メルカリで働くメンバーの課題解決に取り組む、Corporate Productsチームが求めている人! #今メルカリが一緒に働きたい仲間

こんにちは!メルカリTalent Acquisition(採用)チームのasaiです。

求人情報には必須要件・歓迎要件・求める人物像などが記載されていますが…それって、もう少しくわしく言うとどんな人?そこで誕生したのが、採用メンバーが“仲間募集中”なチームのマネージャーに根掘り葉掘り質問していくシリーズ企画「#今メルカリが一緒に働きたい仲間」!

さて今回は、社内の会計システムや人事評価システムの開発などを行うCorporate Productsチームが登場します。現在はプロダクトマネージャー(PM)を募集中ですが、その人物像について、マネージャーであるwadatchこと和田洋樹さんにくわしく聞きました!

この記事に登場する人


  • 和田洋樹(Hiroki Wada)

    Corporate Productsチームのマネージャー。株式会社SRAを経て、2006年にグリー株式会社入社。決済・広告システムや社内システムの開発・運用を行う。その後、株式会社サイカ、フリーランスを経て、2018年1月にメルカリ入社。現在はCorporate EngineeringのCorporate ProductsにおいてPeople Products(評価システム、人事DB)、Accounting Products(会計システム)などの開発・運用マネジメントを担当する。Slack名は@wadatch。


Corporate ProductsチームのPMに求められる役割は?

ーwadatchさんは以前、「立ち話」にも登場していましたよね。このメルカン記事からチームミッションを見てみると、こんな感じですか?

人事評価システムと会計システムの開発・運営を担当しています。人事評価システムでは、「Teams」という社員DB、そして「Benefits」というメルカリでのRSUを実現するための2つ。会計システムでは、フリマアプリ「メルカリ」などで発生したお客さまに関連した会計情報と、社内の経理システムをつなぐ架け橋のようなシステムを開発

はい。Corporate Productsチームでは、上記の記事で言う「会計システム」のPMを募集しています。業務内容としては大きく2つあります。

1: フリマアプリ「メルカリ」プロダクト・経理・会計システムの三者で正しくスムーズにやりとりするためのワークフローの整備
2: 同システムを組織や事業の成長に合わせて使いやすくしていく

1つ目は、新しいビジネスを始める際に、プロダクト開発チームと経理チームと連携し、きちんと要件を詰める。そこから、どのような会計・集計を行い、どのように経理チーム側で収益認識を行っていくのか?といった整備を進めてもらいたいのです。

wadatch(Corporate Productsチーム、マネージャー)

というのも、メルカリグループでは責任分担というか…。「誰がどのようにやっていくか」のフローが構築途中の段階。そのため、その時々で各担当者が属人的に支え合いながら乗り切ってきました。各部門間で支え合って進めることは素晴らしい。けれど、今後データドリブンになっていくためにも、ワークフローをさらに整備していきたいところです。

2つ目は、「会計年度が締まったらこういうことをやりましょう」などが決まっている状態にすることを指します。そのために、「会計チームが何をする?」「プロダクトチームが何をする?」「我々は何をする?」などフローを整理。そうすれば、次のステップが見えてくる。Corporate ProductsチームのPMはその全体図を描き、実装していくことが求められます。

ちなみに今、会計システム担当のPMは不在なので、僕が兼務しています(笑)。

複雑だからこそ求めたい、客観性と推進力

ーwadatchさん自らPMを担当してみて、どうでした?

先ほどお話ししたように、この業務自体が各担当者間の「熟知」と「慣れ」で支えられて成立しています。そのため、非常にハイコンテクスト。

僕はPMを兼務してまだ日が浅いので、細かく、かつ無邪気に「それってどういう意味です?」と聞いて理解を深め、まとめていこうとしています。…とカジュアルに話していますが、これには勇気が必要でした。社歴もあるし他社経験もあるのに、マネージャーとして「現場のことをわかってない人」だと思われるのはとても恐ろしいことです。けれど、僕の質問に対して、メンバーはフラットに教えてくれて。実際にやってみて、そんなメンバーの素晴らしさを実感しているところです。

ーそこから逆引きして、「求める人物像」を聞いてもいいですか?

