開発業務をストップしてエンジニアがやりたいことに向き合う一週間 #MercariHackWeek の受賞結果を発表! #メルカリな日々

こんにちは!Brand Management Teamのmayumineです。

メルカリでは、3月23日から27日の1週間、メルカリのエンジニアのための技術のお祭り、「Mercari Hack Week」を在宅勤務環境下の完全オンラインで実施しました。

Demo Dayのオンライン参加の様子。
プレゼンするチームにHang outで繋いで、画面を共有してもらいます。参加者は専用のslackチャンネルでワイワイします。

開催期間中、通常のプロダクト開発から離れて好きな開発を好きなチームと、今回は完全にオンライン環境で行いました。

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在宅勤務環境下でも!メルカリのエンジニアのための技術のお祭り「Mercari Hack Week」を開催します #MercariHackWeek #メルカリな日々

前回(2019年10月)
メルカリ全エンジニアが参加した1週間の「Mercari Hack Week」結果発表!受賞したのは? #メルカリな日々

今回のHack Weekで生まれたアイデアの数は124件、参加者の数は163人、DemoDayの発表数は25件

作り上げたプロジェクトの最終発表を行う「DemoDay」も完全オンラインで実施。約300人が参加するHangout上で、各チームは、自宅からプロジェクトのプレゼンテーションを行いました。

そして大盛り上がりだったこのDemoDayから1週間後…。受賞発表がオンラインAll hands(全体会議)の中で発表されました!
今回はどんな作品が受賞したのか、ご紹介していきます。

Gold Award 「Project IE」

メルカリをより使いやすくするための新機能の開発提案です。
商品詳細を行き来せず効率よく比べるために、自然言語処理技術で情報を抜き出すアプローチで、実用的なさまざまな機能をHack Week期間中に開発!

受賞メンバーは@masaki.haga、@furufuru、@keizo042、@y-wada!Gold Awardの受賞、おめでとうございます!

CTO @suguruからコメント

Hackweek という1週間での完成度とは思えない仕上がり。
現状のお客様が求めているものを探求しており、”Focus on the Customer” の精神にもつながっている。
Engineering Driven でのプロダクト開発にも価値が高いことを思わせる出来。
UIとしての質、機能の完成度、目のつけどころ、いずれも今すぐメルカリのプロダクトに入ってもおかしくないクオリティ。
Engineer 主体で開発することの必要性を改めて感じさせるものでした。

@masaki.hagaから受賞コメント

本当にびっくりしました。今回作ったものは、様々なアイデアが詰まっていたものですが、今年から(メルカリの開発組織体制が)キャンプ制度になり、その利点を活かせたと思っています。メンバーも全員プロフェッショナルで、できたものに意見を言い合い改善を重ねて、作っていてとても楽しかったです。

Silver Award「Barcode Sell on Web」

Webでバーコード出品の実装を試してみたというプロジェクトです。
Webはログインしなくても閲覧できるという利点を活かし、アプリにはない「バーコードから検索」という機能も実装もしています。

@mkazutakaさん、おめでとうございます!

CEO @tamosanからコメント

Webには大きなポテンシャルがあると思っています。お客さまが欲しいものを捉えていると思ったし、僕自身もまさに欲しいと思った機能です。来Q以降実装されるのを楽しみにしています!

Bronze Award「Mercari by SwiftUI」

メルカリアプリを、Appleが提供するFrameworkであるSwiftUI と Combineで書き直してみたというプロジェクトです。実際にコードの量も減り、生産性も上がったそうです。

Engineering Director @kwakasaからコメント

Mercari app の主要な機能 Timeline, Item Detail, Listing それぞれの実装と UI を、1週間で作ったとは思えないクオリティで仕上げてくれて、Swift UI に代表される FRP ベースの Declarative UI ライブラリを使った開発の生産性の高さを実証してくれました。
今後検討していくプロジェクトの道筋を示してくれた点でも意義深いです。

@gentle、@andysaw、@Kaz_H、@koko、@Ashish、@kagemiku、受賞おめでとうございます!

Bronze Award「Lets recreate Mercari using Flutter」

もうひとつのBronze Awardは、メルカリアプリを、Googleオープンソースのモバイルアプリケーションフレームワーク「Flutter」で構築しなおしてみたというものです。「Flutter」を使えば、iOS, Android, Web, Desktopと、マルチプラットフォームで開発が可能になります。作っていてとにかく楽しかったそうです。(lot of fun!)

VP of Backend @stanakaからコメント

Flutterを活かしてiOS/Androidだけではなく、MacOSやWebまで作ることができたのは印象的でした。
一週間でここまで作り込み、多数のPlatformで展開できる可能性を示すことができたのは、Flutterを活用したアイデアに繋げられる可能性を感じられました。

@damian、@Tomato、@Stefan_droid、@Joshi、受賞おめでとうございます!

R4D Award「Mercari AR Camera」

前回のHack WeekでCEO Awardを受賞した@allan.condaが、今回はEdge機能とARを組み合わせて、なんと4つものAR Camera機能を、Androidの「ARCore」を用いて開発しました。

*Credit: Google Pixel scan by Qlone by Ronen Horovitz. Television, Rubik’s Cube by Poly by Google. licensed under CC BY 3.0.

前回のHack Weekからの連続受賞、おめでとうございます!

R4Dチームよりコメント

Good demonstration of what xR could bring to the app in general.
He went above and beyond, proposing 4 different demos.
With a bit more of long term thinking this could become a R4D theme.

また、惜しくもBronze以内には入らなかったけれど、審査員がぜひ表彰したいと急遽作った「審査員特別賞」を受賞した方は以下のプロジェクトとメンバーです!

おめでとうございますー!

最後にCTO @suguruより総括です。

Hack Weekを企画した当初は、こんな状況になると予想しておらず、延期も検討しました。在宅勤務の環境下で、アイデアはちゃんと出るのか、プレゼンはできるのか、チームで開発できるかなと心配でしたが、結果的に前回よりもクオリティも上がっていたし、流石だと思いました。メルカリのエンジニアは、クリエイティブで面白いものを創ることを感じた1週間でした。ずっとHack Weekでもいいんじゃないかと思えたくらいです(笑)。半年後の開催に備えて、ぜひアイデアを温めてください。

在宅勤務環境下という逆境を乗り越え、2回目のMercari Hack Weekも大いに盛り上がり大成功でした!

それではまた、#メルカリな日々で!

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