ただの新規事業コンテストじゃない!?ソウゾウの新規施策を検討する「できつく会議」とは

この記事に登場する人


  • @aki.ito

    新卒でNTT東日本に入社し、法人営業と並行してプロボノでスタートアップ支援を行う。株式会社Kyashの人事・広報担当として7人目で参画。2018年6月に株式会社メルカリ(メルペイ)に入社し採用・HRBP・メルカリグループの人事企画に従事。2021年9月より株式会社ソウゾウHRBPとして組織開発・Internal Communicationに従事。

  • @massuu

    株式会社LITALICOに新卒入社。教育系の新規事業開発室にて、事業企画/コンテンツ開発/マーケティング/HRを担当。その後、READYFOR株式会社に人事として入社。人事制度設計、採用含め人事全般を担当。2018年10月、メルカリに入社。2019年2月よりHRBPチームの立ち上げ/マネージャーを担当。2021年1月よりソウゾウのHRBPを担当。


こんにちは、ソウゾウHRの@aki.itoです。

2022年3月23日、メルカリShopsを手掛けるソウゾウで、新規施策についてチーム対抗でプレゼンを行う「できつく会議」を開催しました。

「できるを、つくる。」ミッションを実現するHowの一つ

「できつく会議」の「できつく」はソウゾウのミッションの一部である「できるを、つくる。」を略したタイトルです。「できつく」の名前には2つの想いを込めていて、1つ目はこの会議が「できるを、つくる。」を実現するためのHowの一つであること、2つ目は設立して約1年の若い会社であり、できたばかりのミッションの浸透を促進したいことです。

今回の会議の目的は、重要な施策の解像度を上げること

できつく会議の目的は、ソウゾウに集う重要施策の解像度を上げることです。テーマは「メルカリShopsが来期以降(22年7月~)実施すべき新規施策はなにか?」とし、この場を通じて新規施策について詳細に検討し、解像度を上げることを目指しました。

社内notionのできつく会議まとめより抜粋

新規事業の会社に早くも集う、多くの新規施策の種

ソウゾウはメルカリグループで新規事業を担う会社でありながら、オフサイトや日常の議論の中で生まれた多くの新規施策の種が集っていました。また今回のできつく会議を機に沢山の新規施策の応募があり、応募数はなんと76個になりました。

ピックアップされた6つの施策についてお客さま体験や開発体制などを検討し、チーム対抗でプレゼンを行いました。

オフサイトや日常の議論に加え、今回の応募で集まるソウゾウの新規施策の種

できつく会議には76ものアイデアが集まりました!

「できるを、つくる。」ミッションに向けたメンバー全員の高い熱量

ソウゾウの新規施策についてプレゼンの場を用いて検討する機会は初めてになります。6つの施策について6チームに分かれ、約3週間にわたって事業検討やプレゼン準備を行いました。通常業務に加えてできつく会議の準備を行いますが、どのチームも妥協せず、最後のプレゼン準備まで解像度を上げるために最善を尽くしました。

参加チームのリーダーのコメント

sakura:通常業務と並行してのできつく会議の準備は体力的にはとてもハードでした。提案資料の精度を上げるために社外打ち合わせも実施し、社内ミーティングや資料作成時間を含めるとかなりの時間を準備に要しました。ただ、普段は関わりが少ないメンバーと一緒に1つのゴールに向かって検討進める過程は、文化祭前の高揚感にも似た盛り上がりがあり、忙しいながらもとても楽しく、貴重な体験でした!

ハードな中、各チームのオープンchannelでやり取りして一丸となって準備を進めました

会議はオープンに。全員視聴できるようオンラインでプレゼンと経営陣のコメントを中継

今回の会議は施策の解像度を上げることが目的です。プレゼンの参加メンバーのみではなく、ソウゾウメンバー全員が参加して新規施策の解像度を上げられるよう、全てのコンテンツをオンライン中継しました。

できつく会議のタイムラインはこちら。

審査員陣はメルカリグループの各社CEO・CFOが特別審査員、ソウゾウCEO・CTOが審査員、ソウゾウESG担当役員がESG審査員となりました。プレゼンを採点するだけでなく、終了後に各チームに密度の高いフィードバックを直接贈りました。

ソウゾウCEOの石川によるメッセージから始まり、運命のルーレット(外部ツールを利用しました!)を経てプレゼン順を決めました。

6つの施策について各チームのリーダーがプレゼンしました。

プレゼンの感想

Saku:チーム一丸となって作ってきたもので、内容には自信を持ってプレゼンに臨めたものの、オンラインでの発表は場の雰囲気が掴みづらく、正直やりにくいだろうなと思っていました。が、聴いている社員のみんながslackのチャンネル上で、「これ良いね」や「使ってみたい!」など、プレゼン中もガシガシ盛り上げてくれて。みんなでイベントを作っていく、新しいアイディアをみんなで盛り上げていく、という雰囲気がソウゾウらしさ全開で最高でした。
Takashi:グループの経営陣の前でチームメンバー全員で作り上げた資料をプレゼンすることはとても緊張しましたが、終始良い雰囲気で盛り上げていただけて結果として学びのあるとても良い機会になりました。経営陣からの質問タイムも含めて、事業全体を見渡しながら中長期でやるべきことを考える時間となり、自分自身もプロダクトへの解像度を上げる良い機会になりました!ぜひまたチャレンジしたいと思います。

運命の結果発表です。最も点数が高かった優勝チームが決まりました!

