がっつり語り合った「メルロジトーク 〜プロダクト開発編〜」レポートをお届けします!

こんにちは、メルカリBizDevの@yokoです。

先日「メルロジトーク vol.2 〜プロダクト開発編〜」を開催しました。参加いただいたみなさまからアンケートで

「プロダクトの未来像から現状、課題まで具体的な話が聞けておもしろかった」
「現場の人の生の声が聞けて、非常に楽しかった」
「オフィシャルでは聞けなかった内容で、たくさんの刺激を受けた」

など、ポジティブな言葉をたくさんいただいた今回のメルロジトーク。

すべてを明かすことはできませんが、どんな話があったのか、参加できなかったみなさまに少しでもお伝えできればと思います。

それでは、「メルロジトーク 〜プロダクト開発編〜」スタート!

この記事に登場する人


  • 木下慶(Kei Kinoshita、@kei)

    筑波大学大学院コンピュータサイエンス専攻修了。NTTデータでのSE職、ランサーズでのエンジニア・プロダクトマネージャー職を経て、2016年6月株式会社メルカリに入社。US版、UK版メルカリのPMを担当後、2019年7月よりJP版メルカリのHead of Product。2021年3月より新規事業チームに異動し、2021年11月よりメルロジCPOに就任。

  • 中西章裕(Akihiro Nakanishi @aki.nakanishi)

    メルロジ Head of Products。学生時代に休学し、株式会社パンカクにてサーバーサイドエンジニアとして参画。卒業後NTTデータで営業職を経験した後、株式会社パンカクのディレクター、株式会社エモーシブのエンジニアとして参画。同社を売却後、2018年9月株式会社メルカリに入社。新規事業チームを経てlogistics領域を担当。

  • 岡田貴琳(Kirin Okada, @kirin)

    メルカリ Product Manager。大学在学中にサンフランシスコのVCでのアナリストやスタートアップの立ち上げを経験。大学卒業後は株式会社メルカリに新卒入社。入社後はLogisticsチームで宅配便ロッカーPUDO発送やあとよろメルカリ便などの開発を担当。

  • 伊藤勇輝 (Yuki Ito、@kikki)

    日本マイクロソフトなどのインターンを経験後、大学在学中の2016年7月株式会社メルカリにインターンとして入社。カスタマーサービス部門でお問い合わせ対応やオペレーション企画・分析業務に従事後、新卒入社し、メルカリ日本事業の違反検知プロダクトチームでプロダクトオーナーを経験。2021年10月よりLogisticsチームのプロダクトマネージャー。

  • 森嶋涼子(Ryoko Morishima、@morishim)

    メルロジ Head of FM/LM Ops Design&Planning。大学卒業後、2002年に住商スチール㈱に入社、北米・ヨーロッパ・アジアへの貿易事務を担当。2006年渡米。米国シリコンバレーで半導体装置部品の輸入業務に従事。2007年から2021年3月までアマゾンジャパンの輸送事業部でBtoCの配送オペレーション構築、自社物流網の立ち上げに従事。株式会社メルカリの事業開発部門でLogisticsを担当。

  • 浅井彩織(Saori Asai、@asai)

    メルロ人事(メルロジ人事)。2018年10月にメルカリへ入社。リクルーターとしてコーポレート部門のエンジニア・デザイナーのほか、マーケティング部門などビジネス職種の採用を担当。現在はメルロジで人事を担当する。


メルロジプロダクトチームが目指すのは「データとテクノロジーを活用した集荷物流網の構築を通じた、付加価値サービスの提供」 by @kei

集荷物流網とは?

@kei:メルカリでモノが配送されるとき、出品者の手元からモノが配送事業者さまの方に渡り、その後購入者に渡ることとなると思うのですが、これまではそれが配送パートナーにより一気通貫で実施されてきました。

それを今後は、出品者のモノが集められて仕分けされるところまでを(メルロジ)集荷物流網、仕分けされてから購入者に届けられるところまでを配送パートナー物流網を利用して、実施できるようにしようとしています。

集荷についてはメルカリ独自のタッチポイントとして「メルカリポスト」を8000か所を目標に配置することとしており、仕分けの場所で付加価値サービス、例えば修理やクリーニングを付加できたらと思っています。

どのような組織でプロダクトを開発しているの?

