更なる飛躍を祈願して:メルカリインドの開所式を実施しました

みなさんこんにちは。Mercari Japan / Engineering Office所属のKayoreenaです。この記事では8月26日に開催されたメルカリインドのオープニングセレモニー(開所式、以下セレモニー)の様子についてお届けしたいと思います。

私たちメルカリは2022年6月にインドのベンガルールに拠点(Mercari India)を設立し、エンジニアを中心としたテック人材の採用を行ってきました。

実は、このセレモニー自体は、インド拠点が設立された2022年6月当初から、メルカリのインド進出の意気込みを表す場として計画されていました。実施タイミングは長らく協議されていたのですが、今年2月にメルカリインドのSite LeadであるVish Magapuが参画し、さらに多くのメンバーが入社してくれてオフィスの転居が決定したことから、新オフィスへの引越し後となる8月26日のタイミングで実施する運びとなりました。

私はメルカリインド設立当初より、インドでのブランディングや社内外のコミュニケーション施策全般を担当してきたため、今回のセレモニー運営メンバーとしてコンテンツの企画を担当しました。今回は運営チームの代表として、セレモニーの準備と当日の様子をご紹介いたします。

事前準備

デザインの作成

今回のセレモニーを開催するにあたり、オリジナルのロゴを作成することになりました。通常、1回のセレモニーのためだけに、ロゴを作成することはありません。しかし、今回のセレモニーがメルカリインドにとって特別なものであることや、各国のオフィスや外部関係者の方々も参加すること、共通のコンセプトを持ち、より一体感を生み出したいなどの意図から、オリジナルのロゴとデザインを作成しました。

”Mercari One”に込められた意味は2つあります。メルカリインドの1周年の軌跡をお祝いする意味を持つ”One”と、日本、インド、USのメンバーが一つになるという意味の”One”です。ロゴはメルカリグループ10周年のお祝いに使われたカラーを用いており、新たに策定されたグループミッション「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」の意味合いも込めています。

セレモニー中に設置された看板も、メルカリらしさとインドらしさが融合されたデザインが採用されました。メルカリで売買されている商品をイメージしたアイコンからは、メルカリのサービスとしての側面を、インドでお祝いの象徴とされているランゴリ(建物の入り口や庭などに描かれる幾何学模様)や装飾された象、タージマハル、南インドのフィルターコーヒーなどでインドの文化的側面を表現しています。また、これらのデザイン要素を格子状に設置することで、メルカリアプリのホーム画面を表現しました。

メルカリはインドではまだまだ認知度が低いため、こういったデザインを通じて少しでも私たちのサービスの理解が進み、親しみやすさを感じてほしいという願いが込められています。

セレモニープログラム

セレモニーは1日という短い時間で行われるため、当日のプログラム構成にはとてもこだわりました。

このセレモニーは当初、メルカリが正式にインド市場に進出することを公式に宣言し、外部にプロモーションをすることが目的でしたが、計画が進んでいく中で、そもそもこのセレモニーがメンバーにとって特別なものとなり、よい記憶としてずっと残るものになってほしいという願いが強くなっていきました。インドのメンバーにとって、まだまだメルカリは新しい会社です。そんな未知の会社を信じて入ってきてくれたメンバーたちに対して、私たちの会社がどういうチームなのかを改めて感じることができて、純粋に「メルカリが楽しい」と感じる時間を提供したいと思ったのです。

また、インドオフィスのお祝いをするために、経営陣を含めた日本オフィス所属の数多くのメンバーもスケジュールを調整してくれました。日本から遥々やってくるメンバーたちとの交流の機会も、楽しんでほしいという想いがありました。

そういった背景から、午前はオフィスで従業員限定のセレモニーを企画し、午後はホテルに会場を移し、家族の方も招待したパーティーを企画することにしました。

新オフィスへの転居

今回のセレモニー開催の大きなきっかけとなったオフィス移転は、時には難しい局面もありつつも、メンバーのAll for One(全ては成功のために)な協力によって達成されました。背景として、これまでの古いオフィスは約40席しかなかったため、将来的なインド拠点の拡大を考慮しても、オフィスを移転する必要がありました。

世界各国の企業がベンガルールに開発拠点を設立している中、新オフィスとして適切な場所を探し、メルカリらしいオフィスをつくり上げることは非常に困難でしたが、日本からWorkplaceチーム(オフィスのオペレーションから構築までさまざまなプロジェクトを推進するチーム)のメンバーが訪問し、メルカリのカルチャーを反映したデザインを設計するなど、短期間でオフィス準備を行いました。セレモニー準備と同時に進行したオフィス移転は、無事7月末に完了しました。

