エンジニアと立ち話。Vol.60 @ daichiro(メルペイiOSエンジニア)ちょっとお話いいですか?

メルカリグループで働くエンジニアにちょこっとお話を聞いていく本シリーズ。第60回は、メルペイiOSエンジニアの@daichiro(と愛猫)が登場します。もともとドワンゴのiOSエンジニアだった彼は、なぜメルペイを選んだのか。そこにはメルペイというサービス、そして組織の”強さ”がありました。

聞き手は、メルペイiOSチームのエンジニアリングマネージャーである@masamichiです。

ネコいいよね、ネコ!

@masamichi:本題に入る前に、ちょっとお聞きしたいんですが、最近どうですか? Work from Home(在宅勤務、以下WFH)が始まって、もう1年半くらい経ちますよね。

@daichiro:おかげさまですっかり板につきました(笑)。実は、WFHが始まってから猫を飼い始めたんです。仕事の途中で猫に癒される時間を設けているので、すごくリフレッシュできていますよ。

@daichiro

@masamichi:猫いいですね! もともと猫好きだったんですか?

@daichiro:どちらかといえば犬派だったんですが、すっかり猫派です。東京の賃貸物件だと猫のほうが飼いやすいですし。

@masamichi:僕はあまりくわしくないのでお聞きしたいのですが、猫は少しぐらいほっといても大丈夫なんですか?

@daichiro:そうですね。たまに「撫でてくれ」って寄ってくるときは、コーディングを中断して抱っこしています。それがまた可愛くて(笑)。

@masamichi:オンラインミーティングで映り込むといい感じに場を和ませてくれるんですよね。

@masamichi

@daichiro:そうなんですよ。あ、ちょっと連れてきましょうか(笑)?

@masamichi:あ、いや…! 大丈夫ですよ。

@daichiro:オーイ。

@masamichi:だめだ。聞こえてない。

@daichiro:よいしょっと。

猫ちゃん登場!

@masamichi:でかっ!

@daichiro:毛がもふもふなので大きく見えますよね(笑)。飼い始めた頃はもっと小さかったんですけどね、みるみる大きくなって、いたずらっ子に育っています。本当に困るんですよ〜(笑)。

@masamichi:全然困ってなさそうですけど。

@daichiro:あ、コラコラ。キーボード触っちゃだめ、もーう(笑)。いたずらするのでおいてきますね。

@masamichi:メルカリグループのエンジニアにも、猫好きな人が多いですよね。

@daichiro:そうですね。Slackに猫好きな人が集まっているチャンネルがあるので、僕も最近ジョインして猫の写真を投稿するようになりました(笑)。

@masamichi:楽しそうで何よりです。

iOSアプリが僕らの生活を便利にしてくれた

@masamichi:改めてこれまでのキャリアについて教えてください。

@daichiro:学生時代からiOSアプリの開発をしていて、新卒で入社したのがドワンゴでした。組織を転々としながら、5年半ほどいろいろなアプリをつくっていましたね。最終的にはグループリーダーも任されました。

@masamichi:ちなみに、最初に買ったiPhoneは?

@daichiro:3GSです(笑)。

@masamichi:うわ! 一緒だ。懐かしい(笑)。

@daichiro:当時はアプリが少しずつリリースされたタイミングで。アプリを使うことで、生活がものすごく便利になった記憶がありました。だから「スマホでもっとこんなことができたらいいな」と思うようになったんですが、いかんせんアプリ自体がなくて。「じゃあつくるか」と思って独学で開発を始めたことが最初です。

@masamichi:プログラミングの経験もあったんですか?

@daichiro:そうですね。大学が情報工学科でC言語を扱っていたんで。当時はまだSwiftがない時代で、iOSアプリはObjective-Cで書かれていたのですが、C言語と似ているところがあったので、とっつきやすかったんだと思います。

@masamichi:僕もそんな感じでつくり始めましたね(笑)。あ、すみません。脱線しちゃった。ドワンゴではニコニコ動画をやっていたんでしたっけ?

@daichiro:そうですね。経歴としては電ファミニコゲーマーというキュレーションサービスをつくって、ニコニコ生放送のアプリをつくってという感じです。裁量があったので、リファクタリングの際に新しいアーキテクチャを試せて、iOSエンジニアリング以外の部分も結構学べましたね。メルペイに転職したのは、その後です。

働きやすさが日々アップデートされる会社

@masamichi:メルペイを知ったきっかけは何だったんですか?

@daichiro:iDに対応したというニュースです。当時から「◯◯ペイ」というサービスはたくさんあったんですがQRコード決済のアプリばかりで使用時に画面を見せなければいけない点がちょっと面倒だと思っていました。そんなときにメルペイのニュースを聞いて、ウォレットアプリから直接使えるので体験としてすごく便利な印象を受けました。もちろんiDという技術を使うことにはいろんなハードルはあるわけです。でも、メルペイにはユーザー目線での使いやすさを第一に考えて、ハードルを乗り越えてリリースしていける推進力がある。その強さには、すごく興味を持ちました。

@masamichi:組織としてはどういう印象を抱いていましたか?

@daichiro:メルカリがiOS分野で最先端を走っている印象はありましたね。iOS分野でカンファレンスなどを多く開催してきたことも知っていたし、そこでのプレゼン資料などもたくさん見てきたので。新しい会社ならより最先端な技術に触れられるのでは?と思い応募しました。

@masamichi:選考はスムーズに進みましたよね。オファーはすぐに承諾したんですか?