@kei:メルカリJPという日本のメルカリアプリを開発しているカンパニーがあり、その中にBusiness Operations Divisionという部署があります。その中に、BusinessチームとProductsチームがいます。

ProductsチームはLogiチーム、OMOチーム、デザインチームと3チームからなっており、Logiチームはさらにメルロジ領域とメルカリC向け領域に分かれています。Engineering DivisionはBOと並ぶ形で存在し、LogiチームとOMOチームに分かれています。

今はどんなプロダクトを作っているの?

@kei:現在、メルロジ、メルカリのお客さま向け発送・受取UX、OMOと3つの領域のプロダクトを開発しています。

メルロジでは、まずは、仕分けする場所で、仕分けするスタッフの方が使用するプロダクト(下記、キャプチャー)を作っています。荷物についているQRコードを読み取り、伝票を発行し、宛先ごとに仕分けをするという作業をサポートするFlutterで開発しているAndroidアプリです。

@kei:今後の展開としては、まず他社ECも含めて返品集荷ができるようにしたいと考えています。また、メルカリShops(メルカリが2021年10月に本格スタートした新規事業)の出店者向けに出品・梱包・発送代行ができるようにしたいと考えています。さらに、これを他社のネットショップ出店者向けにサービス提供できたらと考えています。

@keiメルカリのお客さま向け発送・受取UXは主に物流・発送・受取の体験に関わるLogisticsと取引に関わるTransactionの2つの領域を担当しています。

@kei:Logisticsで実施してきた取り組みとしては、たのめる便、あとよろメルカリ便、メルカリポスト、非対面の置き配、ゆうパケットポスト発送用シール等があります。(下記、参照)

今後も積極的にお客さま目線でより分かりやすく、より便利にできるような開発ができるよう検討をしています。

@keiOMOでは、パートナーさまと組んでメルカリリペアという店舗の提供をしています。こちらの店舗におけるお客さまの体験、店舗スタッフの体験をより良くするプロダクトの企画開発をしています。

プロダクトとしては、お客さまがサービスの検索・予約・決済を行うポータルサイト、お客さまが店頭で受付を行うプロダクト、パートナー事業者向けの予約・売上・業務管理ツールの3種類を作っているところです。

@kei:そして、その後はまさに現場を動かしているメンバーによるパネルトークです。

パネルトーク1「メルロジのPoCを経て見えた課題」

ー@keiによるプレゼン後は、メルロジメンバーによる@morishimと@kikki、@aki.nakanishi(ファシリテーション)によるパネルトークを実施しました。その内容もお届けします!

@aki.nakanishi:対外的に話すときって大体良いことしか言わないじゃないですか、今日はその裏側…大変だったことや苦労話もしっかり話していければと思います。それでは、まず、どんなPoCを実施したのでしょうか?

@morisim:都内で車一台を走らせて、複数のメルカリポストをぐるぐる回って集荷する、集荷した荷物を仕分け拠点に持っていく、というPoCを実施しています。

@aki.nakanishi:では、早速ですがPoCを実施して見えてきた課題…ありますか?

@morisim:あります。それもたくさん(笑)。最初はもちろん何件回るか、どのくらいの時間をかけて回るかというプランニングをしていました。ただ、実際にはプランニング通りにいかないんですね。

✔都内なので道に簡単に停められない場所もあり駐車場を探す必要がある
✔商業施設内では配送業者が決まっていて、いわゆる館内配送のしばりにぶつかる
✔ポストを置いている店舗が休業で、集荷ができない

@morisim:などなど。事前に準備はしているのですが、実際行ってみてわかることというのがたくさんあり、今は人がデータベースを作っているという感じです。

@aki.nakanishi:駐車場や館内配送の話っていうのは、それらにより集荷効率が悪くなるということなんでしょうか?

