「振り返りを活かしたプロジェクト推進を」エンジニアリング面でリードし続けた私がメルペイMVPを受賞するまで

こんにちは、メルペイのCredit Design(クレジットデザイン)チームでBackendエンジニアをしている小川雄大(@fivestar)です。

先日、2020年10〜12月期のメルペイMVP賞を受賞しました。私自身は2019年にメルカリCorporate Solutions EngineeringチームからメルペイCredit Designチームへ異動。いくつかの新規事業開発プロジェクトに携わりながら活動範囲を広げていく過程で、次のような実績を残したことが今回の受賞につながりました。

1:Credit Designにおいてエンジニアリングをリードする役割として広範囲に貢献した
2:新規プロジェクトのテックリードとして、過去のプロジェクトの振り返りを活かしプロジェクト推進に貢献した

この受賞を機に、改めてこれまでの活動内容を振り返ってみたいと思います。

この記事を書いた人


  • 小川雄大(Katsuhiro Ogawa、@fivestar)

    2008年にアシアルに入社。2011年にクロコスを設立し、翌年にヤフーに売却。ヤフーにてメディアプラットフォーム開発や技術戦略策定を担う。2015年よりAncarにてCTOを務めたのち、2018年1月にメルカリへ入社し、Corporate EngineeringのBackendアーキテクトを担当。現在はメルペイへ異動し、Credit Design(クレジットデザイン)チームでBackendエンジニアを担当。


メルペイスマート払いの機能開発における不確実性との戦い

私が所属するCredit Designはお客さまの「信用」を創造し、そこに価値をもたらすサービスの提供を行うチームです。代表的なサービスに「メルペイスマート払い」があります。これは、信用情報に基づいて算出された金額を上限に、メルペイで購入した代金を翌月にまとめて清算できるあと払いサービスです。

メルペイスマート払いはさまざまな機能開発が行われており、なかでも大きなものが昨年7月にリリースした「定額払い」です。「『お金が理由であきらめる』を無くす財布」をコンセプトに開発されたサービスで、「使いすぎ」「払い終わらない」といった支払いに関する問題を解消し、より安心してお買い物を楽しめることを目指したものになります。

そんな定額払いですが、お客さまの体験をよりよいものにするための機能が盛り込まれ、非常に大掛かりな開発プロジェクトとなっていました。その結果、プロジェクト進行にいろいろと問題が発生。そんな事態を解決するためにスコープを大幅に絞り、メンバーを増員することでなんとかリリースまでこぎつけました。それでも目標にしていたリリース時期からは遅れ、課題の残るプロジェクトとなってしまいました。

ちなみに私自身がプロジェクトチームに入った当初は、関連マイクロサービスの開発に携わっていました。途中からコア機能の開発に入り、Backend開発のテックリードを担当していました。

定額払いリリースの振り返りとその後の改善

定額払いのリリース後、経営陣も巻き込んで数回に渡ってプロジェクトの振り返りを実施しました。そもそもの計画やスコープに対する判断の妥当性から、プロジェクトの各フェーズでどのような課題があったか、そして今後どのようにして解決していくかについて議論を交わしました。

特に不確実性の要因だったものの1つに、メルペイスマート払いの技術的負債がありました。メルペイスマート払いの前身は、メルカリが2017年にリリースしていた「メルカリ月イチ払い」です。メルカリグループの中では歴史あるプロダクトの1つだったこともあり、定額払いの導入によりアーキテクチャが複雑化。そのため、アーキテクチャの移行プロジェクトを立ち上げてリファクタリングを進め、生産性そのものを改善しました。

また振り返りにおける課題の1つとして、プロダクト開発プロセスにおいてエンジニアの判断を取り入れやすい組織環境づくりの必要性を強く感じていました。そこで私自身は次のような取り組みに注力しました。

・ エンジニアリングのカウンターパートとしてプロジェクト初期から参画し、整合性の取れたスペックの作成、および実現可能なプロジェクト設計を行う
・ 技術観点からチームのロードマップの妥当性を考え、サステイナブルな開発計画を立てる
・ 経営陣と直接コミュニケーションをとり、経営目線と現場目線を合わせる
・ プロジェクト早期から徹底的に不確実性を精査し、計画性のあるプロジェクト進行を目指す
・ 組織課題を解決し、スタートアップらしいパワフルでモチベーティブなチームをつくる

Credit Designチームにおいて、エンジニアリング面をリードする役割を担うことはメルペイに転籍した当初から自身の目標の1つにおいていました。チームからもそうした立ち振る舞いを求められていた状況もあり、簡単に実践できる話ではないとは思いつつ、非常に高いモチベーションで望めていたと感じています。

こうした経緯があり、定額払いのリリース後はプロダクトグロースのためにあらゆることをケアしながらチームの最善手を考え打ち続ける日々でした。Credit Designはメルペイのなかでも規模の大きいチームで、常にいくつかのプロジェクトが並行して稼働している状況でした。メンバーのアサインやプロジェクト間の依存関係や整合性の整理などのプロジェクト・プロダクトマネジメント面の課題に対応しつつ、エンジニアとして設計や実装を推進。メルカリグループのバリューである「Go Bold(大胆にやろう)」「All for One(全ては成功のために)」「Be a Pro(プロフェッショナルであれ)」を実践できている確かな手応えを感じていただけに、今回のMVP受賞はとても嬉しく思います。

「信用を創造して、なめらかな社会を創る」というメルペイのミッションにおいてCredit Designチームはとても重要な位置にあります。これからもさまざまなプロダクトを生み出して「なめらかな社会」の実現を目指していきたいと思いますので、ぜひご期待ください!

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