@daichiro:即決でしたね(笑)。単純に条件がよかったという理由もあるんですが、面接官の雰囲気や会社紹介の印象が自分に合っている気がしたことが大きいです。今はフルフレックスだし、有給とは別に体調不良時に使える休暇があって…働きやすい制度が揃っていて、常にアップデートされているので、入社後不自由なく働ける印象はありましたね。

@masamichi:それでいうと、僕は入社説明会で性善説について話を聞いたときのことはすごく覚えています。会社からの信頼を感じられて、同時に身の引き締まる想いもしました。

@daichiro:あ〜、すごくわかります。そういうところもいいですよね。

@masamichi:面接でのやり取りは覚えていますか? 僕も面接官としてお会いしているんですが、当時髪の色がピンクだったのですごく印象に残っていますよ。

@daichiro:もちろん覚えていますよ。たくさん質問に答えたんですが、それが@masamichiさんに響いているか全くわからなくて、すごく不安になったのを記憶しています(笑)。

@masamichi:そうでしたっけ? それは申し訳なかったですねぇ(笑)。たぶん僕も面接が初めての頃で緊張していたんだと思います。許してください。

@daichiroi:入社して話してみたら、すごく優しい方だったのでよかったです。

テックリードなのに、コードを書き続けられる

@masamichi:入社後はどういった業務を担当してきたのでしょうか?

@daichiroi:入社直後は、コードペイメントの機能を開発していました。その後は、ショップマップの開発、dアカウント接続のフォローなど。あ、dアカウント接続は基本的に手を動かしていたのが僕だけだったので、テックリードも経験しました。テスト自動化のプロジェクトではUIテストをたくさん書きましたし、クレジットデザインのプロジェクトでは定額払いとeKYC同時申し込みのタスクもやりました。

@masamichi:テックリードとしてdアカウント接続のフォローに携わっていた頃はまさにメルカリアプリのいろんなところでコネクションしていくタイミングですよね。メルカリのメンバーとコミュニケーションする機会も非常に多かったと思うのですが、テックリードとしてどのようなことをしていたのでしょうか?

@daichiro:確かに関わる人は一気に増えましたね。ただ特に問題はなかったです。初めてのテックリードだったので、自分が主体でやることへの一抹の不安はありましたが、他のAndroidエンジニアやフロントエンドの方たちと協力してできたので、プロジェクトもうまくリリースできたと思います。

@masamichi:前職でもリーダーを任されていたと思うのですが、違いはありすか?

@daichiro:自分で手を動かす範囲が全然違います。前職では僕はあくまでもグループリーダーで、iOSエンジニアが5〜6名いたので基本的に手を動かすのは彼ら。僕はタスク管理や仕様確認などをやっていました。ところが、メルペイの場合は1つのプロジェクトにアサインされるiOSエンジニアは多くて3名程度。少人数のチームなので、テックリードとはいえ自分もたくさん実装しなければいけません。ただ、僕としてはすごくラッキーだと思っていて。自分の中ではエンジニアとしてコードを書き続けたい想いはあるので、テックリードをしながら自分も手を動かしてコミットできたのは嬉しかったです。

英語力を磨き、チームにどんどん発信したい

@masamichi:メルカリグループがグローバル採用をしていて、いろんな国出身のメンバーが働いていることも入社理由のひとつだと聞いています。

@daichiro:日本語以外の語学を身につけたい気持ちは強いです。エンジニアは基本的に英語のドキュメントを読むことが多いので。

@masamichi:今も英語をすごく勉強されてますもんね。

@daichiro:会社の英語学習プログラムに参加しています。最初はちょっと緊張したんですが、今はすごく楽しみにしていて、1年半ぐらいは続いていますね。英語で会話すると少し人格が変わる気がしていて。そのあたりも新鮮で楽しいですね。

@masamichi:余計な内容が削がれてシャープになる感覚はありますよね。

@daichiro:余分なことを言うスキルがないだけかもしれないですけど(笑)。

@masamichi:それでも、かなりレベルアップしましたよね?

@daichiro:最初は、喋ることも聞くことも全くできませんでしたからね(笑)。入社した頃からiOSミーティングを英語で実施しているのですが、僕は他のメンバーが通訳してくれてようやく理解できていました。もうめちゃくちゃ焦りましたよ。だから英語学習プログラムに応募しましたし、個人的にもNetflixやYouTubeを英語で視聴したり、WFHが始まる前は海外出身のチームメンバーに話し相手になってもらったりしていました。その後も仕事で英語を使う機会は結構あるので、モチベーションは下がらずに学べていると思います。もっと勉強して、スラスラ喋れるようになりたいですね。

@masamichi:他にも今後の目標はありますか?

@daichiro:チーム内に発信していくことですね。違うプロジェクトにいると僕のエンジニアとしての力量を感じ取ってもらえないことが多いようなので。今自分が勉強していることなどもどんどんシェアして、いずれはメルペイが開催しているイベントなどにもチャレンジしていきたいと思います。

@masamichi:それはすごくいいですよ。メルカリにはエンジニアリングブログもありますし。

@daichiro:メンバーから「隠れたiOSマスター」みたいなことを言われたのが自身のチーム内での立ち位置を考えるきっかけになりました。

@masamichi:ヒドゥンiOSマスターって(笑)。

@daichiro:なので、どんどん発信し、イメージを一新していきたいと思います。

@masamichi:期待しています。では、最後の質問。どんな人がメルペイで活躍できると思いますか?

@daichiro:技術力以外のところだと、コミュニケーションのスキルだと思いますね。英語の話もそうですが、日本語で英語話者のメンバーにもうまく伝わる言葉を選べるようなやさしいコミュニケーションというか。自分の考えを相手にうまく伝えられる能力のある人が、活躍できる会社だと思います。あとは、チャレンジ精神の強さ。メルコインのようなチャレンジングなプロジェクトも次々に立ち上がっているので、エキサイティングな環境で力を試したい方にはぜひ選んでいただきたいですね。

@masamichi:そうですね。というわけで、今日はありがとうございました!

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