New Beginnings: Mercari India’s New Office | ‘Blog & News’

新しいオフィスでは、セレモニー1週間前ほどから装飾が始まりました。メルカリインドオフィスが設立されてから、Slackでメンバーが共有した約200枚の写真がミーティング室のガラスの壁に貼られました。

この壁はメンバーのDay 1の写真が貼られているエリア。入り口に飾られている写真ほど古く、奥に行くほど新しい写真が飾られており、オフィス全体でメルカリインドのタイムラインを見ているような順番で並べられました

セレモニーの日時が印字されたキューブはオフィスの天井からぶら下げる形で装飾されました

セレモニー当日

午前の部 / インド式のセレモニーを全員で


当日はオフィスのセレモニーからスタート。入り口に続く廊下にはレッドカーペットが敷かれていました。

午前の部は、古典的なインドの儀式が行われました。参加するメンバーの額には、ヒンドゥー教の儀式でつける祝福を表わす印、Tikaが載せられました。これは幸せや成功、良い運命を祈るインドの習慣です。


カフェエリアには軽食が用意され、正式なリボンカッティング(オフィスオープン)のタイミングを待ちます。

待ち時間には古代インド神話に登場する鬼神のYakshaも登場し、メンバーの到着を歓迎しました。Yakshaは一般的に自然の精霊や守護神として描かれます。

もうすでにお気付きかもしれませんが、午前の部のドレスコードはクルタやサリーといったインドの伝統衣装でした。カラフルな衣装を身に纏ったメンバーたちは、とても誇らしげで、会場の雰囲気がとても明るくなったのを肌で感じました。インドの伝統的な衣装を着ることが初めてだったメンバーもいましたが、その場所の文化に触れ、空気感を楽しむことでセレモニーの空間が更に華やかになりました。

メンバーが集まったタイミングで、いよいよ一つ目の儀式であるリボンカッティングが行われました。リボンカッティングはGroup Chief Executive OfficerのShintaro Yamada、Senior Vice President of Japan RegionのNaoki Aoyagi、Chief Financial OfficerのSayaka Eda、Chief Technology Officer (Mercari Group)のKen Wakasa、Mercari IndiaのSite LeadのVish Magapuが行いました。

無事、正式にMercari Indiaの新オフィスの入り口が開かれた瞬間

次に行われたのはランプライティングという儀式です。ランプライティングは、神聖な灯りをともすことを通じて祈りや崇拝の一環とされると共に、家族やチームとしての一体感を高める儀式としても、重要とされています。

最後に、儀礼の中核となるプージャ(お祈りの儀式)を行いました。


プージャはインドの大切な行事の時に行われるものですが、特に新居・新拠点においては、そこに引っ越す前に神の加護を願い、幸せで安全な場所であることを祈る意味合いを持ちます。

メンバーも後ろから見守る形でプージャに参加。通常プージャは3時間に渡るケースもあるが、今回は短縮版で実施した

午前の部 / メルカリインドの過去と未来 Special All Handsの開催

午前の儀式が終わってからは、メルカリインドのAll Hands(全社会)特別版と題して、社員全員が参加するOpen Door(カジュアルな勉強会)とパネルディスカッションが開催されました。

最初に開催されたのはGroup Chief Executive OfficerのShintaro Yamada、Senior Vice President of Japan RegionのNaoki AoyagiのOpen Doorでした。メルカリインドのメンバーとShintaroさん、Naokiさんが対面で会うのは初めてであるため、今回は自己紹介のセッションも含めカジュアルなトークセッションの時間が設けられました。

まずはアイスブレイクで「インドの印象はどうですか?」から会話はスタート。初めてインドを訪れた直樹さんは日本でタクシー免許を持っているものの、ベンガルールでは運転が難しそうという印象を語り、会場は笑いに包まれていた

会社の経営陣と直接コミュニケーションを取れる機会がほとんどない会社もあるかもしれませんが、直接ShintaroさんやNaokiさんとコミュニケーションを取る機会を設けたことで、メルカリが大切にする考え方の一つである「Trust and Openess」が体現された企画になったと感じます。Open Door自体は定期的に企画されていたものの、日本のメンバーが参加するメルカリインドで開催されるOpen Doorは今回が初めてで、興味深い時間になりました。

後半はメルカリインドの過去と未来を振り返るセッションが開かれました。メルカリインド拠点はこの1年で急速に組織を拡大したため、特に新しいメンバーにとってはメルカリインドの構想がどのようにして始まったのか、どれだけ重要なプロジェクトだったのか、どのような挑戦がこれまであったのかなど知らないことも多く、この機会に改めて振り返る時間を取りました。
1年の振り返りは、メルカリインドの発足当初、エンジニアのヘッドとしてプロジェクトを推進したMohan Ramdas Bhatkarが行いました。

