新卒インタビュー企画総集編〜これが私のファーストキャリア〜(前編)

メルカリでは、ビジネスSNS「LinkedIn」で日々さまざまな情報発信を行っています。今年の8月〜9月にかけての約2ヶ月間、新卒でメルカリに入社したメンバーのリアルな声を届けるインタビュー企画「これが私のファーストキャリア」を実施しました。

メルカンでは、本企画でお届けした7人のメッセージを、前後編に分けて総集編という形でお送りします。ファーストキャリアとしてメルカリを選んだ理由から、将来メルカリに新卒入社するメンバーへの応援メッセージまで、彼ら/彼女らのキャリア観・想いを少しでも知っていただけると嬉しいです!

2019年入社:Sahil Khokhar / Software Engineer (Frontend)

メルカリをファーストキャリアとして選んだ理由を教えてください。

就活を始めた当初から、グローバルな文化やD&Iの推進が経営理念の核にある企業で働きたいという強い思いがありました。そんなときにメルカリに巡り合い、「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」という当時のミッションに深く共感しました。特にミッションを達成するためのバリュー、「Go Bold(大胆にやろう)」「All for One(全ては成功のために)」「Be a Pro(プロフェッショナルであれ)」が印象的でした。私自身、「Go Bold」であることを後押しするような環境で育ちました。私が通っていた中学校では 「Semper Sursum(ラテン語で「常に志を高く持て」)」というモットーが掲げられていたこともあり、個人的にはこのようなバリューが軸にある環境で一番活躍できると感じます。

メルカリのカルチャーに加え、エンジニアリング組織の価値観や在り方について調べる中、メルカリでは開発体験を大切にしていることや自身の専門領域を自由に選べること、そして「開発者体験」において2年連続で1位に選出されていることなどを知りました。会社をあらゆる側面から知ることで、メルカリへの入社も迷いなく決めることができました。今振り返ってみても、間違いなくキャリアの第一歩として良い選択だったと思っています。

メルカリではどんなキャリアを歩んでいますか?

大学卒業直後、Webチームのフロントエンドエンジニアとしてメルカリでのキャリアをスタートしました。新卒で入社してから、メルカリのカルチャーに触れながら日本での生活にも溶け込むことができました。この期間に幸いにも素晴らしいメンターに恵まれ、特にメルカリプロダクトのテクニカルアーキテクチャについて多く学ばせていただきました。振り返ってみると、キャリアパスを描くにあたって重要な時期だったと思います。

入社から約2年間にわたり、Web版メルカリのリビルドとそのリリースをはじめとする様々な重要プロジェクトに携わり、新人エンジニアのメンターを務める機会にも恵まれました。このような経験があったからこそ技術スキルの向上や、プロジェクトデリバリーに対する理解が深まったと思います。

その後、Tech Lead(TL)を担当することになりました。私にとってリーダーシップを発揮できる初めての機会でした。TLとしてチーム内外のプロジェクトデリバリーに注力するだけでなく、常に改善し続けるチームカルチャーの醸成も心がけました。また、この役割を通してリーダーシップスキルに磨きをかけ、チームの成長により貢献できたと思います。
TLを一年ほど担当した後、メルカリのフロントエンドアーキテクトとして新たなスタートを切りました。リーダーシップへのパッションと、プロダクトのアーキテクチャの方向性を推進したいという思いがきっかけとなったジョブチェンジでした。今はフロントエンドアーキテクトとして、長期的な目標とのアラインメントを図りながら、メルカリのフロントエンドシステムの技術環境の方向性を形成する一端を担っています。

今後メルカリでのキャリアがどうなっていくかとても楽しみです。これまでのキャリアステップはすべて一個人、そしてプロフェッショナルとしての成長の機会になったと思います。これからも、メルカリの成功と革新的なプロダクトの開発に向けて貢献していきたいです。

最後に、ファーストキャリアに悩んでいる候補者の方々への応援メッセージをお願いします。

初めての進路選択は大変ですが、1人で悩む必要はないと思います。自分の持つパッションや価値観を見つめ直し、どのように貢献したいのか今一度考えてみてください。また、D&Iを大切にし、ポジティブな文化を醸成するような共感できる企業を探してみてはどうでしょうか。会社の理念に共感できるかどうかで、仕事に対する満足度が大きく変わると思います。

また、成長や学び、メンタリングを受ける機会を積極的に探してみてください。 初めての就職で人生の進路が決まるわけではないので、前向きに新たな経験やチャレンジに取り組んでみてください。

最後になりますが、ファーストキャリアにとらわれすぎないでください。経験を積み、自分をより理解していくことでキャリアも進化し続けます。自分探しを楽しみながら、新たな道に進んでみるのもよし。意欲的に学び、適応し、満足のいくキャリアパスを追求し続ける姿勢が最も重要だと思います。皆さんの就活を応援しています!