@morisim;計画を立てていても、館内配送にぶつかると想定の2倍、ちょっと遠目のコインパーキングに停めようものなら想定の2倍、3倍と時間がかかってしまう。今はPoCなので課題を見つけながら進めているのでいいが、ダイヤを組んで実施するにあたって問題になりますね。

@aki.nakanishi:こういう課題に対してPM目線でこんな解決ができそう?というのはありますか?

@kikki:例えば、休業時間であれば、ドライバーから得た情報をデータ保存して、再びドライバーにフィードバックしていくことができる。それを地図上に載せることでドライバーがより簡単に行動しやすくできる。更にそのデータを分析して効率的な配送網を示していけると良いと思っています。

@morisim:駐車場についても、埋まってしまっていることもあるので、そのあたりの情報もデータ化することで、どのドライバーが行っても迷いを減らすことができる、そういうことができると便利だなと思う。

@aki.nakanishi:車がもっと小型だったら問題ないということもあるのでしょうか?

@morisim:住宅街等は特にそうですね。2tトラックと軽自動車では全く違います。ただ商業施設関係はあまり関係ないですね。繁華街や駅前では離れたところに停めなければならないということが起きてしまいますね。

メルカリポストは使われている?

@aki.nakanishi:メルカリポストに入っている荷物を収集していると思うのですが、荷物の量も計画通りとれているのでしょうか?

@morisim:…実は、実際の荷物の量は計画よりもかなり下回っているんです。まだまだメルカリポストの認知度が足りないなと思っています。メルカリポストの数も少ないですし、メルカリポストを使ってもらう体験の良さというのを知ってもらえていないんだということを痛感します。

ただ、こういう現実を知るということがPoCの目的でもあるので、これを増やす作戦を進めています。

@aki.nakanishi:認知施策はPMでも既に始めてますよね?

@kikki:すぐにできることとしては、通知を送ったり記事を書いたりして、お客さまに伝えるようにしています。ただ、利用数を増やせていないというのは、お客さま向けの体験の課題なのだと思っています。これまでのお客さまの発送体験の中にいかに自然にメルカリポストがそこにいるかということだと思っているので、中長期的にこの課題に対応していく予定です。

@aki.nakanishi:物流についてこういうシステムあったらいいな、こういう体験作れたらいいなというのがあったらお伺いしたいです。

@morisim:運用目線でまず1つ。今のメルカリポストの伝票に載っているバーコードが非常に大切なのですが、それをお客さまにペロッと剥がされてしまうことがあるんです。それって根本考えると剥がされるようになっているのが悪いと思う。なのでそれを根本解決したいと思っています。そもそも剥がさなくて良い伝票にしたらいいなと思います。究極は伝票なければいいなと思います。

@kikki:伝票なしっていう話はメルカリならではで実現できるのではないかなと思っています。お客さまは出品時にすでに写真を撮っているので、伝票の役割である商品の識別は、その商品画像が代替できるのではないかなと思いました。

@aki.nakanishi:メルカリポストの初期開発は自分が担当していたが、最初から伝票をなくしたいという話をしていたんですよね。これは本当に検討をしていきたいと思っています。

@morisim:私たちっていつも当たり前に伝票を書いてると思うのですが、書いてることって同じなのでそれがなくせないかなと思うんですよね。お客さまにとったらそれがいいはずだな…と。

@aki.nakanishi:本格的に物を運ぶ仕組みを考えるようになって、これまで当たり前にやっていた習慣で不要なものがたくさんあるなと気がついたんですよね。そういうものを当たり前とせずに変えていきたいなと思っています。

パネルトーク2「OMO領域での課題」

ーパネルトークの2つ目には、@keiと@kirin、@asai(ファシリテーション)が登場。OMO領域について話しました。

「メルカリのその先」を見据えたプロダクトとしてのチャレンジ

@kirin:私はメルカリの配送サービスのUXのPMをしています。今回新しくメルロジとしての事業を展開していくということで、メルカリと新しいプロダクトを繋ぎ混んでいく必要がありそこが大変だと思っています。

例えば、先程メルロジの紹介で出ていたような梱包代行のような新しい配送サービスを提供する際に、新しくメルロジで作りたい新しいUXを元々メルカリを利用していただいているお客さまのUXにどうやって組み込んで行くのかを考えることがチャレンジだなと思っています。