Mohanのプレゼンテーションにはメルカリに関わる全てのメンバーのエピソードが含まれており、誰もがその当時の記憶を鮮明に思い出した瞬間でした。Mohanの強い推進力を改めて感じることができたプレゼンテーションの最後は、チームメンバー全員への感謝の意で締めくくられました。

未来をテーマにしたセッションではパネルディスカッション形式が取られ、Chief Technology Officer (Mercari Group)のKen Wakasa, Mercari India Site LeadのVish Magapu, VP of Product EngineeringのCarlos Donderis、Director CXO & LTV GrowthのSnehal Shindeが登壇しました。

誰もが気になっている「今後メルカリエンジニア組織はどのようになっていくのか?」という視点について、開発体制、カルチャー視点、キャリアの機会など、さまざまな質問が寄せられました。事前質問以外にも、当日直接登壇者に寄せられた質問もあり、元々の予定時間を大幅に超えて議論は続きました。

午前の議論のファシリテーションを担当してくれたのは、メルカリインドのHRメンバーであるSmritiです。当初、午前の部にプロのMCをアサインする案もあったのですが、よりメルカリの事情を知っているメンバーであり、今後メルカリインドの文化を作る中心となるメンバーであるSmritiにこの重要な役割をお願いしました。

午前のセッションが全員にとって有意義なものになったのは、彼女の堂々としたファシリテーションがあったからであり、運営のメンバー一同、彼女にとても感謝しています。

こうして午前の部は全プログラムが終了し、オフィスの2階にあるランチエリアで全員でランチをいただくことに。プログラムが盛り上がり、時間が少し伸びた分、格段にランチが美味しく感じたのではないでしょうか。

ランチタイムはインドの伝統的な形式の体験の感想、感動的な1年の振り返り、白熱するメルカリエンジニア組織の未来に関する議論などをシェアしながら、美味しいカレービュッフェを楽しみました。

午後の部 / 家族から政府の方まで 会場に仕掛けられた楽しいアクティビティの数々

午前の余韻が抜けきらないまま、午後の部に移ります。会場はオフィスからホテル会場へ移動し、新たなメルカリインドのスタートをお祝いするパーティーが企画されました。

入り口には歓迎としてマイソール・ピータ(Mysore Peta)が準備されていました。マイソール・ピータ(Mysore Peta)は、ベンガルールが位置するカルナータカ州で着用される伝統的なターバンで、州の文化的なアイデンティティを象徴するものとして、特別な意味を持っています。

午後の部は従業員に限らず、メンバーのご家族の方を中心に、これまでメルカリインドの設立に貢献いただいた企業や政府関連の皆さまもご招待させていただきました。そのため午後の部では、ご来場の皆さまに楽しんでいただくためのブースが複数準備されました。



大人も子供も楽しめるミニゲーム会場


簡単なポートフォリオ(似顔絵)やボディペイントアートが楽しめるペインティング会場


360度周るGoProカメラがついたフォトブースエリアはSNS用に準備され、数あるブースの中でも最も盛り上がっていました

入り口に置かれたMercariの”M”のロゴには、参加者全員がメッセージを書き込める仕様になっており、各々が手書きのメッセージを寄せました。

このMのロゴは後日、Mercari Indiaのオフィスに寄贈された

個性豊かなブースが盛り上がりを見せる中、気づけば会場は180名近いご来場者の皆さまでいっぱいに!ワクワクした気持ちでプログラムのスタートを待ちます。

午後の部 / 全員参加で本場インドのパーティー

セレモニーホールには特設ステージが設けられ、MCのAnithaの掛け声からプログラムがスタートしました。プロフェッショナルな盛り上げ方で終始会場を沸かせてくれました。

まずはDollu Kunitaによる歓迎のグループダンスが行われました。Dollu Kunitaは北カルナータカ州のコミュニティで、男性によって演奏されるインドの伝統的な音楽を披露してくれました。

また、冒頭のアイスブレイクの時間ではスマートフォンの光を使って、セレモニーの数日前にニュースになったインド宇宙研究機関(ISRO)の無人月面探査機「チャンドラヤーン3号」の月面着陸をお祝いしました。

