メルカリが取り組む「やさしい日本語・英語」の実態を紐解く! #岐阜市職員のメルカリ1on1

こんにちは! 岐阜市役所からメルカリ政策企画チームに出向中のmacchanこと松葉公之介です。

「#岐阜市職員のメルカリ1on1」、第20回は日本語トレーナーのMazさんとの1on1です。外国籍メンバーも多く在籍するメルカリにおいて、日本語トレーナーの果たす重要な役割について聞いてきました!

<Mazさんってこんな人>

・ 多国籍なメルカリ社内だからこそ、「やさしい日本語・英語」の普及啓発が重要!
・ 独自の日本語カリキュラムを開発!成功させて社会にインパクトをもたらしたい
・ 「英語を話せないから」と諦めてしまうのではなく、わかる日本語で話したらきっと伝わる!

「メルカリ版日本語カリキュラム開発を成功させ、インパクトをもたらしたい」by Maz

Mazさん(写真左)

メルカリにジョインする前までは、日本語「教師」として活動。しかし、メルカリではよりフラットな関係でコミュニケーションするため、呼び方を変えているというMazさん。「今は外国籍メンバー(日本語学習者)に日本語を教えるだけではなく、カリキュラムとテスト開発、それから『やさしい日本語・英語』の普及啓発を行っています」とのこと。日本語習得のため、組織フェーズに合ったカリキュラムやテストを構築しているのは、海外から来たメンバーが多く所属しているメルカリらしい取り組みの一つですね。

「私のようなトレーナーを社員として自社で抱え、ニーズに合ったカリキュラムやテストをつくり込んでいくのは、メルカリが初なんじゃないかと思っています。メルカリ版日本語カリキュラム開発を成功させて、ここの導入例を他の会社にも展開できるくらいのインパクトをもたらしたいですね」(Mazさん)。既存の検定試験に頼らず、メルカリ独自のテストをつくることで、メンバー個々の英語と日本語の語学習得度合いが明確化するそうです。

もう一つ、Mazさんが社内で推進している「やさしい日本語」の普及啓発は、岐阜市をはじめ、全国の自治体で事例があります。災害発生直後の緊急時などにおいて、在住外国人だけでなく、高齢者や障がいのある方、小さな子どもなどは情報弱者となりやすく、「やさしい日本語」を地域に根ざしていくことは、非常時に誰もが適切な行動をとるために重要な施策です。

「社内でも積極的にやさしい日本語で話すことは、とても大切な意識づけです。日本語のネイティブメンバーに対して『今の伝え方は難しいんだよ』とアドバイスしてあげることが、私たちの役割です」とMazさんは話します。僕も英語でのコミュニケーションはとても不安ですが、伝えたい意識を持つことで、より多くのメンバーと積極的に関わるチャンスが生まれると感じました。相手に思いやりを持って話すことこそが、一番の心がけですね。

「今期からは、社内のミックスランゲージのチームに照準を絞ってやさしい日本語・やさしい英語を促進しています。いつもGOT(Global Operationsチーム、翻訳や通訳などを担うチーム)には頼めないし、でも話したい……といった言語の悩みを抱えている人が多いんです。そんなとき、英語が話せないからと諦めてしまうのではなく、そのメンバーがわかる日本語で話したらきっと伝わるよ、という意識を全員に持ってもらいたいです」。

Mazさんの手掛ける「メルカリ版日本語カリキュラム」開発は、これまでの日本企業にはなかった先進的取り組みの一つです。「やさしい日本語・英語」の意識を根ざしていくことこそが、みんなが同じミッションに向かって全力で走れるための必須条件とも言えますね。将来、日本社会全体がMazさんの目指す世界に近づくことを期待します。

Mazさん、ありがとうございました!

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