優勝チームの@sasayanより優勝の感想です!

@sasayan:プレゼン、質疑応答ともに手応えはありました、が他teamの内容も素晴らしかったので「あ、優勝しちゃった!」というのが自分の第一声でした(笑)
テーマとして審査のポイントで高評価いただきやすいものだったので、テーマが有利だったのはあったかなと思いつつ、「試合巧者」という評価をいただき嬉しかったです。Teamのみなさんがビジネス上のフィージビリティをあげるのに他社さんへのヒアリングに奔走してくれた結果だと思います!teamのみなさん、ありがとう!

発表終了後、全審査員から全チームに対して15分ずつのフィードバックタイムを取りました。プレゼン内容や施策の実現に向けた改善ポイント等、今後の実現に向けて必要なポイントが明確になる有意義な時間になりました。

審査員陣から各チームに対してフィードバック。
内容はタイムリーに議事録を取りオープンにしました。

Tomoe: 普段、他カンパニーの役員の方から直接フィードバック頂ける機会はなかなかないため、自分のoutputがどれくらいのレベルに達しているか確認ができ、フィードバックを通してメルカリがどう事業を考えているかなど直接話し合える時間もあり、入社半年足らずの私としてはこういった機会に参加させて頂き大変光栄でした。事業インパクトで1位で想定通りでしたので大変満足です笑
Ogataka:プレゼン後すぐに詳細なフィードバックを頂けたことで不足している点、より解像度を上げる必要ある点を明確にすることができ、next actionをその場で決めることができました。個人的にはもっとインパクトを出せるはず、1位になれたはずというコメントが悔しい限りですが、通常業務では得られないフィードバックなので今後に活かしていきたいと思います!

新規事業に集ったメンバーだからこそ新規施策への関心が高く、プレゼンをしなかったメンバーも含めてポジティブなコメントが寄せられました!

  • 各チームでの解像度アップとフィードバックによる磨き上げは効果が高いと思いました。それをイベントとしてオープンにやる、ランダムチャンネルで皆でコメントを投げあえるのも全体での理解、解像度を高める施策でよかったと思います。
  • フィードバックもセットで、ここに投資していくための進め方の解像度が上がるので、非常に良い時間だなと感じました。経営陣の思考も知れる機会となり、とてもリッチな時間でした。

運営としての振り返り

終了後にアンケートを取り、施策としての振り返りも行いました。全体の満足度は5点満点中4.6点でした。概ねポジティブなコメントが多く、回答したメンバーのほとんどが詳細なコメントを寄せており、ここでもソウゾウの新規施策への熱量の高さを感じました。

  • チーム横断でプロジェクトに携わることができ、他チームのメンバーと膝を突き合わせて話をすることができ、良い体験になりました。
  • new comerの立場だと、交流の場としても有難い機会でした。
  • 企画、PM職の人たちだけでなく、エンジニアの人たちもしっかりコミットされているのが印象的でした。オフラインの方が発表者も聞く方も緊張感はよりあって良いかなと思いました。
  • ソウゾウに直接入社している人は特に、メルカリの経営陣がどういう事を考えているのかを知るとてもいい機会だと思います。大変だけどグループで一番ソウゾウらしい取り組みのように思うので、またやっていけるといいなと思いますし、省エネでできるようなミニできつくみたいな会があってもいいなと思いました。
  • ソウゾウらしい熱量を感じられてとても良かったなと思います。こういう雰囲気は大好きなので、ソウゾウの文化としてこれからも育てていけたらなと思います。mazeさん(ソウゾウCEO)もコメントしてましたが審査委員の方の負担も重そうだったので(笑)、適宜休憩入れつつやれると良さそうだと思いました。点数についてはトップバッター不利説もあるので、点数は最後にまとめて採点、でも良かったのかなとは思いました。

運営事務局として今回のできつく会議をリードした ソウゾウHRチームの @massuu にできつく会議の成否の鍵となったことや運営視点での感想について聞きました!

@massuu:今回は、いわゆる新規事業案コンペにはせず、かなり近い将来への目線合わせという観点に絞って運営できたことがよかったと思います。会の当日も、ちょっとしつこいくらい繰り返し目的を言葉にすることも意識しました。また、もともと経営や事務局で考えていたタイムラインなども、社内のメンバーからのフィードバックを元に目的と照らして最善だと思うものは柔軟に変更していけたこともよかったです。会自体もみんなで「つくる」というのがsouzohのカルチャーに合っていたなと思います。

ソウゾウでは今後も様々な組織開発に関わる施策を推進し、みんなでミッションの「できるを、つくる。ソウゾウした未来を、はやく」を目指していきます。

一緒にミッションの実現を目指す仲間を募集中です。ご応募、お待ちしております!

ソウゾウについてもっと詳しく知りたい方は、会社紹介資料をご覧ください。現在のメルカリShopsやソウゾウでのチームの価値観やメンバー、カルチャー、働き方などを紹介しています。

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