もちろん!例えば、プロジェクトマネージャーがほしいのか、プロダクトマネージャーがほしいのか。その答えは「両方の経験・能力が必要」です。

既存の会計システムの業務改善をする意味では、スケジュール管理や課題管理の能力が必要。ここはプロジェクトマネージャーの能力です。でも、Corporate Productsチームの一員としてプロダクトをつくるからには、「ゴルダック(※)、かくあるべし!」という、プロダクトに対して強い意思を持った人が欲しい。ここはプロダクトマネージャーの能力を求めたいですね。
※ゴルダック・・・メルカリ内での会計システムの呼称

会計や簿記の知識がすごく必要かというと、そうではないんです。フラットにゼロから課題感を聞き、客観的に整理する。そこからソリューションを考えて提案し、実行できる方が望ましいですね。

メルカリのビジネスは、複雑です。お客さま同士でやりとりをするフリマアプリ上での売買のほか、決済サービス「メルペイ」も、メルカリでの売上金を移行するなど、決済するだけのサービスではありません。さらに、メルカリの配送料の仕組みも含めると、データの計算は一筋縄ではいかないところが多いのです。

メルカリとメルペイという複数サービスにまたがっているデータを、正しく取得・把握して、会計で求められる状態まで集約させていく。役割やステークホルダーが多いなかで、分担しながら重要な情報を取りまとめていく必要があるんですよね。そこでは、客観・俯瞰的に全体を見て、「迅速・正確な会計報告のためにはなにが最適解なんだ?」と考え、進めていく力が重要です。

自分たちに問い続ける「なぜ我々が内製しているのか?」

ーCorporate Productsチームで実現したいことを教えてください!

「迅速・正確な決算の実現」です。これだけ幅広いビジネスをやっている会社だと、関係者間の調整をしてお金の動きを把握するって、大変な仕事ではあるんですよ。そこをできるだけ、なめらかに会計情報が動くようにしていく。例えば、月が変わったらすぐ必要な情報に経理のメンバーがアクセスできて、そして決算を迎える…みたいな世界を実現したい。

あと、経理の仕事は、本当にいろいろあるんですよ。最近取り組んだものだと、多数の金融機関からの入出金のデータを取り込んで集計するなど。さまざまな銀行があり、それぞれに固有の仕様があります。それを、手動で取っていかなければならない。でも僕は、できるだけ共通・仕組み化し、解決していくべきだと考えているんです。つまり、システム化して、解決していく。あるいは自動化のヒントを渡して、自分たちで解決できるように導くことも必要かなと思っています。これは、先ほどお話しした業務内容のフェーズ2ですね。

画面左からasai(Talent Acquisitionチーム)、wadatch

僕は、Corporate Productsチームが会計システムの保守運用だけに留まっているのはもったいないと思っています。業務改善のためのシステムをつくって課題を解決し、そして、ゆくゆくはその部分を切り出してSaaSとして外部に提供するなども可能なんじゃないかと。そういった夢を持っていたりします。

特に今日お伝えしたいのは、「なぜ我々が内製しているのか?」を我々が問い続けていく必要性です。

はっきり言って、今はとても優れたSaaSやパッケージが多く存在しています。そのなかで、「なぜ自分たちでスクラッチで開発するべきなのか?」を、問いかけ続けていきたいんですよね。今時点で明確な答えが出ているわけではないけど…一緒に考えながらプロダクトをつくっていただける方に来てもらいたいですね。

「会計だから難しい」わけではない

ーこのチームのセールスポイントは?

上場企業の会計システムを支えるって、PMのキャリアポートフォリオとしてとてもいいと思います。さらに言うと、会社を会計面から支える仕事は、なかなか経験できない。そこをやれるのは、いい意味でユニークな経歴ですよね。

あとは、顔が見えるユーザー(社員)のためのプロダクトに携わること。PMとしてコーポレート業務に携わるのは、独特なところがあります。

一般のお客さま向けプロダクトを担当している場合、喜んでいる顔はなかなか見ることができません。しかし、僕らの仕事は社内にいるメンバー=お客さまなので、目の前で喜んでいる顔が見えるのですよ。まぁ、悲しんでいる顔も見えちゃうんですけど…(笑)。自分のシステムを使っている人たちが身近にいて、向き合うことができる。そんな環境を、僕は面白いと思う。

