちが見たことがないアイデアに与えられる賞です。他にもいいアイデアが沢山あって、すごく悩んだんですけど、選ばせていただきました。メルカリアプリにちゃんと入っていて完成度が高いことと、すごくシンプルなんですけど、おそらくお客さまにとって価値にあるものになるだろうなと思いました。あと解決方法がすごくスマートだったので、選ばせていただきました。

CEO Award「自動で売れるかチェック」

メルカリでの出品に慣れないお客さまのために、持ちものをメルカリで売れるかどうかを自動でチェックできる機能です!

kokoさん(iOS Engineer)

koko:このような、ありがたい賞をいただき、感謝しています。このチームは「自動で売れるかチェック」という機能をつくったのですが、6人のメンバー全員が本当に実現したいという強い思いでHack Weekに臨みました。開発工数もそこまでかからない、プロダクトを良くするアイデアだと思うので、ここで終わりにせず、検証を重ねて、プロダクトに入れて、リスターのグロースに貢献していきたいと思います。本当に、ありがとうございました。

tamosan(田面木/メルカリジャパンCEO)

tamosan:CEO Awardは、リスティング(出品)に関するアイデアに与えたいと思います。実は2つのアイデアを選ばせてもらいました。理由は、この2つのアイデアを一緒にしたら面白そうと思ったからです。日々、僕もリスティングのことで頭がいっぱいなんですが、このプロジェクトを一緒にしたら、すごいことが起きる予感がしました。お客さまの「売る体験」が変わりそうだし、何より機能を使っていて楽しい。ARもAIもすべてが融合されている観点も面白かったし、何よりお客さまにとって便利で、楽しめるのが最高でした。実現させましょう。おめでとうございます!

CEO Award「mercari 2025」

スマホのカメラを持ちものにかざすと、メルカリではいくらで売られているか、ARで出してくれる機能です。
Machine Learning、Edge AI、Augmented Reality (AR)、Image Search、(mercari)Design Systemを使って、実装されました。


このデモには参加者一同称賛の嵐!

冒頭のSlackのスクリーンショット、実はこの機能のデモのときのものでした。
allan.condaさん(Software Engineer)

allan.conda:ありがとうございます。今回のプロジェクトは本当にいろいろな人たちにサポートしていただきました。Androidや実際の商品を貸してくれたり、アシスタントをしてくれたメンバーもいました。本当にありがとうございます。あと画像検索のチームもAPIの提供の部分でサポートしていただき、ありがとうございました。途中で何度も諦めそうになりましたが、なんとか最後まで走り切ることができました。みなさんにデモをお見せできて嬉しいです。ありがとうございました。

受賞者のみなさん、本当におめでとうございました!
Demo Dayの最後は、このHack Weekの発起人である、CTOのsuguruより、総括のコメント。

suguru:今回、一週間を使ってHack Weekを実施することは、メルカリとしては初めての試みで、実はデモにどんなアイデアが出てくるのか、少しドキドキしていました。「今回が最後かもしれない……(汗)」と思いながらDemo Dayを迎えました。その結果、賞をあげたくてもあげられないほどの素晴らしい、ユニークなアイデアばかりで、とても良かったです。

賞はあげられなかったのですが、いくつか「これプロダクトに入れたい」という声を既にPMからもらっているので、実現化するためにいろいろ考えていきたいと思います。他にもプロダクトではない、サービスをつくってくれたメンバーもいましたが、これについても時間をかけて、実際に会社で使われるように改良を重ねていってほしいと思います。
本当は一つひとつのアイデアに感想を言うつもりだったのですが時間がないので、後日個別にフィードバックさせてもらいます。おそらく、Hack Weekは次回もやります! みなさん、本当にお疲れさまでした。

1週間に渡り開催された、mercari Hack Week。Demo Dayで繰り広げられたプレゼンテーションの全てには、作り手としての想いやプライド、お客さま視点、優位性などなど、エンジニアのすべての要素が詰まっていたように感じました。
それぞれのアイデアの実現化に向けて、プロダクトに磨きをかけていきましょう!
メルカンでも、プロジェクトの進捗があれば、積極的に発信していきたいと思います。みなさん、お疲れさまでした!

それではまた、#メルカリな日々で!

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