「事業の成功にはチーム間の団結が不可欠」メルカリEM @ Snehaインタビュー #WeMakeMercari

メルカリでは「世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションのもと、約40カ国から集まったメンバーが勤務しています。

英語版メルカンで連載している#WeMakeMercariシリーズでは、社内の注目すべきメンバーを紹介していきます。今回は、フリマアプリ「メルカリ」のアプリホーム&検索画面の機能開発に取り組む多国籍チームで、エンジニアリングマネージャー(以下EM)を務めるSnehal Shinde(@Sneha)にインタビュー。

2008年からiOSエンジニアとして、ロンドン、クアラルンプール、シンガポールのさまざまな国々で開発など行ってきた@Sneha。メルカリへの入社を決めた理由、EMとしてチームをどのように牽引しているのか、そしてメルカリのエンジニアリングカルチャーについての彼女の考えや想いを聞きました。

この記事に登場する人


  • Snehal Shinde (@Sneha)

    メルカリMobileチームのEM。東京在住。前職、自動車、ヘルスケア、ゲームなど、さまざまな業界でモバイルアプリケーションやビジネスアプリのエコシステム構築を手掛ける。Swift、Objective C、Python、R、nodeJS、Goなどのプログラミング言語を使った実務経験もあるほかGCPやAzureにも精通。


「メルカリで働くことで、エンジニアとして成長できると思いました」

@Sneha

ーメルカリへの入社を決めた理由は何だったのでしょうか?

いくつかあるのですが、一番の理由はメルカリで使われている技術スタックですね。ネットで会社について調べているときに、メリカリのエンジニアが書いたテックブログを見つけました。

メルカリは現在、進行中の事業運営への影響を最小限に抑えながら、レガシーシステムを柔軟かつ現代的で、アップデートが容易なアプリケーションに変えるための取り組みをしています。そのなかで、私たちのAPIはモノリシックでありながらマイクロサービスアーキテクチャを持っており、アプリは少し変わった組み合わせのObjective CとSwiftを使用しています。

また、私たちにはハイブリッドかつマルチクラウドなアーキテクチャがあります。要するに、GCP、AWS、Tokyo DCにコンピューティングを分散しているんです。私は、技術的な課題に取り組むのが好き。なので、メルカリで働くことで、効率的で面白いプロセスを多く学び、移行をスムーズに行えると思いました。

もう一つは、Suguru(メリカリCTO、名村卓)とKen(Director of Client Engineering 、若狭建)との最終面接です。どんな質問にも答えられるよう万全の準備をして面接に臨んだのですが、いざ本番では、ディスカッション形式の面接に!組織が抱える課題を包み隠さず正直に話してくれたので、私も解決策に対する自分の意見を伝えました。その面接を通して、「組織は私を必要としている」「私なら変化を推進できる」と強く思えたんです。

EMの役割は「人材のマネジメント」

ー課題といえば、EMとして今までどのような課題に直面してきましたか?

EMにとって最も大切な役割は、他のチームと効率的に連携し、事業における重要なマイルストーンを組織として達成することです。しかし、私は日本語を学んでいる最中ですし、チームには英語話者と日本語話者がいるので、特に大変でした。

メルカリに入社したばかりのころに直面した課題の一つが、プロダクトマネジメントサイドとエンジニアリングサイドの連携です。お互いのニーズを理解するだけでなく、要件の認識齟齬がないことを確認しながら事業目標に向かっていけるよう、時間をかけて双方の団結力を高めました。

そのいい例が、私たちのチームのQA実施方法。当初、私のチームはQAで苦労していて、本番環境にリリースするのが難しいプロジェクトもありました。しかし、エンジニア、デザイナー、プロダクトマネージャー(PM)、そしてQAメンバーの全員で基本的なフローチャートを作成。おかげで、この困難を一緒に乗り切ることができました。今では、本番環境のQAをチーム内で完結!チーム全体でドッグフーディングを行うことで、生産性が向上しました。QAに費やす時間は以前より短くなり、チームのディスカッションの場でバグを明らかにできるようになったんです。

EMの役割はメンバーをマネージすること。なので、最終的にはポジティブなエンジニアリングカルチャーが醸成される環境を維持することが大切だと思います。いつか私のチームメンバーが会社を去ることになったときには、何か壮大なことを成し遂げたという達成感を味わっていてほしい。そして、エンジニアとしてもっと成長したときに、「またメルカリで働きたい」と思ってもらいたい。そのためにも、EMは障害やギャップをできるだけ取り除くことが大事なのです。

完全なリモートワーク環境下でチームを牽引

ー新型コロナウイルスの影響により、メルカリ東京オフィスは1ヶ月以上前から在宅勤務を行っています。在宅勤務への移行により、新たな課題が出できたりしましたか?

実は、私のチームは在宅勤務期間中にアプリのホーム画面全体のリライトと、新しいUI/UXを完成させたんです!このリライトにより、PMはクライアント側へのデプロイを必要とせず、さらにA/Bテストを実施できるだけでなく、より多くの動的コンテンツを効率的に追加できる可能性を高めようとしていました。在宅勤務への移行は、このプロジェクトが始まって1週間、仕様が確定していない状態のなかで同時進行していたのです。

ーえっ!プロジェクトを順調に進めるためにEMとして意識したことはありますか?

メンバーが一丸となり、プロジェクトが計画通りに進むようルールをいくつか決めました。例えば、育児をしないといけないメンバーが私を含め数人いたり、異なるタイムゾーンで働いているメンバーもいたので、誰がいつ空いているのかを明確にしました。

ほかにも、オンラインミーティングを毎日実施したり、いつでも質問ができるようにGOT(Global Operations Team)を含めたオープンセッションを開催するなど、常にコミュニケーションをとるようにしていましたね。

ー先ほども少し触れていましたが、改めてメルカリのカルチャーについてどう思いますか?

個人的に、エンジニアが自由に学び、成長できる環境が好きです。その意味では、メルカリのカルチャーはとても気に入っています。社内ハッカソンをこんなにたくさん開催する会社は初めてですよ(笑)。

学び合いのカルチャーも好きです。エンジニアだけでなく、D&Iのような社内の誰もが参加できるトピックに関するLunch&Learnセッションがたくさんあります。まったく違う部門の人が他チームのL&Lに参加するなんてこともめずらしくありません。

ーでは今後、そんなメルカリで挑戦してみたいことは?

まだ始まっていないエンジニアリングプロジェクトがたくさんあるので、すごくワクワクしています。それと、D&Iにも、より積極的に関わっていきたいですね。ミーティングに女性のEMが1人や2人しかいないこともよくありますが、これは変えられると思うんです。

マレーシアにいたころは、Women Who CodeのようなNGOに深く関わっていたので、東京でもそういった活動を続けていきたいです。Build@Mercari のようなプロジェクトに取り組んだり、意欲的な女性エンジニアに出会うと、メルカリでも、もっと頑張ろうと思います。

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