会計周りを扱うプロダクトは「難しそう」と思われているのか、あまりやりたがる人がいなかったりします(笑)。ですが、僕は経験上、「会計周りのプロダクトは難しそう」に対して違う考え方を持っています。データは「正しいか・間違っているか」なので、どんな情報だって平等なはずなんです。

SNSサービスをつくっている場合でも、何かしらのエラーでメッセージが1通も届かない状況になることは、けっこう致命的です。それが原因で、サービスを利用する方々の人間関係にヒビが入ってしまったら、取り返しがつきません。ほかにも、誰にも見られたくない写真がサービス側のエラーで世の中に出てしまったら…大変なことになりますよね。

会計システムでも、同じインターネットを介したデータだと考えると「他の種類のデータと平等にミッションクリティカル(重大)なのだ」となるはず。そうやって会計システムをフラットに捉え、チャレンジしに来てほしいというのが僕の持論です。

ーここで質問しちゃいます!wadatchさんにとって「こういう方はCorporate Productsチームにマッチしない」は…?

エンジニアリングの経験がない方はマッチしないと思います。前提として、データの流れやマイクロサービス間との関連性を扱うので、全体的な仕組みを理解している必要があります。一概には言えませんが、目安としては実務経験3年以上、もしくは個人的な趣味でサービスを開発し、動かしていた経験くらいは求めたい。

Corporate ProductsチームのPMの話なのに、変なこと言うかもしれませんが…。C向けでもB向けでもいいので、一般のお客さまと向き合うようなサービスに関わった経験を求めたいんです。なぜならこの仕事、先ほどもお話ししたように、ステークホルダーが多いなかで調整しないといけない局面もあります。いろんな価値観・立場の人の考え方を尊重できる方でないと、正直難しいと思うからです。

お客さまに向き合いながらC向けサービスをつくった経験がある。それをある程度やりきってから「今度は自分が裏方に回って仕組みから支えたい」と意思を持っている方だと、僕としてはマインドが合うんじゃないかなと思います。

そこに「あえて」の意志があるかどうか

もう、このまま話し続けちゃうんですけど!(笑)。Corporate Productsチームの仕事では、メルカリのように、多くのお客さまに使っていただけるサービスを開発するダイナミックさはない。だけど、“あえて”Corporate Productsチームに携わりたい。その意思を、僕は重視しています。

他の企業でさまざまな経験を積んでいて「新しいことやってみたいけど機会がない」という方が、意思を持ってメルカリで活躍したいんだと来てくれるのであれば…。そのチャレンジを歓迎したい。なぜなら、僕自身がそうだったんです。

僕の場合、一社目のシステム開発会社で4年ほど働いたとき、「このままでいいんだっけ?」と、漠然とした不安を持つようになりました。当時は、インターネットサービスを提供する企業に入りたくても、アピールポイントが少なかった。そこで、とある企業の決済システム担当という入り口から、この業界に入ることができたんです。どんな会社でも目立たないけど大事な業務はある。大事なのに、そこが弱かったりもする。そこを狙ってジョブチェンジしたい方は大歓迎です。

くり返しになりますけど、その場合は強い意思がほしい。ここでお話しした条件に当てはまる方の場合は、歴史の長い会社で古くからあるルールや仕組みを疑い、ゼロベースで考えて「これが本質的な最適解だ」と導ける方。それを新しい会社で活かしてみたい強い意思を持っている方とご一緒したいですね。

ー最後に、未来の候補者様に向けてメッセージをお願いします!

はい!Corporate Productsチームが所属しているCorporate Engineeringグループでは、「最高のProductExperienceのためには最高のEmployeeExperienceを」を合言葉にして日々業務にあたっています。

メルカリの各プロダクトを会計面から一緒に支え、業務改善をさらに加速していきませんか?ご応募、お待ちしています!

※※※※※※

wadatchさん、いろいろと聞かせていただきありがとうございました!まとめるのが大変なほどたくさん教えてもらえました(笑)。

メルカリCorporate ProductsチームのPMに挑戦したいと思ってくれた方とお話しできることを、私も楽しみにしております!

みなさんのご応募、お待ちしております。

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