日本アニメをきっかけに通訳となった彼がメルカリに入社するまで #岐阜市職員のメルカリ1on1

こんにちは！岐阜市役所からメルカリ政策企画チームに出向中のmacchanこと、松葉公之介です。

「#岐阜市職員のメルカリ1on1」、第32回はメルカリInternal Communicationsチームdemirhanさんとの1on1です！

＜demirhanさんってこんな人＞
・ トルコではアニメの吹き替えもやっていた！？
・ メルカリは大変だけど刺激を受けながら成長できる場
・ demirhanさんが考えるグローバル人材とは？

「真のグローバル人材は相手と向き合う気持ちがある人」by demirhan

“デミたん”の愛称でみんなに愛されるdemirhanさん（写真右）

口元のヒゲが特徴的なデミたんこと、demirhanさんと1on1してきました。国も年齢も歩んできた過程も違う2人ですが、今のメルカリで双方感じていることがかなり近く、とてもハッピーな1on1になりました！

demirhanさんは、これまでトルコで6年間、おもに日本語とトルコ語を繋ぐ通訳・翻訳家として働いていました。「最初はメディアコンサルティングの会社にいて、日本のアニメや映画を訳して、時にはスタジオで吹き替えの声優みたいなこともやりました」。なんと、吹き替えまでやっていたんですね！その仕事を選ぶきっかけはあったんでしょうか？「日本のアニメですね（笑）。トルコでは、アニメは子どもが観るものでしたが、そうでないものが多くて驚きました。当時は『デスノート』にハマって、大学では翻訳学科に進みました。同時に日本語を勉強して大学2年生の頃、学生イベントで初めて日本に来ました。僕個人として感じたのは、東京はイスタンブールよりもきれいで秩序が保たれていて、一瞬で好きになりましたね」。

しばらく日本語を使った仕事を続ける最中、日本人の友人と久しぶりにトルコで会う機会があり、彼を通じてメルカリGOT（Global Operations Team、メルカリの翻訳および通訳を行うチーム）を紹介してもらったのが、再来日したきっかけとのこと。「日本の労働環境についての情報は事前に知っていたので、メルカリの働き方やカルチャーはハングアウト面接でくわしく聞いていました」。

まだ知らない国での労働環境、気になりますよね。実際に働いてみてどうだったのでしょうか？

「『この仕事、楽しいー！』と思えることがたくさん！毎日大変だけど、刺激を受けながら成長している実感があります」。そうそう、みんなメルカリを通じて目指したい自分の理想に向かって頑張っている印象ですよね！「僕もそうです。だからこそ、個人の成長につながるメルカリに貢献したい気持ちでいっぱいです」とdemirhanさん。別々の世界から偶然メルカリで出会い、そこで同じ思いで働けているという喜びを分かち合えた瞬間でした。僕もメルカリでの10ヶ月は大いなる刺激を受けましたし、自己実現できる（もしくは自己実現を目指すきっかけの）場であると感じています。

「メルカリには上司という概念があまりないですよね。メンバーがいて、マネージャーがいる。一緒にOKRを決めてトラッキングし、双方でフィードバックする。そして成果を出せば、正当な評価を担保されます。本当に良いマネージャーはメンバーをサポートする人だと思います。メンバーの役に立つ人であり、もしかしたら他の日本企業にはあまりない形式かもしれません」。メルカリで働いたことのない人はきれいごとのようにしか聞こえないかもしれませんが、demirhanさんと同じ意識で働いているメンバーは、わりと多数だと思います。

最後に、demirhanさんが考えるグローバル人材について聞かせてもらいました。「国境を超えた見方ができる人ですね。常識は立場ごとに違うのが当たり前です。たとえ日本では当たり前でも、他国では当たり前でないわけで、これを自然に感じられる人であることが大切。英語など他言語を使えたとしても、ここは日本だからそれは間違っているなど、相手の言うことを聞き入れない人はグローバル人材とは言えませんよね」。相手の発言に耳を傾けること、自分の常識を相手に押し付けないことですね。僕も絶賛英語学習中ですが、demirhanさんとの1on1で気づき得た思考を引き続き意識していたいです。

demirhanさんに日本語をどのように学んだか聞いたところ、お笑いコントを何度もくり返し見て、言い回しを覚えたとのこと。特に東京03、バカリズムを尊敬しているらしく「マセキ芸能に入りたい」と笑って話していたのが印象的でした。現在は都内でお笑いライブを開催しているデミたん、日本のお笑いの世界もイケるんじゃないですかね！近い将来彼をテレビで観る日が来るかも…。

demirhanさん、ありがとうございました！