2019年入社:夏目航太(Kota Natsume) / Data Analyst

メルカリをファーストキャリアとして選んだ理由を教えてください。

大きく2つあります。1つ目は、自分が普段から利用しており、身近な存在でもあったメルカリのプロダクト改善に関わりたいと思ったからです。また、私は入社前に2年ほどメルカリでインターンをしており、プロダクト側との距離の近さや、自身のデータ分析を通して直接プロダクト改善に関われるところに魅力を感じていました。

2つ目は、Analyticsチームの存在です。新卒でデータアナリストとして入社でき、かつ事業会社である程度の規模(当時のAnalyticsチームには13人ほどが在籍)の分析組織を持っている会社は当時それほど多くありませんでした。また、自身の成長という面でもシニアなアナリストがこれだけ多く揃っており、忖度なしにフィードバックをもらえる環境も魅力的でした。

メルカリではどんなキャリアを歩んでいますか?

入社後は基本的に、プロダクト改善のための分析業務を担当しています。最初は施策ベースの細かい分析をメインで行っていたのですが、最近は「お客さまのどんな課題を解決すべきか」を明らかにすることを目的とした、より難易度の高い分析も行っています。こうした分析はメルカリのデータにあるようなログだけではわからないことも多いので、お客さまアンケートを実施したり、UXRチームと協業したりしてリサーチを行っています。こうした分析業務に携わることで、開発チームの方向性に対して提言を行うことができるところがプロダクトサイドの分析の面白さだと思います。今後は、プロダクトサイドに閉じた分析だけでなく、マーケティングサイドも巻き込んだ、より視野の広い分析を行いたいと考えています。

最後に、ファーストキャリアに悩んでいる候補者の方々への応援メッセージをお願いします。

基本的に正解はないですし、決断したあとにそれが正解だったかもわからないと思います。なので明らかな不正解を選ばないのが重要で、そのためには事前に志望している会社へのできるだけ長期のインターンなどに行くことが大切かなと思います。

2022年入社:伊藤 桃(Momo Ito) / Backend Engineer

メルカリをファーストキャリアとして選んだ理由を教えてください。

私は入社前、メルカリのインターンシップに2ヶ月ほど参加しました。その頃はまだコロナ禍だったのですが、社内ではコミュニケーションツールを通じて常に活発な議論が行われていて、インターン生も社員と同様に自由に発言できる心理的安全性の保たれた職場だと感じました。また、定期的に社内勉強会を開くなど、先輩エンジニアの方々のエンジニアリングに対する情熱が強く、そのような環境で揉まれて成長していきたいと思い、入社を決めました。

メルカリではどんなキャリアを歩んでいますか?

メルペイのコード決済チームで、バックエンドエンジニアとして働いています。普段はコード決済サービス関連の新機能開発やサービスの運用・保守を行なっていますが、昨年はメルカードの開発にヘルプとして携わりました。自チームはサービスフェーズとして運用フェーズにあり、短期間でたくさんの機能開発を行う機会があまりないので、そういった開発フェーズを体験でき非常に勉強になりました。

本業以外では、「Build@Mercari」というIT業界におけるマイノリティな方々を対象としたソフトウェアエンジニア育成のプロジェクトに運営として関わっています。次世代のソフトウェアエンジニアを育成するために、企画の内容やターゲットなどを人事やD&Iチームのメンバーと協力しながら考える仕事もしています。会社としてというよりは業界全体での課題に取り組んでいる感覚があり、普段の業務と違ったやりがいを感じています。今後は自分たちが考えた企画を通して、通常のインターンシッププロセスでは体験できない次世代のエンジニアが活躍できる機会を提供していきたいと考えています。

最後に、ファーストキャリアに悩んでいる候補者の方々への応援メッセージをお願いします。

自分自身は就職活動時、職種も決めきれておらず、ファーストキャリアについてたくさん悩みました。私の場合は、様々な企業について実際に社員に話を聞いてみたり、インターンシップに行ったりすることで、段々と自分がどのような社風や環境に居たいか、どのような仕事をしたいかが見えてきました。リアルな情報を自ら積極的に取りにいったことで、入社前とのギャップを感じることなく働けていると感じています。この記事を読んでいる方の中にも私と同じような悩みを抱えている方がいると思いますが、みなさんが自分にとってベストな選択ができることを願っています!

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