オープニング映像にはメルカリインドの1周年を祝し、今年7月に開催したオフサイトの様子を納めたビデオが使われました。

アイスブレイクが終わり、まずはメルカリの経営陣からの挨拶からプログラムがスタートしました。

Group Chief Executive OfficerのShintaroさんは12年前の自身のインド旅行の時に体験したエピソードが現在のメルカリのビジネスモデルにつながるエピソードを共有し、さらにインドメンバーのメルカリへのこれまでの貢献と更なる可能性について言及しました。

Senior Vice President of Japan RegionのNaokiさんはメルカリインドの立ち上げメンバーへの労い、新しい拠点長になったVishとインドメンバーへの更なる期待、そしてメルカリのカルチャーとインドの親和性について言及しました。

Chief Financial OfficerのSayakaさんは政府関係者を含む皆様への感謝と2022年3月の日印共同声明においてデジタル経済の強化のためインド・日本との間のIT人材交流について言及しました。

また、ゲストの方を代表して、ベンガルール領事館総領事の中根総領事、JETROベンガルール所長の水谷氏よりお祝いのお言葉をいただきました。本当にありがとうございました。

そしていよいよ、プログラムのメイン、インドの文化と多様性を体現したダンスパフォーマンス!各州の伝統的なダンスが各々のダンサーによって繰り広げられました。



最後はそれぞれ異なる州のダンサーが全員集まり、一つのダンスパフォーマンスを繰り広げました。インド出身のメンバーにとっては、各ダンスを見て故郷を思い出す時間になったと思いますし、インド出身以外のメンバーにとっては、改めてインドの文化の興味深さと多様性を体感する時間になりました。

参加型のプログラムではスティックを使ったリズムチャレンジが行われました。


これは、参加者が異なった色のスティックを持ち、それぞれの色ごとにグループを作り、リズムを刻んでいくというアクティビティです。異なる4種のリズムを全て合わせると一つのメロディーラインができるという体験を通じ、メルカリのAll For Oneのバリューを体感しました。
後半の参加型プログラムでは、参加者を2つのチームに分け、インドにまつわるミニゲームにトライしました。



締めはボリウッドのダンスパフォーマンスで会場の熱気は最高潮に!最後はダンサーがステージから降りてきて、会場が全員参加のダンスフロアに変貌しました。



会場の写真撮影が終わった後はメルカリインドのSite LeadであるVish Magapuからの締めの挨拶がありました。Vishから、このセレモニーに関わった全ての参加者への感謝の言葉が贈られました。

こうして全プログラムが終了しました。その後、セレモニーホールはパーティ会場へと変わり、夕食のビュッフェがスタート。各々が特別な夜の楽しいひとときを過ごしました。

夕食のビュッフェ会場の様子

Mのロゴが参加者の温かいメッセージで埋め尽くされた

参加してくれたゲスト向けにはギフトを贈呈。お子さま向けの特別なお土産ギフトも準備されました

メンバーの家族との写真

セレモニーを終えて

たくさんの方々の声援、更なる期待や熱意を感じながら、メルカリインドのオープニングセレモニーを終えることができました。
このセレモニーは、たくさんの方々の協力なくしては成立しませんでした。この場をお借りして、これまでメルカリインドにご尽力いただいたすべての方々に心から感謝申し上げます。

忘れられないセレモニーの素晴らしい思い出と共に、メルカリインドの新たな歴史がスタートします。これからメルカリインドのメンバーが、メルカリグループ内で存在感をより強め、メルカリの次のステージに向けて、事業・組織を牽引する存在になることを願っていますし、そうなると確信しています。日本・USの多くのメルカリメンバーがメルカリインドの成長を応援していますし、今後も共に協力して前に進んでいけることを楽しみにしています。

もちろん、数々の試練や困難に立ち向かわなければならない時もあると思います。その際は、この素晴らしいセレモニーを思い出してください。

この日がメンバーにとって特別なひとときになったなら、それはメンバー一人ひとりが特別であり、大切な仲間であることの証拠です。参加してくれたメンバー、ゲストの皆さまにとって、忘れられない記憶になっていたら、それこそが私たちの喜びです。もし記憶に残らなかったら、更に楽しい企画を次考えるので、私たちに連絡してください(笑)

最後に、今回のセレモニーにご参加いただいた皆様、心から本当にありがとうございました。引き続き、メルカリインドへのご指導とご支援、どうぞよろしくお願い申し上げます。

本記事の英訳はこちら:Praying for Further Strides: Opening Ceremony of Mercari India
メルカリインド コーポレートサイト

当日の様子は、プレスリリースとしても発表しています。今後のメルカリインドの展望、さらにエンジニアの経営層であるChief Technology Officer (Mercari Group)のKen WakasaとメルカリインドのSite LeadであるVishのコメントが載せられました。

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