@kei:OMOの方で話すと、実店舗向けのプロダクトを作っているのですが、オンラインに閉じていれば気にならなかった色んなことを想定する必要があります。例えば店舗にスペースがなかったり、スタッフ1名のみで回している店舗があったり、リアルな動きを考えながらプロダクトを開発するというのが、チャレンジかつ楽しいと感じています。

@asai: @keiには先日メルカンでの対談でもOMOに関して語っていただきましたね。(link)

@kirin:また、今まで会社としてやっていない領域にチャレンジしていくことが多いので、これまでやっていなかった我々だからこそ出てくるアイディアだったり、無茶だったりもあります。それが改革に繋がるのではないかなとも思います。

今メルロジには元々メルカリにいた社員と前職まで物流の専門家として働かれていた社員が複数名ずついます。ユーザーストーリーマップをするときなど、元々メルカリ社員側からは突拍子もないアイディアがでて驚かれたたくさん出たりしていました。

他にも、これまでのメルカリのビジネスであれば、事業を伸ばすためのKPIがはっきりしていて、これを伸ばしていこう、そのためにこれをしようというのが分かりやすく、説明しやすかったんですよね。ただ、今回は新しい事業なのでそれが何かを見つけるところから始めなければならない、そのため、他に関わってくださる方に説明するのも難しいなと感じています。

ただ、メルロジとしては、大きな社会課題にチャレンジしていこうとしているので、すごくやりがいがあります。

@kei:まさにそうですよね。メルカリは今は多くのお客さまに使っていただいているので、新しい機能や改善施策でもある程度使っていただいたり、KPIに影響が出たりしていたんですよね。ただ今回全く別のプロダクトを作っているので、実際に使ってもらえるのかな、取引増えるのかなというのは不安に思っているところですね。

@asai:リスナーの方々からもコメントが!

@kirin:そうですね、メルカリではこれまで小さく始めてみてお客さまの反応を見て拡大していくということができたのですが、物流の場合最初の段階で作って置かなければならないものがたくさんある。なので、これ自体がチャレンジになっているなと思っています。

@kei:OMOのプロダクトはWebで独立して作っているのですが、これは今のメルカリアプリに組み込むことの複雑さと実装スピードを考えてそうしてきています。Webで作って利用状況を見てから、ゆくゆくはアプリに組み込みたいと考えています。

組織観点でのチャレンジは…?

@kirin:現状はビジネスを作る、チームを作るというのを1からみんなでやっています。そのため、純粋なPMの業務以外にもミッションを作ったり、採用をしたり、ということがあり、多忙です(笑)。でも、それは自分にとってはチャンスでもあるので頑張っていこうと思っています。

@kei:人が足りませんというのが一番きついですね(笑)。自分がPOやりながら3つのプロダクトのPMを1人でやっているのが課題ですね。

@asai:お客さまの中にいらっしゃいませんか〜?ってことでしょうかね(笑)。せっかくなので、どんな方があいそうでしょうかね?

@kei:今立ち上げフェーズなので、やることが多岐にわたっています。なので何でもやってみたい、幅広くやりたいという方に向いていると思います。

@kirinメルカリだとメルカリアプリがあってto C向け開発が多く、そういうサービスを経験した方が多くいたのですが、今後物流やOMO周りということで、様々な経験をした方が一緒に働ける機会になるのではないかなと思っています。

@kei:IT業界でない方に説明するのは難しくないですか?という質問…ありがとうございます。だいたい皆さんすごく興味をもってくださっているんですよね。なので説明するの大変とか教えるの大変というよりも、知りたいという気持ちを出してくださる方々と働けるのが楽しいですね。

そして今回の目玉「メンバーと個別の懇親会タイム」!

オフィシャルには語れないあれやこれやで各セッション非常に盛り上がりました。が、ここではちょっと書ききれないんです(涙)。

ということで、メルロジに興味がある、OMOに興味がある、もっと聞いてみたい、社員と話してみたいと思ったそこのあなた、ぜひご連絡ください!

メンバー一同、首をなが〜くしてお待ちしています!

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