メルカリのグローバル環境を構築する、GOT(Global Operations Team)紹介

メルカリは現在、日本・US・UKの3ヶ国を拠点に、ミッションである「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」を達成するため日々尽力しています。今回はその拠点内外のコミュニケーション・ブリッジを務める、GOT(Global Operations Team)のHidsとSteveをインタビューします。

メルカリの翻訳チームから、グローバルに関わる全てを支えるチームへ。

―最初はGOT(Global Operations Team)という名前ではなかったんですよね。
Hids:入社当時は海外出身のメンバーもおらず、USと日本のブリッジ業務に名前もない状態でした。その後PDC(Product Development Coordinator)という名前がつき、アプリのローカライズと翻訳・通訳業務を主に行っていました。海外出身のメンバーが増えるにしたがって、グローバル採用や語学教育を行うなど、業務内容も広がったんです。それに伴って、2017年6月にGOT(Global Operations Team)という名前に変更しました。

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Hids Makino
大学までイギリスで育ち、2009年に来日。約2年海外営業などを担当したあと、NHN JAPAN(現LINE)にてローカライズ業務に従事。その後自ら翻訳会社を設立し、委託翻訳業務を行う。2014年6月にメルカリへジョインし、現在はGOTを統括するプロジェクトオーナーとして従事。

―HidsとSteveの話も聞かせてください。それぞれメルカリに興味を持ったきっかけはなんですか?
Hids:前々職でローカライズ業務や営業に関わったあと、自分で何かをやってみたいと思い、翻訳会社を起業しました。ゲームやテクノロジーが好きだったので、東京ゲームショウなどのイベントへ行って営業をしていましたが、徐々にひとりでいることへの寂しさや、チームとして成長したいという気持ちが生まれました。当時のメルカリはプロダクトメンバーが20人ほどしかいないスタートアップでしたが、創業当初からグローバルを目指していたし、自分が寄与できる事があるはずだ、と考えて入社しました。

Steve:私は元々趣味でプログラミングを勉強していました。川崎市役所で働くうちに、業務で学んだ通訳・翻訳スキルを活かせるIT業界へ行きたいと考えました。そこで出会ったのがメルカリだったんです。何より、最初の面接後にメルカリ社内を案内してもらったとき、社員がTシャツを着て働く姿が、市役所で働いていた私にとってはとても魅力的でしたね。

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Stephen Johnson(Steve)
アメリカ合衆国出身。大学時代に日本へ興味を持ち、国際基督教大学へ留学。その後川崎市役所の国際交流員に新卒採用され、2年間翻訳などの業務を担当する。2017年8月にメルカリへジョインし、主に翻訳業務とグローバル採用業務に従事。

―メルカリではどんな業務を行っていますか?
Steve:翻訳・通訳業務がメインですが、今はグローバル採用に力を入れています。今月はインドへ出張し、12月もまた行く予定です。また海外の競合アプリのリサーチ業務なども行っています。

Hids:今フォーカスしているのは、USメルカリのヘルプセンター改善です。お客さまがアプリを使う中で、どこで何に困っているのかという情報を様々な形で集め、プロダクトに反映する業務を行っています。GOT全体の業務としては、拠点間のコミュニケーションサポートを行っています。日本オフィスで英語しか話せない人のサポートはもちろん、日本人メンバーの英語力を上げるプロジェクトも進行中です。また言語だけでなく、文化面のサポートも行っています。例えば、異文化コミュニケーションの社内セミナーを通して、グローバルな環境を整えるための組織づくりをしています。

グローバルな組織づくりに求められるのは、英語力だけではない。

―言語面だけでなく、文化面のフォローアップを始めた理由はなんですか?
Hids:日本で働くことに興味がある、海外出身のメンバーが直面する課題は大きく分けて2つあると思います。ひとつめは、日本語は話せないけど優秀なメンバー。ふたつめは、日本語は話せるが、日本の文化、働き方に馴染めないメンバーです。優秀な人材を集め、思いきりアウトプットできる環境を用意するためには、文化面からのアプローチが必要だと感じました。

Steve:Global Meetup(※海外出身メンバーの採用イベント)に来る人は、特にそういう印象ですね。メルカリにはこの問題を解決する土壌があるので、文化面のギャップに悩む人こそ来てほしいです。例えば日本語はハイコンテクスト(全てを説明しない)文化ですよね。この文化に悩む外国人はとても多いので、そのギャップをサポートしたいです。

Hids:そういう意味では、最近は翻訳・通訳の需要は減りました。今まで英語を学んでいた人が、通訳不要になるなど、私たちのサポート活動が成果を出した部分も大きいですね。

―GOTの雰囲気はどうですか?
Hids:現在メンバーは、インターン生も含めて9人います。バックグラウンドも様々で、例えば国籍だけみてもUK・ US・オーストラリア・シンガポール・日本と、かなりグローバルです。雰囲気は、メルカリ内でも特に「盛り上がっている」印象ですかね。コミュニケーション言語は「お互い楽なもの」を選んでいて、話しかけるときも相手がしっくりくるほうの言語を選んでいます。またGOTの座席はプロダクトグループのど真ん中にあるので、まさにプロダクトと密に関わっているという印象があります。

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目標はグローバルな視点で、メルカリを成長させること。

―今後の展望は?
Hids:2つの目標があります。ひとつめは組織面で、日本オフィスの30%を海外出身メンバーにすることです。単純にその数字を達成するのではなく、どんなメンバーでも活躍できる快適な環境を作っていきたいですね。もうひとつはプロダクトの成長に一層寄与すること。日本で培ったメルカリのノウハウを、GOTが率先して海外にシェアしていきたいと思っています。例えば地震や台風に見舞われた時、日本のカスタマーサポートはどんな情報をお客さまに発信しているのか。実はこういう情報ってUSやUKにとってとても有益だったりします。将来的にはナレッジのパッケージ化をして、新たな拠点へ進出する時すぐに行動できるのが理想ですね。

Steve:スケーラビリティという点では、企業が日本語だけで世界を目指すのは難しいと考えています。ですから日本人メンバーの英語学習をサポートをより充実させて、通訳が必要ないレベルに育てたいです。また一方で、英語話者も日本語を話せるようにサポートしていきたいですね。

―メルカリのGOTメンバーには何を求めていますか?
Steve:自分の意見をフランクに言える人がいいですね。間違いに気づいて、指摘することができる勇気を持っていてほしいです。また、翻訳・通訳にとどまらないチャレンジ精神があったり、ユニークな考え方を持っている人が来てくれると嬉しいです。

Hids:IT業界出身ではなくていいけれども、ITに対する知識関心は最低限必要だと思っています。そしてもちろんメルカリが大好き・テクノロジー大好きな人を待っています!

GOTチームに少しでも興味を持った方は、ぜひ気軽に遊びに来てくださいね♪

Global Operations, Translator/Interpreter

Global Operations, In-House English Teacher

Global Operations, Onboarding and Talent Outreach Specialist

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